2025/8/4 note記事をベースにアメーバブログ用に再編集しました

 

今気になる良品を、ラブコメ風の恋愛小説でご紹介。
「説明が難しい」「機能がよく分からない」——そんな声に応え、
シンプルで心にすっと届く“ときめき家電紹介”、はじめました。
お買い物のヒントに、どうぞお楽しみください。

 ☑ 本ストーリーはフィクションです。(※商品説明部分を除く)
 ☑ 掲載画像はイメージです。(※商品写真以外)
 ☑ 本記事はソノギオサムのオリジナル作品です。
 ☑ 掲載画像は商用利用可能な写真素材のみ使用しています。
 ☑ 本記事を経由して商品が購入された場合、店舗から送客手数料を頂くことがあります。

 

 

 

 

駅から少し歩いた通りにある、小さな雑貨店「タンポポ日和」。
仕事はできるのに機械にはちょっと弱い店主と、
偶然立ち寄った理屈っぽい青年。

再生ボタンを押したのは、Fire TVか、それとも——。

やわらかな暮らしの中で始まる、
ひと匙の恋と、映像より温かな時間の物語。

 

 

  ラベンダー通りの、再生ボタン

 

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駅から少し離れた通りに、小さな雑貨店がある。
名前は「タンポポ日和」。
白い壁と木のドア、鉢植えのミモザと、手書きの黒板メニュー。

 

ふらりと立ち寄ったのは平日の午後。
仕事を早めに切り上げた尚也は、なんとなく足を止めていた。

 

「こんにちは」

 

ドアベルとともにやわらかく響く声。
白いブラウス、淡いグレーのスカート。
そして笑うと、なぜだか空気が明るくなるような人。

 

「よかったらご覧ください。気まぐれなお店ですけど」

 

その女性の名は、たんぽぽ
名前も声も、どこか春めいていた。

 

 

 

  たんぽぽ、AIと和解できず

 

UnsplashのAleksandr Ledogorovが撮影した写真

 

 

商品の並べ方にも、ラッピングのセンスにも、にじみ出る丁寧さ。
でも、ひとつだけ意外な一面があった。

 

「このカードリーダー、すぐフリーズしちゃうんですよね。
 叩けば直る気がして…」
 

「……Wi-Fiの接続が不安定なんだと思います」
 

「やっぱり? でもそう言われても、直し方がわからなくて」

 

尚也がふとカウンターの奥を見ると、テレビの横に黒くて細長いスティックが挿さっていた。

 

 

 

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「あ、それ……Fire TV Stick 4K Maxじゃないですか」


「そうそう。映像が綺麗って言われて、よく分からないまま買ってみたんです。でも、全然使えなくて」
 

「……リモコンは?」
 

「青く光ったのが怖くて止めました。あれ、喋るんですよ?」

 

 

 

「……それ、Alexaの音声操作機能です」

 

 

 

たんぽぽはちょっとはにかんで笑った。
尚也は、ふいに胸のあたりがじんわりあたたかくなるのを感じた。

 

 

 

 

 

 

  君のWi-Fiが不安定でも

 

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閉店間際。

客が引いてからも尚也は店にいた。


たんぽぽの「もうちょっと教えてもらえますか?」というひとことで、自然にその流れになった。

 

尚也はテキパキとFire TVを再接続し、Wi-Fiの状態を確認し、アカウント設定をやり直した。

 

「これでいけます。Wi-Fi 6対応だから、接続も安定しますし処理速度も前のモデルより40%速いんですよ

 

 

 

 

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「わあ、ほんとにサクサク…!画面がぬるぬる動いてる…」


「それ、あなたらしくない理系な表現ですね」
 

「姪っ子ちゃんがゲームしながら言ってたの。よくわからないけど。
 でも、ちゃんと伝わったでしょ?」

 

尚也は少し笑った。
自分のペースを乱さない人だと思っていたのに、不思議と歩調が合っていた。

 

 

 

 

  閉店後、二人のスティック

 

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部屋の明かりを落とし、映画を選ぶ。
テレビから流れるのは、Dolby Atmos対応の澄んだ音と、Dolby Visionの高精細な映像

 

 

ふたり並んで座るソファ。
たんぽぽが少しだけ近くに座ってきて、つぶやいた。

 

「こういうの、誰かと観るのって、久しぶりです」


「……僕もです」


「じゃあ今日は、Fire TVのおかげ、ですね」

 

たんぽぽがゆっくりと笑う。
尚也はそれを見ながら、リモコンの青いランプよりも眩しいものがあると知った。

 

 

 

 

  Alexaより先に、反応したのは私

 

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映画のエンドロールが静かに流れはじめる。
部屋の中に流れるのは、音楽と、少しの沈黙。

 

「ねえ、尚也さん」


「はい」


「Alexaよりも、私に早く反応してくれる人が好きです」

 

「……それは、がんばります」

 

たんぽぽがくすっと笑う。
そして、そっとリモコンを尚也の手に重ねた。

 

「明日また、観たい映画があるの。おすすめ、してもらえますか?」

 

 

 

  紅茶のぬくもり、4Kの解像度

 

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それ以降、「タンポポ日和」のTVには、美しい4K映像が流れることに。
そして、週に一度だけ、閉店後の映画会がひそやかに開催されるようになった。

 

紅茶と、たんぽぽの声と、リモコンひとつのやさしい夜。

 

4K映像はいつも美しいけれど、
となりに誰かがいるだけで、きっともっと鮮やかになるのだと、尚也は思っていた。

 

そして、彼女が笑うたびに、尚也の心には「次の再生」が静かに始まっていた。

 

 

 

 

 

 

 

読んでいただき、ありがとうございました。また次回もお会いしましょう!

 

 

 

 

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