コロナPCR検査を外注で検査できるできないと騒いでいる一方で、

健診がスタートする月になってしまいました・・・。

採血をする人がおらず、検査課に押し付けられたわけですが、部屋

が狭いので、待合室の端に採血スペースを作りました。

そのスペースは暗くて光が必要で、一般的な発想であれば、電気ス

タンド等を考えていました。

そこに登場したのは、写真屋さんで使う照明スタンドでした(笑)

病院なのに、なぜこんな物があるのか、謎です(笑)

誰かの趣味なのでしょうか・・・。

また職員室にあるような机と、写真屋さんの照明スタンドと寄せ集め

の物で作ったので、採血室というよりは、刑事ドラマに出てくる尋問

室のような雰囲気で、笑うしかありませんでした・・・。

今週のどうでもいい出来事でした。

熱が下がらなくて、受診された方です。

最近では発熱があるとコロナを疑いますが、原因は意外にも、腎盂腎炎でした。

数日後、微熱は続いていたようですが、泌尿器の超音波検査の依頼がきました。

 

最初に膀胱を観察しましたが、膀胱壁は肥厚もなく奇麗でした。

また尿管も拡張もありませんでした。

回復されたかなと、右腎を観察すると腎盂の拡張が見られ、腫大がみられました。

左腎も腫大しており、右腎と同様、腎盂の拡張が観察され、尿管は途中までで消失して

ました。

本来ならば、右腎臓よりも左腎臓の方が少し大きいのですが、この方は右腎の方が大きく、

明らかに腫大してました。

ご本人は右側に少し痛みがあるが、もう大丈夫だろうと考えられていましたが、検査後に発熱してしまいました・・・。

 

検査中に、心を開いてくれたのか色々と話してくださり、子供の頃からトイレに行くのを我慢していたと話してくださいました。

それが習慣になり、今では一日に一回くらいしかトイレに行かなかったそうです。

また膀胱炎のような症状があったと・・・。

対策として、こまめにトイレに行く重要性を説明しました(笑)

また私自身も、トイレの我慢は禁物だと実感した症例でした。

 

今回の症例で少し疑問に思ったことがあります。

トイレを我慢していたならば、尿閉と同じ状態だと思うのですが、この方の場合は膀胱壁の肥

厚が見られなかったことです。

尿閉で尿管が開いて水腎症を繰り返す場合、膀胱壁が肥厚してひどいと肉柱が観察されるのですが・・・。

今後の課題ですね。

 

腎盂腎炎とは、細菌感染による腎盂、腎杯および腎実質に炎症が生じる病気です。

至急、心電図検査と言いわれ、行ってみると・・・、心房細動でした。

脈拍が速く、苦しそうでした。

状態が悪く、心エコー検査まで行えませんでした。

 

心房細動(atrial fibrillation)とは、心房の各部分の無秩序な電気的興奮により、心房の細か

な興奮が心室へ不規則に伝導するため、心室の心室のリズムも不規則となる状態をいう。

心房粗動(atrial flutter)とは、心房内で発生した電気的興奮が規則正しく心房内を旋回し、

決まった頻度で規則正しく心室に伝導する状態をいう。

 

心房細動(atrial fibrillation)をきたす原因疾患

①心房負荷に起因するもの

   ・僧帽弁狭窄症(mitral stenosis) ・僧帽弁閉鎖不全症(mitral regurgitation)

②甲状腺機能亢進症

③虚血性心疾患

④心膜・心筋疾患

   ・心膜炎 ・拡張型心筋症(dilated cardiomyopathy) ・肥大型心筋症(hypertrophic 

cardiomyopathy)

⑤心房中隔欠損症(atrial septal defect)

⑥高血圧性心疾患

 

心房細動で重要なのは、血栓が生じやすいということでしょうか…。

心エコー検査依頼がきたら、よく見えないですが、左房内(左心耳)に血栓がないか、気を付

けます。

今回もアルコールによるトラブルです。

人手が足りずに採血しにいったのですが、その方が「蛇の抜け殻が見える」と言うのです。

採血をしている時は、よくわからないでいましたが・・・。

検査室に戻ると、先程の採血の方の腹部エコー検査の依頼が入ってました。

カルテを開いてみると、アルコール性の肝性脳症と書かれていました。

 

実際に腹部エコーを行ってみると、立派な側副血行路ができており、腹水は見られないが肝

臓の方は硬そうな画像でした。

この立派な側副血行路は画像の位置から、左胃静脈、食道静脈と思いましたが、蛇行してい

てよくわかりませんでした。

脾門部近傍の側副血行路は見られない感じでした。

 

アンモニアの血液データがやはり高かったので、採血時に幻が見えていたのでしょう。

確かに、目の焦点が合ってなかったような・・・。

 

アルコールは程々にですね(^‐^;

自粛期間が開けた途端に、腹部エコーの依頼が増えました(笑)

外出できなくて、多くの方がアルコールで気を紛らわせていたようですね(^^;

 

先週のことだったと思いますが、次の日から仕事という時に、腹痛で病院に来られた方です。

腹痛の原因は、胆嚢結石症でした。

今まで色々な胆嚢結石を見てきましたが、今回はHartmann pouchに真珠くらいの大きさの

結石がはまっている画像でした。

画像を載せられないのが残念ですが、不謹慎にも奇麗だなと思ってしまいました。

 

痛みの方は落ち着いて帰宅されたようですが・・・。