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↑きしめんって、焼かないものなんでしょうか?

 

半額だったきしめんを、焼いてみた。具はおねぎと、こんがり焼いたあぶらげ。

まんなかのは、蜜ちゃんからもらった登米市産直ほうれん草と、缶詰とみぎのバターソテー。

とうもろこしを、「とみぎ」呼ぶ人って日本の全人口の何パーセントぐらいかなあ。

 

ごはんのあと、あるある大辞典の心理テストをふたりしてやる。こういうとき、わたしたちはけっこう真剣。

途中入る解説VTRは、あまり見ない。隙をみて、お茶を入れたり本読んだり、物を書いたりしながら過ごす。

 

 たとえば自分の畑で丹精に育てたさつまいも。

 さて果たして土中にはどれだけの芋が実ってるか。

 

「こ太いのがごろごろ、ぽくぽくしてうまそう」とわざわざ注意書きまで入れたわたしの芋、計13本。

これは欲求不満度を表しているらしい。5本以上だとたまってるって。わはは。

 

 あなたはカレーをつくっていました。

 まちがって砂糖をどさっと入れてしまった。さあ、どうする?

 1・肉じゃがにする 2・ほかの調味料も加えて濃口にする 3・作り直す 4・甘口カレーをいただく

 

わたしは4にした。いちばん手間もコストかからなさそうだから。

こちらはアドリブ力を示すそうな。わたしゃ、そのかけらもないらしいですが。

 

ほかの診断によると、「ケチ・心は広し・無鉄砲・じつは無邪気な清純派(ぷぷっ)・依存度は低い」と出た。

ああ、おもしろかった。占いとか心理診断ってのは、わらえればいいや。当たりはずれは二の次で。

 

おばけもオーラも見えやしない。もちろん未来を予知することもない。

でもさ、「こうなる」 「そうなったらいいな」 「あのひとに会いたい」 こういうのって、ちゃんとそうなるでしょ。

いつのこまにか、考えてたとおりに道歩いてることに気づける時って、ほんとうにうれしい。

自分のことだろうが、他人のことだろうがおかまいなし。ただいっしょになって喜べる。

 

夕方、ベランダで洗濯ものを取り込んでたら、電話がかかってきた。

 

「会えたよ!」

 

ずっとずっと会いたかったひとに、道ばたで出会ったというんだ。

前回のそのひ帳のたとえに置き換えるなら、かつて女子高生地蔵におやつを供えてくれた子からである。

(漬物石をよっこいせとどかしてくれた輩とは、会わなくなって久しい)

 

知り合って10年。今日の知らせはこれまででいちばん、わたしを力づけた。

想って想って、信じて疑わなけりゃ、届くんだ。

届くのがあたりまえになるくらい、願うことができた日には。

 

使い方さえ勘ちがいしなければ、電話はこんなにもわたしを潤す。

携帯電話よ、ありがとう。わたしとあの子をつないでくれて。

伝えてくれて、ありがとう。わたしの思い込みに拍車をかけてくれて。

 

東京は花盛りだったそうで。

みちのくの春は、宮城の桜はこれから。

ここから、届けるよ。

 

またあした

 

けいじばん