今気になる良品を、ラブコメ風のショートショートでご紹介。
「説明が難しい」「機能がよく分からない」——そんな声に応え、
シンプルで心にすっと届く“ときめき良品紹介”、はじめました。
お買い物のヒントに、どうぞお楽しみください。
☑ 本ストーリーはフィクションです。(※商品説明部分を除く)
☑ 掲載画像はイメージです。(※商品写真以外)
☑ 本記事はソノギオサムのオリジナル作品です。
☑ 掲載画像は商用利用可能な写真素材のみ使用しています。
☑ 本記事を経由して商品が購入された場合、店舗から送客手数料を頂くことがあります。
GW明けの週末の海沿い、潮風とペダルのリズムだけが心を整えてくれる。
ひとりで走るつもりだったその道に、差し出された透明なボトルと、不器用な優しさ。
それは、静かな恋の始まりだった 。
KINTOのウォーターボトルが繋ぐ、ふたりのサイクリングラブストーリー。
第一章「潮風より先に届いたものは」

ペダルの音だけが響く、連休明けの昼下がりの海辺。
真っ白なヨットが遠くに浮かび、風は海の香りをまとって頬を撫でていく。
「……あ、水、無くなってる」
ボトルケージの中のペットボトルは、もう空だった。
海辺の坂道は、思った以上に体から水分を奪っていく。
「ほらっ、飲めよ」
その声に、思わず振り返る。
彼は、こちらに背を向けていた。けれど片手だけが、振り向かずに差し出された。
透明な光を受けて煌めく、最近よく見かけるKINTOのウォーターボトル。
「え……でも、それ、三浦さんの……」
「いーから。減ったら、また汲めばいいだろ」
潮風より先に、彼の声が心に届いた。
第二章「ボトルに映る二人の気持ち」

翌週、同じ時間、同じ海沿いの道。
わざと、あの道を選んだわけじゃない。
でも——少しだけ期待していたのかもしれない。
「……それ、買ったんだ」
彼が私のボトルケージを見て言った。
「はい。あの日、すごく助けられたので。
KINTOのボトル、こんなに軽いのにしっかりしてて、使いやすくて……
洗うときも全部分解できるんですね。底も丸くて、すごく衛生的ですし」
「……語るね」
「すみません、つい(笑)」
彼は、KINTOのボトルを手に取り、光にかざした。
「でもまぁ、わかるよ。水、入れるとさ。形が完成する」
「……完成?」
「中身があって、はじめて美しいって、そういうこと」
KINTOのボトル越しに見えた彼の目は、思っていたよりずっと優しかった。
第三章「あの坂のてっぺんで」

海沿いの道を北へ。
少し急な登り坂。私はペダルを止めそうになりながら、彼の背中を追っていた。
「もう、ダメかもしれません……」
「登った先、景色いいぞ」
「そう言われても……」
「信じてみろよ。KINTOも俺も、わりと裏切らねぇから」
「KINTOと一緒ですかっ?」
そう言って笑ってしまった。
でもその言葉が、不思議と背中を押してくれた。
登りきった先に広がっていたのは、水平線に真っ直ぐ伸びる光の帯と、さざ波のグラデーション。
世界の端っこに立ったような錯覚。
でも、隣にいる彼の存在が、その景色を“誰かと見るもの”にしてくれた。
最終章「透明なふたり、夕陽が溶けてゆく」

帰り道。自転車を止めて、二人で腰掛けた海沿いのベンチ。
彼はボトルの残り水を飲んで、口を開いた。
「……お前って、KINTOに似てるよな」
「また、それですか」
「いや、真面目な話。見た目は透明で静かだけど、中身あったかくて、
ちゃんと強い。使えば使うほど、手放したくなくなる感じ」
夕陽に照らされるその横顔は、潮風を受けて少しだけ髪が揺れていた。
「それ、褒めてくださってるんですか?」
「……たぶん、相当」
ボトル越しに見えた笑顔が、あまりにも自然で、
私は心の中で、もう一度だけ「はい」とつぶやいた。

読んでいただき、ありがとうございました。また次回もお会いしましょう!
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