映画「国際市場で逢いましょう」での印象的なセリフ
今年、2016年最初の映画鑑賞はDVDで2014年の韓国映画、「国際市場で逢いましょう/국제시장」のDVDを見ました。
以前から僕の職場の韓国人留学生(高校生)がお勧めだと言ってた作品です。
舞台は慶尚南道/경상남도[きょんさんなMど]釜山/부산[ぷさん]にあった国際市場と呼ばれるところ。
この映画の主人公 トクス/덕수を演じるのは、慶尚道なまりを話させるには打ってつけの俳優、ファン・ジョンミョン/황정명。映画の冒頭から年老いたメイクで現れますが、誰だか判別できませんでした。
ストーリーは、1950年代に幼かった主人公が朝鮮戦争の混乱の中で生き別れになった父親と末の妹を思いながら親戚の家に母親と妹と共に過ごし、ドイツの炭鉱での危険な労働に志願して行ったり、戦争真っ盛りのベトナムへ、非戦闘の仕事をしに出かけたり、その都度負傷を負いながらも、必死にお金を稼いで亡き父親に代わる家長としての責任を果たしていく姿を描いています。主人公、トクス/덕수はドイツで後に妻になる韓国人の看護師と出会い、愛を育むのです。
最後の方で、探していた生き別れの妹が見つかったときのシーンでは、熱いものが込み上げてきました。
この映画は韓国では韓国版フォレスト・ガンプ/Forrest Gumpだと見る人もいるようです。
予告編をご覧ください。韓国語は方言ばかりで韓国語学習者の皆さんには理解できないかもしれませんので字幕版です。
YOUTUBEで視聴も可能(有料)
この映画のエンディングで年老いた主人公と妻の間で交わされる会話が印象的でした。
奥さんがトクスに「なぜ私と結婚したの?」と質問したのに対して、「可愛かったから」と答え、それを聞いた奥さんが、そしてトクスが奥さんに対して同じ質問をしたら、奥さんは「愛しているから」と答えます。二人がそれぞれの答を聞いたときに発した言葉。
[こじんまりらど とぅっきぬん ちょんね]
"거짓말이라도 듣기는 좋네."
「嘘だとしても、言われたら気分は良い」
直訳すると、「嘘でも聞くといいな」ですが、意訳すると上のようになると思います。
韓国で大ヒットを記録した映画、東方神起のユンホも軍人役で少し登場しますので、ファンの方は要チェックです!他の方もぜひご覧ください!