ゴルフは人を表す……
って言うよね。
「人」というより、
その人の精神状態だったり、
置かれている環境だったり。
要は、今、その人の心が
ヘルシーか、どうか。
メモリアル・トーナメント初日。
スコアと順位は、まさにそういうことを
示しているんだよね。
つい最近まで
世界一だったローリー・マキロイが
6オーバーだよ。
プロ転向以後、
もう２つもマネジメント会社を
離れたマキロイ。
今度はパパが経営する会社が
マネジメントをするんだって。
それはそれで、いいと思うよ。
マキロイのパパは、いい人だし、
親しみやすいから、
マネージャーには向いている。
でも、そんなことが気になっていると
やっぱりゴルフのほうは
なかなか振るわないよね。
ドーピングの嫌疑をかけられ、
それが晴れたら今度は米ツアーを訴えちゃった
ビジェイ・シンは2オーバー。
ロングパターの
アンカリング禁止決定を受けて
自分専用の弁護士を雇い入れ、
徹底的な情報収集を試みるという
アダム・スコットは
今日は1オーバーか。
そして石川遼は、2オーバーか。
彼の場合は、訴訟とか、マネジメントとか、
そういう面倒臭い話はないけれど
今年、どうも晴れやかな表情が少ないのは
胸の中に何かがあるから、だろうなあと思う。
おまけに日本のゴルフ界は
石川遼ブームから一転して
今は松山で一色。
米メディアも「ヒデキ・マツヤ～マ～」なんて
結構、言っている。
松山くんの経歴や経緯を
空で言えるぐらい知っている記者もいる。
そんな空気を感じたら
そりゃあ、石川だって内心、
穏やかじゃないだろうけど
これは人気アスリートの宿命だよね。
後発のライバルへの意識の向け方、
意識の持ち方、かわし方。
難しいけど、乗り越えられなければ
スターの座は奪われてしまうだけのこと。
がんばれ～。
どっちも（笑）。
うん、私はどっちも好きだからね。
でも、まあ、最近の米ツアーは
どこか病んでますね。
一番、アホらしかったのが
タイガーとセルジオ・ガルシアのケンカ。
あ、ガルシアの遠吠えとも言うのかな。
とにかく、みんな
ゴルフに集中しようよ。
もうすぐＵＳオープンですよ。