続きです。

『今回なぜ私は陳情に対して行動したのか』

その理由をぜひみなさんに知ってもらいたいのです。

この話は先月のことです。

『殺処分になりそうな四国犬をなんとか助けてもらえないか』というお願いでした。

連絡元のその方々は、古くからの知り合いの愛犬家と、高齢犬、障害のある犬などを引き取ってお世話している動物保護活動家です。

やはり今回同様、2日後に殺処分されることが決まっていました。

その四国犬も当初は保護管理中にちょっとした事情により、人に対して攻撃性が高い、咬傷癖があるというレッテルを貼られてしまいました。

もともとその四国犬は男性を見ると、牙を剥くということもあり、おそらく虐待されていたのではないかと、推察されました。
ただし、全ての人間に対して敵意をむき出しにしていたわけではないのです。

ところが、今回と前回では違う点があります。

それは、『大分県が保護下に置いた犬』なのか、『大分市が保護下に置いた犬』なのか、ということなのです。

私はすぐに連絡して、大分県生活環境部担当課長に事情を聞けることができました。

(私の知る限りでは、
来年度中に新設される動物愛護センターをどうやって素晴らしい施設にするか、
これからの動物愛護についてなどを、
いつも熱心に考えられてますし、私の話なども聞いていただいてます)

そして、引き取りたいという申し出があることも伝えましたし、犬の性格や保護管理中の出来事なども聞けたし、いろいろと話し合うことができました。

そうした話し合いを経て、
その時点では殺処分を延期してもらうことを約束してもらいました。(将来的な殺処分の判断が覆ったかどうかはわかりませんが…)

私は担当課長の判断に本当に感謝しています。
あの時点で殺処分日を延期してもらってよかったな、と。

殺処分を延期してもらう間にできることは、とにかく情報をSNSなどで広く発信することなどです。
私もFBなどで情報を拡散してもらいました。
正直言って、それぐらいのことしかできませんから…。
犬にも面会に行きました。
管理所長も事情を理解して、施設内に入れてくれました。

そして、殺処分が延期されてから二週間後、飼い主さんが見つかったのです。
飼い主さんはずっと探していたそうです。
結論からすれば、FBが拡散した結果でした。

私はその時に正確かつ迅速な情報の拡散が大切なことをあらためて思い知りました。

ですから、
動物保護管理下において、行政側から本当に正確かつ迅速な情報がどういう形で流れているのか?

あわせて、
動物愛護行政にどのぐらいの情報公開度があるのか?など今後は今までの認識を新たにしなければいけないと思っています。

もしも、殺処分した後に飼い主さんが見つかったことなどを考えると…。
殺処分後に情報だってずっと出回り続けますから。やりきれませんよね…。

今回も里親希望者がいるのなら、
すぐに殺処分しなくてもいいと思いますし、
里親希望者が仮に県外だったとしても、
そのことは問題ではないと思っています。

ただ、殺処分を決めるまでの過程や、殺処分の基準があいまいなこと、などの取り決めが本当に難しいなと感じています。


今回はたまたま若いハスキー犬に注目が集まりましたが、純血種だろうがミックス犬だろうが、命があることに変わりはありませんよね。

うちも二頭の土佐犬ミックス姉弟と小型プードルミックスが一頭いますが、大切な家族です。

とにかく今回の若いハスキー犬の命が救われるために、みなさんと一緒に活動していきます。

大分県は、子育て満足度日本一や健康寿命日本一、障害者雇用率日本一などを掲げています。

そこに、犬猫殺処分頭数が日本一少ない県を目指して頑張っていきたいです。

声なき声を県政に届けるために
小さな声を県政に届けるために

これからもできることからやっていきます。