劇団「テアトル・エコー」の看板俳優として活躍し、アニメ「ルパン三世」の銭形警部、洋画ではクラーク・ゲーブル、チャールトン・ヘストンといった名優の声を担当した納谷悟朗さんが5日、慢性呼吸不全のため千葉市内の自宅で死去した。83歳。告別式は近親者で行った。後日、お別れ会を行う(ヤフートピックスより引用)。

 ルパンは原作未読で度々再放送していたアニメ版で親しみ、金曜ロードショーで毎年オンエアされる新作を楽しみにしている典型的なライト層ファンなんだけど、銭形警部が逝ったのはショッキングだね。ルパンの声を担当されていた『お笑いスター誕生』のMCも担当されていた山田康雄さんが亡くなったのは95年。故人に対して不謹慎な発言になってしまいますが18年の時を経て銭形警部がルパンの元に辿り着いたと思うと不思議な気分だ。・・・・・ってルパンは現在進行形で制作され続けてるし、アニメ開始から数えると40年以上経ってたりするのだが。或る意味で赤塚不二夫先生が亡くなった時の「これでいいのだ」を連想してしまうのはキャラクター冥利だと思う。

 
 アニメ好きなので、どちらかと言えば有名芸能人の声優起用は「アフレコ慣れしてない素人」に過ぎず、耳障りに感じて抵抗する感覚も否めないのだけど、山田さんの声を引き継いだ栗田貫一さんが中傷された当時に「お前で良いんだよ」と励まされたエピソードを聞いた時はやっぱり感激したね。

 『ドラえもん』にも同じことが言えるけど、ルパンの声優さんも高齢化してしまい、たてかべ和也さんが『おねがいランキング』にてジャイアンの声を引き継いだ木村昴さんを「若手の期待」としてエールを送っていた姿は俺自身が入会していたネオユートピアにて胃がんの摘出手術をしていたことを報されていたので、泣けて仕方無かったことも忘れられないね。

 銭形警部の声を引き継いだのは「七色の声を持つ男」:山寺宏一さん。昨春1クールオンエアされた『峰不二子という女』は原作調の絵だし、深夜ってこともありエロやグロさが強調されていたことがライト層ファンの自分には新鮮で贔屓にしていたね。そして『峰不二子という女』の後で金曜ロードショーの新作を楽しめるかな?と不安視していたんだけど、東方見聞録を取り上げた新作は何気にかなり面白かった。ペーストしよう。

http://blogs.yahoo.co.jp/ningenyajirobe/65765656.html

 そういえば納谷悟朗さんは沖田艦長の声も担当されていたんだよね。俺はヤマト2199の映画を毎回鑑賞しに行ってるし、4月からはTVシリーズが始動される訳だけど、ルパン然りヤマト然り、若輩者ゆえに新しい形で楽しんでる世代だ。そして深夜で奇しくもモンキー・パンチ先生が原作の『幕末義人伝ロマン』が深夜に放送中に納谷さんは亡くなったんだよね。

 納谷悟朗さんのご冥福お祈り致します。合掌!