↑わたしの写真て、横顔と後ろ姿ばっかり多いのはなぜだ。メドゥーサあつかいですか?


こんなことブログに書くのはどうかと思うが、あくまで日常報告が目的なので記録として残しておくとしよう。

同居5日目の妹・ことらが、またしても約束を破りおった。

ようやくトイレのふたを閉めてくれるようになり、今日なんてそうじもごみだしもしてくれて、母・ふくに電話で話したら「雪降ったのはそのせいだ」と言われるほど。

ふたりで買物にでかけ、きちんとした夜ごはんをこしらえて、さあいただきましょうかってときになって、わたしはことらの嘘に気づいた。

炊きたてのごはんの湯気がもわもわするなか、説教する。

こいうとき下を向いてだんまりするのは反則だろう。ちゃんと目をみておくれと、わたしゃこれまで何べん言ったことか。

わたしと目が合うと、石にでもなるというのか。

湯気が薄れ、味噌汁もひんやりと冷め。シュウマイのてっぺんが固くなってようやく、わたしは箸を持った。

自室にひっこんだことらに声をかけ、サッカーのイラン戦をみながら、ふたりでいただいた。この子のいいところは、引きずらないってことだね。その分忘れるのも早いんだろうけどもさ!

嘘は嘘、めしはめし。そうだよ、そのとおりだ。

 
記憶には、組み合わせがある。色や天気やたべものを、わたしはひとと結びつけて、しつこく忘れることはない。

雨が降れば、雑貨屋で鳥グッズを見つければ、袋ラーメンが安売りしてれば、それぞれ思い起こすひとがある。

今夜は東の空にくっきりとしたお月さんが浮かんでいて、ことらと買物に行く前に、オーバーを着こみながらわたしはひっそりお月見した。

スーパーでは大福が半額で売ってて、団子じゃないけどまあいいやってかごに入れた。ごはんたべたら、ことらとたべんべーって。

な・の・に! ことらは姉のみならず、月見大福までも裏切ったわけ。

くやしいのでこれからわたしがふたつとも食べてしまおうと思う。これはけしてマフィンのうらみを晴らしたいわけじゃない。

あらためて、約束しとくれ。今宵の月に誓え。


・そのひのことのは-022・


 神埼与五郎は言い訳をしなかった。
 弁解も、弁明も、しませんでした。


2002年11月25日のそのひ帳(ノート版)より抜粋
 
 
…なにかからの引用のはずだけど、わからない。与五郎って誰さ。とっても気になるぞ。

四万十にいた時期なので、テレビではないはずなのはたしか。
小説かな、でもなんの?


今日の写真。四万十川は山のなかにある流れのあるプールみたいなもんでさ、あらゆるものが水鏡に映りこむんだよ。

空も、雲も、樹も人間も。おんなじように、対称に。
 
 
もりうみけいじばん