月刊、藤子不二雄toお笑い 第56回

 火の用心、火の用心、どーも10月1日生まれの天秤座のピン芸人「マッチ一本火事の元」でございます。ようこそアマチュアコンビ「バケラッタ」のボケ担当だった「人間やじろべえ」のブログへ。本職は郵便局非常勤職員でして、自転車で郵便配達をしております外務ゆうメイトでございます。特技:人間やじろべえ(両腕で身体のバランスを支える)。『天秤(人間やじろべえ)座のマッチ』をこれからもご贔屓にー。

 さて、本題です。とりあえず、毎月第2日曜日は藤子ファンであり、お笑いやってる俺が紹介する芸人さんによる藤子ネタや藤子関連のことを紹介しようというコーナーであります。とはいえ、当ブログで以前から「藤子to笑い」にて書いていたことのレギュラー化と言えば、それまでだ。

・人間やじろべえが選考する藤子作品最高の名台詞
『まんが道』ーお祝いー
森安「エーッ!?ウナ重(漫画少年編集部に戻りながら)そんなの不公平だぁぁぁぁぁ。俺もウナ重を奢って貰いに行こう(ここでズッコケて人間やじろべえを披露する)マッチ一本火事の元!一回戦敗退を重ねた挙げ句にR-1で優勝」


 さて今月は赤塚不二夫先生が08年に亡くなった月です。・・・・・8月に入ると藤子to笑いで毎年取り上げるけど、命日の8月2日に書いたことが無いってことはさておき、まあ、トキワ荘出身漫画家にして、タモリさんを発掘したり、TVタレントとして活躍したり、『お笑いスター誕生』審査員など、お笑い界にも大きく貢献した赤塚先生を8月に入ると取り上げずにはいられない。

 とはいえ今年は三国連太郎さんが亡くなった年なので『釣りバカ日誌』を取り上げようかと思ってます。・・・・・「映画は原作と別物だから(アシスタントだった)北見けんいち先生の作画と別作品だろ!!」ってことはさておき、実は昨年から原作の方も国会図書館で1巻から本格的に愛読し初めて、現在23巻まで読破した。尚、北見けんいち先生も、原作担当:やまさき十三先生も藤子不二雄A先生が主催するゴルフコンペ「イージー会」のメンバーだったりする。

 TOKYOMXで日曜午前10:30にアニメ版が再放送されてるんだけど、子ども向けってこともあって、原作と比較すると状況説明した部分が多く、かと言って映画版みたいに原作と別物と割り切ることは出来ないこともあって中途半端に感じるね。それとハマちゃんとみちこさんの「合体」が無い『釣りバカ日誌』など『釣りバカ日誌』では無い!!

 とはいえ、何だかんだ言っても毎週楽しみにしていたりするんだよね。ハマちゃんの「食いりゃんせ」にノリツッコミするかのように加担するアニメ版の佐々木課長は好きだ(原作は計算高さから接待でぐらいしか披露しないタイプ)。鯉太郎とハゼタローの「お魚漢字クイズ」のコーナーにしても、子ども向け番組らしいコーナーだ。僕自身『釣りバカ日誌』を拝見して「釣りって面白そうだな」とは感じるけど、出費も痛いし、只でさえ不器用の自分は仕掛けを覚えるまで時間掛かりそうだしなーって感じてたりもするので、魚の漢字には決して寿司屋の定番ネタぐらいしか把握してないド素人だからね。そしてキャラクターは基本的に原作そのままだし、作品の世界観が壊されてる訳では無いので、相も変わらずハマちゃんとスーさんが釣りを通して大人げない喧嘩してたりすると『釣りバカ日誌』の普遍性を感じるね。

 或る意味、映画は理想の形だと思ってるし、西田敏行さんと三国連太郎さんのタッグは素晴らしかったので、ファイナルを迎えた時は寂しさを感じたけど、タイミング良くファイナルを迎えたと思ってるね。原作は長期連載ものだから鈴木建設での事件が長期に渡って描かれたりもするけど、映画は毎回2時間で収めなければならないから、そういった説明を控えめにして、でも『釣りバカ日誌』本来の普遍性自体はそのまま楽しめるからね。そして毎回ロケ地が替わるのも実写版ならではの楽しみだね。

 イージー会で元気にゴルフをA先生と楽しんでいる御二人なので、原作は原作で連載が終了する気配が無い。或る意味で『釣りバカ日誌』ファイナルは『釣りバカ日誌』の最終回として相応しい「集大成ぶり&結末」だと思ってるのね。何れはシリーズ順にレンタル鑑賞制覇したいね。