私の場合、30年前に会社の検診でB型肝炎キャリアとわかりました。

身内に肝臓の悪い人はいなかったので、青天の霹靂でした。


調べたところ母親がキャリアでした。母親には姉がいます。私のおばですが、母が自分の姉に「姉ちゃんもB型肝炎だと思うよ」って話したら、「今までそんなこと言われたことがないから違うと思うよー」と言われたそうです。肝臓の数値が悪くないですから、俄には信じられないのだと思います。


母子感染の場合、姉妹で妹がキャリアだったら、ほぼ上の姉妹は全員キャリアのはずです。


私は3人姉弟。私、妹、弟です。

弟だけHBs抗原陰性(非キャリア)でしたでした。

弟は母が30歳のときの子どもです。

おそらく、母は、30歳前後にHBe抗体が+(セロコンバージョン)になったと思われます。

セロコンバージョンのキャリアから生まれた子どもは、ほとんどキャリアにはならないようです。


肝炎訴訟のことがあったので、当時存命の私の祖母に検査を受けてもらいましたら、祖母もキャリアでした。祖母はキャリアでしたけど肝臓を害することなく97才まで生きました。それでも亡くなるまでHBs抗原は消えませんでした。


たいていのキャリアの方は、自分自身がキャリアだと知らないまま一生を終えてきたのだろうと思います。


わたしは50歳になりました。

周りで健康を害する方、お亡くなりになる方の話を聞く機会も増えました。

今までキャリアということに、自分自身目を背けていましたが、肝臓がんというワードを直視しなければいけないと思い直しました。