DRAGONBALL AFTER 企画当初の準備
その後のドラゴンボールの第4話までのアップが完了しましたので、一息つきたいと思います。今回は最終ページが修正原稿です。修正しながら編集してアップしていますので、結構時間がかかっています。第5話以降についても修正原稿を仕上げながらアップ作業をすすめます。ですから、ここからのアップは少しペースダウンしながらになるとは思いますが、お付き合いいただければ嬉しいです。
さて、「その後のドラゴンボール」企画当初の題が「ドラゴンボールAFTER」だった事は前回の製作日記でお話したのですが、計画たちあげ当初準備からお話しします。
まず、ストーリーですが、これは結構早くまとまりました。フリーザ編以降の強さの限界が見えたドラゴンボールワールドでしたが、絶対的な巨大な強さを持つ敵がひつようでした。というのも、私がこの「その後のドラゴンボール」でやりたかった事は、ジャンプ連載当初、毎週楽しみにしていたハラハラ感・ドキドキ感といった「作品を読むことを一週間もガマンできない」という気持ちを復活させたかったからです。そうなるとドラゴンワールド最強の敵の存在が必要不可欠でした。ここまでたどり着くと簡単、ドラゴンワールドの最強は悟空できまりです。そこで原作の設定を利用して悟空を最強の敵に仕立て上げました。また、ピッコロと悟飯・ベジータとその家族の絆など盛り込んで作品のストーリーを組み立ててできたのが現在の「その後のドラゴンボール」です。
そして作品のプロットができれば準備です。最初の準備は「原作をなんども読み返す」ことをしました。次にコミックスの模写、これは信じられないくらいやりました。最初はシャープペンやボールペンで描き、仕上げにこだわらず数量を描く事を命題に書き続けました。下が当時の模写の一部です。また、この模写は製作開始後も続けすごい量の練習後の後が残っています。また、後期はDB以外の鳥山先生の作品を模写しました。「キャッシュマン」や「サンドランド」「アックマン」など本当にたくさんの模写をしました。
↓これもほんの一部ですが、数量はたくさんあります。探せばたくさん出てきますので、機会があればアップしたいと思います。
そして、作品製作もすすんだある日、ふと思いました。コミックスを見て描いたものと自分単独で描いたものはあまりにもクオリティが違いすぎる。
「何も見ないで描いてみよう!」と・・・。そして、作品後半は大きく絵や構図・デッサンが崩れます。読者さまからのご指摘もたくさんいただいたのですが、あえて、模写を止めました。私はただ懐かしんでいただく為に「その後のドラゴンボール」を描いているのではない・・・作品の当時の興奮を再現する為なんだ・・・そう自分に言い聞かせ、さらなる修行「コミックスの模写」を発展させて、頭で思い浮かべた構図をどんどん描いていきました。
ほんの最近です。なんとか、少しだけ自分で思った構図を表現できるようになったのは・・・。もちろん、まだまだ未熟なのですが。
これからも精進続けますので、「その後のドラゴンボール」をたくさんの方に読んでいただきたいです。どこまでDBという偉大な作品のすばらしさを伝えられるか・・・それが私の命題です!
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近 況
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さて、ここからは近況ですが、このブログを立ち上げてからメールを何通かいただきました。みなさん、本当にありがとうございます。私と同じDBファンの方より頂いたお言葉は私の作品を造り上げる力になります!
さて、「その後のドラゴンボール」ですが、手作りのコピー誌を造っています。下の写真がそのコピー誌ですが、「完全版」と名をうって発行してきました。2冊とも2004年の5月に発行して、何回か再発行しました。しかし、今回でこれらは発行を一時停止しようと思っています(そのまま廃盤になるかもしれません)。
これらは完全版という名がつく以上「カラー原稿も収録していました。
どうして発行取りやめかといいますと、オフセット本に仕様変更を考えているからです。もちろんオフセットの場合、カラーページの収録はとてもコストが高くなりできませんで、「新編集総集版」として発行しようと思っています。ただ、今まで手にとっていただいた方がおられますので、3巻以降も限定部数で少数発行しますので、ご希望の方はご安心下さい。ただし、予算の都合で一気に全巻をオフ本にできませんので、暫定移行期間は2巻は現行の発行かもしれません。
ネットで読まれるのもヨシ!冊子で読んでいただけるのもヨシですので、これからも「その後のドラゴンボール」をよろしくお願いします。