たこ焼きパーティーの間中
土星さんは
そのまま
包まれるように
くるくる回りながら
丸い型の中で
あたたまり続けました。
程よく火が通って
お馴染みの土星色になっていきました。
姉とキッチンで
新しいタコを切ったり
チーズを冷蔵庫に探しに行ってる間に
気がついたら
土星さんは
いなくなっていました。
私たちの焼いたたこ焼きは
金粉のようなものがキラキラふられて
美しく輝いていました。
まるで
宇宙のように
宇宙の星々のように
全てが光り輝いていました。
「土星でも
悩んだり落ち込んだりすることが
あるのかもしれないね。
私たちが
勝手に
土星は完璧だって
思ってるだけで。」
姉が
ポツリと呟きました。
「そうだね
そうなのかもね。
なんか
土星も弱るんなら
私が
時々意味もなく
落ち込んだりするの
仕方ないじゃん
ってすら思ってきたよ。」
最近、
ずっと落ち込んでいた私は
そう答えました。
「そうだね。
本当
なんか
全部どうにかなるんじゃん
って思ってきた。」
「なんか
不思議なたこ焼きパーティーに
なっちゃったけど
今日
久しぶりに
やってよかったね。」
「美味しかったし
よかったね。」
私たちは
顔を見合わせ
つい
笑ってしまいました。
キラキラとみたことのない光を纏った
光り輝くたこ焼きは
子供の頃
食べた味に似ていました。
おかげで
姉と私は
お腹いっぱい
ちょっぴり
食べすぎてしまいました。
~終わり~