国際交流センターでの英語スピーチコンテストの感想
僕が青丘学院つくばの寄宿舎の舎監として働き始めてまだ3ヶ月にもなりませんが、今回の茨城県高等学校国際教育研究協議会が主催する 英語スピーチコンテストに出場する生徒の選定と指導を光栄にも英語教科主任先生から直々に依頼されて引き受けることになりました。原稿作りから生徒と共同作業を始めて、3日後に原稿がほぼ完成してからの練習期間は2週間くらいしかありませんでした。
昨日の記事に書いたとおりの結果になりましたが、何よりも力を注いだのはしっかりと暗記して自分のことばにすることでした。
英語スピーチは原稿を書いても口頭で自分のことばとして話すことが一番大事です。青丘学院代表のK.A.さんは当然ですが、しっかりと全部覚えて発表をしました。
しかし、他のほとんどの出場者は原稿を演壇まで持って行って、その中の一部は時々見ながらスピーチしていました。
これには僕は首を傾げてしまいました。原稿を持っていくのは基本的に自由ですが、ちらっ、ちらっとだとしても見ながらするのは減点の対象になると思います。
また、スピーチはことばで勝負しなければいけないので、絵や写真を見せながらスピーチするのも減点の対象になると思いました。世界的に有名な写真を見せた人、自分のスマートホンを見せた人、100円玉を見せた人がいましたが、効果のほどはともかく、セオリーとしてはどうだったろうか、と思いました。
僕の知る限りでは今述べた点で、極端に暗記ができてなかった例を除けば、入賞するのに不利になったようには思われません。
今回のスピーチコンテストの審査基準でもっとも重要だったのは内容でした。内容だけで70%でした。
内容的にはどれも国際理解、国際交流をキーワードにしてとても優れた内容ばかりで甲乙付けがたかったと思います。内容で順位を決めるのは困難の極みではないでしょうか。
今回は初出場で、正攻法で挑み、題材も身近な内容を選びましたが、全文をしっかり暗記して自分のことばで語ることができたことが入賞の大きな要因だったことは間違いないでしょう。
次回は今回得た教訓を生かし、今回のような直球勝負だけではなく、変化球も考えながら、十分な準備期間を置いて挑みたいと思いました。
ちなみに今回、最高の賞である茨城県知事賞を受賞したスマホのT.N.さん(県立竹園高等学校)が茨城県代表として関東大会に出場することになりました。彼女のスピーチは力強くてとても英語らしくてよかったです。ご健闘をお祈りいたします!必ずや全国大会に進出してくれることと信じます!
追伸:最後に記念写真を撮りましたが、スピーチコンテストの名称がどこにも表示されていなかったのが残念でした。