3月11日以来、もう随分時が経った気がしていましたが、
まだ1ケ月なんですね。

多くの人が亡くなられたことや、
今も不便な避難所暮らしをされていたり、
そして何より福島原発事故が今も現在進行中という
ことを思うとなんとなく、
脳天気にブログなどと思ってしまい、
筆が進まなかったのですが、
自らを励ます意味もあって、
少しずつ、なんか書こうと思います。

まずは、少しだけ嬉しいニュース。
大野雄二さんの"Full Course"がついにCD化。
あきらめて、ヤフオクでLPも入札していたので、
何とも言えない気持ちです。

早速聞いてみると…
やはり、良いです。
昭和50年代を風靡した大野サウンドの神髄が
いっぱい詰まっています。

今聞いても新鮮です。
深くにも涙してしまいました。
最近の大野さんは、ルパンものばかり発売されていますが、
この頃の大野さんは、
希代のメロディメーカーぶりを発揮されています。

空気を切り取るメロディ感覚が見事です。
海へ山へとよくこのアルバムを連れていきました。
中でも街中が一番似合う気がします。
当時はLPをカセット録音したもので、
決して音は良くなかったのですが、
見える風景が少し大人の雰囲気に彩られているように見えました。

このアルバムの後、
なぜか大野さんは一時の勢いを失うかのように
手がけた番組音楽のサウンドトラックの他、
オリジナルアルバムをリリースしなくなりました。
疲れてしまったのでしょうか?
事情はわかりませんが。

そのせいか、このアルバムは燦然と光っているように
思えます。
全部おススメです。
是非聴いて下さい。

フル・コース/大野雄二&ユー・アンド・エクスプロージョン・バンド
¥2,625
Amazon.co.jp




今日は土曜日。
ようやく土曜日にたどり着きました。

花粉が待っていて天気の良いが
ブルーになる不思議な季節になってしまいました。

だからという訳ではありませんが、
LAVAの"Mundo Novo"がおススメです。
兎に角カッコいいです。

特に1曲目の"Morena"が最高です。
この曲だけでも何回ローテションしたことでしょう。
以前、J-waveの"Good morning Tokyo"に
ピンチヒッターでナビゲータをされていた時、
この曲ついて語られていました。

イントロ部分のアイデアが
ラーメン屋のレジをしている時に閃めき、
店員の怪訝な顔を見ながら、
ケータイで自宅の留守電に吹き込んだそうです。

異様な景色だったことでしょうね。
今でもこの曲を聞くと
そのエピソードを思い出します。

ボーカルのGemaは、
次のアルバム"Conexion"でも"Diciembre"という
素晴らしい歌を歌っています。

それにしてもクリエイティビティに満ちた一枚です。
最後の曲も"Morena"のリミックスなのですが、
アレンジが異なると
ここまで違って聞こえることに
驚かされます。

LAVAのブラジル3部作の中盤を
占めるアルバムです。
ジャケットもカッコいいですよ。
ぜひ聞いてみて下さい。

★LAVA/Mundo Novo
音楽回遊魚-Mundo Novo






先日バリーハリスの紹介記事を書いていて、
この他にも、
他に持っているアルバムがあるかと探してみたら…。

…ありました。
キャノンボール・アダレイの"Them Dirty Blues"。
ジャズ評論家の大和明さんの本で
薦められていたのをキッカケに
購入した1枚です。
もう20年近く前のことです。
代表曲として"Work Songが収められています。

安く手に入れるために
輸入版のCDを購入したのですが、
"The Cannonball Adderley Collection, Vol.1"という
タイトルがつけられていて
セットものの一枚みたいです。

同曲の別テイクがたくさん収められていて、
多少聞くには煩わしかったのと
音質がすこぶる悪いのが珠に瑕でした。

今日10年以上ぶりに聞いてみて、
良いではありませんか。
決して尖った演奏ではありませんが、
アダレイ兄弟の懐の広い
暖かい音に溢れた演奏は、
気持ちを持ち上げてくれます。

アルト・サックスというと
チャーリー・パーカーと比較されがちですが、
個人的には素朴で暖かいキャノンボールの演奏が好みです。

ちなみにバリーハリスはアルバムで、
後半部分のピアノをつとめています。
名バイプレイヤーという感じで、
自己主張はほとんどせず、
メロディにしっかり寄り添うプレイを展開しています。



音楽回遊魚-CannonballAdderley


もうすぐ春。
芽生えの季節には、ラテンピアノはいかがでしょうか。

キューバ人ピアニスト、
ベボ・バルデス(Bebo Valdes)の"Recuerdos De Habana: A Portrait At 80"。
一時ラテンピアニストのアルバムを一生懸命探していて
偶然見つけたものです。

いいですよ。
ハッピーな音色。
パーカッショナブルなピアノが
リズム楽器の一部であることを実感させてくれます。

どこから切っても、
キューバに注ぐ
太陽で育った果汁が滲み出てきます。

パーカッションと
ピアノのシンプルな構成なので、
テイストがダイレクトに伝わってきます。
パーカッションにあわせて
気持ちも踊ります。

とっても、いいですよぉ。

2枚組で30曲入り。
お得な一枚でもあります。

ちなみに、
息子さんのチューチョ・バルデスもピアニストです。
ベボは息子のチューチョとと比較すると
ストレートな演奏をする方と印象があります。
決して音数の多いアーティストではないのですが、
結構カラフルな演奏と印象があります。
熟成の技でしょうか。

★Bebo Valdes/Recuerdos De Habana: A Portrait At 80

音楽回遊魚-bebo valdes