『出会いは人生を豊かにし

 別れは人生を深くする』


という言葉に出会いました。


本当にその通りで、


2022年、私は娘という存在に出会うことができて、人生が豊かになったのを毎日毎日実感していました。


結婚生活は、
二人でいると『楽しい』
家族が増えて『心強い』
『ときには我慢も必要』
みたいな言葉がぴたっとくるけど、


子育ては単に『楽しい』とか『大変』とかでは表せない、そうだ、『人生を豊かにしてくれる』っていうのが一番しっくりくるな。ってここのところ思ってた。


大変なことももちろんたくさんあるけど、それよりも、
なじみのある場所が娘と行くといつもより楽しく思えたり、
おいしいものを食べたら娘にも食べさせてあげたい、
素敵な景色を見せてあげたい、
この人に会わせてあげたい、
みたいに、
誰かのためにこんなに何かをしてあげたいと思い、誰かにこんなに幸せに生きていって欲しいと願い、それが生活の大半を占めることって、なんて豊かで幸せなことなんだろうって思いました。


そして、年の最後に母を亡くしたことで、
母がかけてくれた言葉や愛情を思い起こし、残していったもの一つ一つと向き合いながら、
母がどんな思いでここまで生きてきたのか、
どんな思いで私達姉弟を育ててくれたのか、
天国ではどうしているかな、
どんなこと考えてるかな…
というようなことに思いを巡らせることで、今まで以上に母へ深く感謝し、自分のこれまで、これからの生き方についても改めて考え直すことができました。
これが人生に深みが増す、ということなのかなぁ。


出会いは、出会った時点ではその人との思い出は0だけど、その分これからどんどん時間を共にして楽しいことや辛いことをたくさん積み重ねていくワクワク感がある。
その積み重ねのことを、人生が豊かになるって言うのかもしれない。


別れは、もうその人との時間や思い出がプラスになっていくことはないけれど、その人と過ごして積み重ねてきた時間をじっくり思い返して、その別れをどう今後に生かしていこうかということを考える。同じ辛さを味わった人の気持ちがわかってあげられるようになる。
そういうのが、人生に、人間に深みが増す、ということなのかもしれない。


人生最大と言っていいほどの出会いと別れを経験した2022年。


豊かさと深みが増すように、前を向いて生きていかなくてはと思います。