韓国語で以前から気になっている言葉があります。それは웰빙(ウェルビン)です。
これは英語の WELL-BEING を韓国語表記した語です。WELL-BEING を直訳すると、「良く存在している(こと)」となり、英和辞書で引いてみると、「幸福、福利、健康」と載っています。英英辞書だと「general health and happiness(一般的な健康と幸せ)」と載っています。要するに「健康で幸せでいる」状態を表します。
韓国では2000年ごろから使われ始めたようで、今や様々なところで日本語で言うところの「ヘルシー」に近い意味で使われているような印象です。
英語で WELL-BEING は9文字。これをカタカタで書いてみると「ウェル・ビーイング」となり8文字。この語を韓国語ハングルではたったの二文字で表記できてしまうのです。なんと経済的な文字なのでしょう。 (以前紹介した映画のタイトル「クイック/QUICK」 もハングルでは퀵と一文字になってしまいましたね。)
ここにいくつかの実例写真を並べてみます。
ウェルビーイングの炭の座布団!
ウェルビーイング料理。
健康食品のお店、「ウェル・ビーイング・ハウス」。ハングルは緑の立て看板に表記。
ウェル・ビーイング族の5大食習慣!読んでみましょう! にほんブログ村
本来の韓国語の外来語表記法では、BEING を日本語でビーイングと表記するのと同じように、비잉 とすべきなのですが、長音記号が無くて音の長短を表記できないハングルの特徴から、間違って二文字になってしまった模様。
このお店、ウェル・ビーイング・マートと書いてあるのですが、韓国語表記を英語に戻そうとして、Eを入れ忘れて書いて後で訂正したようで愉快です。 WELLBINGという英語はありません()
日較差
がますます大きくなっている秋の一日。皆さん、웰빙하세요!(ウェルビンハセヨ)