誰がジョン・レノンを殺したか(F.ブレスラー)から引用 | 韓国語 英語トリリンガル♪楽習ブログ

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ジョン・レノン暗殺とアメリカの銃社会

 

ジョン・レノン/John Lennon が日本時間で1980年12月9日に銃殺されて10年後の1990年、「誰がジョン・レノンを殺したか」(フェントン・ブレスラー 著)という書籍が出版されました。 

原題

The Murder of John Lennon

Fenton Bresler

 

 

 

曲がりなりにも民族学校の高校で英語教師をしていた僕は強がって原書を買って読み始めました。

 

結局、悪戦苦闘しながら300ページ中、100ページくらいまでしか読めませんでした。先日、たまたまその原書を手にとってみました。4色蛍光ボールペンでアンダーラインをひいたり、単語の意味をメモした跡が生々しく残っていて、なつかしかったです。 数十年ぶりに読書を再開しようかとさえ思いました。

 

ということで、前の方で目立ったアンダーライン箇所を今回はご紹介しようかと思います。 当時のアメリカの銃社会について述べられている部分です。

ヘッドフォンテキストリーダーによる音声動画唇

 

英文 (p.10~11)

1The United States is a vast melting-pot hybrid of a nation with a deep-rooted 'culture of violence'.

合衆国は巨大な人種の坩堝であると同時に深く根ざした「暴力文化」の国でもある。
2'The right of the people to keep and bear arms' is written into the Second Amendment to the Constitution. 

「人々が武器の所有・所持する権利」が憲法の第二条に書かれている。

3American private citizens own more than 55 million handguns. 

アメリカの市民は個人的に5千5百万丁の拳銃を所有している。

4Lennon was the 701st person to be shot down in New York that year. 

レノンはあの年にニューヨークで銃に撃たれた701人目だった。

5About 25,000 Americans die every year from bullets fired accidentally or otherwise by their own countrymen.

およそ2万5千人のアメリカ人が毎年、偶発的、その他のアメリカ人同士の銃弾によって亡くなっている。

6About 62, 000 gunshot injuries are sustained every year at a total cost to the nation in Medicare and state medical assistance programmes of almost a billion dollars annually, according to a report published in November 1988 by a group of researchers from the University of California. 

およそ6万2千件の被弾による怪我が毎年維持され、その総額は公的な医療保険と州の医療補助制度にほぼ年10億ドルの負担になっています。

7Carrying and using a gun--for sport or whatever purpose--is part of 'the American way of life. 

拳銃を持ち歩いて使うこと―スポーツでもどんな目的でも―はアメリカ人の生活スタイルの一部です。

8An American does not have to be insane or a 'lone nut' to think that he can solve his own or his country's problems with a gun in his hand.

一人の人間が本人やその国の問題を自分が持った拳銃で解決できると考えるには精神異常者とか「一匹狼」である必要はありません。

9On the day after Martin Luther King Jr. was assassinated, Robert Kennedy (several weeks before he too was murdered by gunfire) said: 

キング牧師が暗殺された翌日、ロバート・ケネディは言った(自信が暗殺される数週間前のこと)

1'0The victims of the violence are black and white, rich and poor, young and old, famous and unknown...

暴力の犠牲者は黒人であれ白人であれ、裕福であれ貧しかれ、若かれ老いかれ、有名であれ無名であれ...

11No one . . . can be certain who next will suffer from some senseless act of bloodshed. 

次に誰が無分別な流血行為を被ることになるのか、誰にも確かなことは言えません。

12And yet it goes on and on in this country of ours. 

それでもこの我らの国でこれが続いていくのです。

13Why?' どうして?

 

銃を持って身の安全を守るのが憲法に記された基本的な人権だという考え方はどうも納得できません。 アメリカでは全米ライフル協会National Rifle Association of America/NRA)の力が強くて、拳銃所持禁止には決して至らない社会システムになっているみたいです。 だから、アメリカでは未だに銃乱射事件の報道が絶えません。

 

アメリカ合衆国内のこのような状況を考えると、世界の国々をそれぞれ一人の人間になって集団生活をしたと仮定したら、アメリカほど怖い人はいない。 銃乱射とはいかなくても、銃で脅迫する恐ろしい人間になるでしょう。 もし、そんなクラスメートがいたらどうしたらいいのでしょうか。それが今の世界秩序です。

 

アメリカの銃社会について取材した映画としては マイケル・ムーア/Michael Moore 監督の 『ボウリング・フォー・コロンバイン/Bowling for Columbine』が有名です。

 

 

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