林瀬那 文庫 〜あなたへの物語の世界〜 -28ページ目

林瀬那 文庫 〜あなたへの物語の世界〜

作家の林瀬那です。

私が
描いた物語を載せてます。

本棚から本を手にするように
自由に読んで下さい。

よかったら
コメント欄に感想書いてくれると
すごく嬉しいです。

 

 
 

 

 

物事を

さかさまから見るのが好きだ

 

ほざいていたら

 

 

 

 

 

次の日の朝

全てが

さかさまになっていた

 

 

 

 

 

 

 

重力が

どこにかかっているのか

もう

分からなかった

 

 

 

 

それなのに

みんな

日常生活を送っていて

 

 

 

みんな

その世界を

少し不自由そうに

 

そして

おもしろがりながら

生きていた

 

いや

そうしてでも

生きているように見えた

 

 

 

 

私は

とても

それが嫌だった

 

苦痛でしかなかった

 

 

 

 

 

なにもかも

まるで

見透かしたように

偉そうにしていた

罰なのかもしれない

 

 

 

私だけ

みんなのようには

生きられなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だから

そこから抜け出して

 

他の銀河に

移り住んだのだと

 

 

木星から

すれ違いざまに聞いた

 

 

 

 

 

木星は

かすかに笑って言った

 

「そんな私は

あなたの痛みが

理解できる」

 

 

 

私は

それを聞いた瞬間

 

なぜだか

涙が溢れて

止まらなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宇宙は

相変わらず

孤独だ

 

 

 

そして

哀しいくらい

愛に満ちていて

 

まるで

人生そのものだ