仕事から帰るとお腹をすかせた男が二人。
お母さんの帰りを待っている。
お母さん=食べ物作ってくれる人。

こっちもお腹すいてヘトヘトでぺこぺこ。
冷蔵庫開けて
エイヤッと適当にババッと作る。
ほらっ!できたよっ!
あ~面倒くさい。

もう17と21なんだよねえ。
たまには仕事から帰ったお母さんのために、ご飯作ったりしないかなあ。
しないだろうなあ。
ご飯作るのはお母さんの仕事と思ってるからなあ。
きみたち、いつまでものんびりご飯を待ってるだけの生活が続くと思ったら大間違いだ。

あ~面倒くさい~早く独立しろっ!と思いながら、ご飯を作る。あとになって、あの頃はいつも頑張ってご飯作っていたなあと、懐かしく思い出すんだろう。

この男どもも、「あ~あ。お母さんがいつもご飯を作ってくれていたんだなあ」って思うんだろう。

はあ、疲れた疲れた。
たいしたもん作ってないけどね。