最初に言っておこう。
以前は、別にキムタクのことが嫌いじゃなかった。

彼の出ていた「眠れる森」と「ギフト」はスゴくいいドラマだった。
歌だってスマップの中ではうまいと思っていたし、
特に嫌いじゃなかった。むしろフツーに好きだった。

以前の仕事でドラマの記者会見に行く事になったときには
「おー、生キムタク見れるぞ」と楽しみだったし
ある国民的イベントと重なったため、
その記者会見が流れたときには残念に思った。

でも、だんだん「?」が増えてきて。

カンヌに行きたいために出たといわれた映画の
ビジネスマン役が、全くビジネスマンに見えなかったこと。
長髪をうしろにしばった髪のせいだけでなく、
演技がまったくヘタクソだったこと。

藤沢周平原作の映画。
キムタクの演技と佇まいがコントすぎて
ヘタクソすぎて、映画自体を全く成立させなかったこと。

めったに出ないクイズ番組に出て、
こんなことも知らないのかという問題を間違えて
しかし笑いにせず、見てて引くくらい変なごまかし方をしたこと。

ドラマの中で特にそういう設定でもないのに
上半身脱いだときに、だらしないお腹が少し出たカラダで
人には厳しいけど、自分には甘いんだとわかったこと。

そして、決定的だったのは
あのスマスマの会見。
あれは、もう本当にひどかった。

自分のしたことと
立ち位置が見えていない。


とことん鈍いんだな。きっと。
そう思ってしまった。

ある意味自分でもっていたと思っていたはずのスマップ。
でも、実は今一番、スマップが必要なのは君なんだよ。

他のメンバーは少しずつ変わろうと進んできたけど
君だけが過去の栄光にすがって変わろうとしない
「キムタク」であり続けた。そして、その時代はもう終わる。


さよなら、SMAP。
バイバイ、キムタク。








↓毎週次の回が待ち遠しいドラマでした

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