藤子ファンとしては若輩者だが、モラトリアム藤子ファン代表(この表現を変える気は一切無い)人間やじろべえです。『よろしくメカドック』。さて明日より藤子・F・不二雄大全集第4期が刊行されますね。全集刊行が休載中って言っても、タイミング良く『まんが道』が小学館クリエイティブより全10巻刊行され、藤子ファンとして出費が痛い。俺が藤子・F・不二雄ミュージアムに行ける日はいつになるのか?予約制なうえに、どうせなら藤子ファンの人と一緒に行きたい感覚も或るので未だ実現していない東京在中の藤子ファンだよ。

 さて『まんが道』ですが文庫版を何度も読み返したとは言っても、カラー掲載はそのまま収録されるみたいだし、全10巻ページ数はバラバラで、1巻はそのまま少年チャンピオンに連載された「あすなろ編」が愛読出来そうという理由もあり、あすなろ編のラストの方と少年キング連載の最初の方は手塚邸を訪問するエピソードが被っていたので『あすなろ編」の方を文庫ではカットしていたので、自分の人生のバイブルとなった作品だけに絶対購入しようと思っていたので全集の刊行がストップしてると言えども、結果的に毎月藤子単行本を購読している形になった。・・・・・藤子ファンの悲しい性だ。そして、あすなろ編は予想通り1巻丸ごと刊行された。嬉しい限りだ。

・『まんが道』5巻(青雲編)2
(「青雲編」週刊少年キング79年24号~38号
 「青春編」週刊少年キング79年51号~80年8号)収録
解説:江口寿史(漫画家)

・『まんが道』4巻(青雲編)3
(週刊少年キング80年9号~80年29号)収録
解説:あらゐけいいち(漫画家)
 
 ちなみに『まんが道』の少年キングでの連載は青雲編の連載が78年49号で連載開始し、青春編のラストが80年38号。うーーーーん、どうせなら藤子・F・不二雄大全集みたいな収録構成を期待したかったが単行本では青雲編で纏められてるだけにページ数も変わってくるし仕方ないか。

 さて今回の解説を担当された御二方の作品は愛読したことが無いです。江口寿史さんはジャンプでパロディ漫画を描く人で、こち亀の初期でゲスト出演もしていた記憶がある。『日常』は『どことなくなんとなく』あずまきよひこ先生の絵柄に似てることを感じてたりする。

その他、今月愛読した藤子単行本
F先生作品
該当なし 
A先生作品
・『少年時代』(ブッキング・藤子不二雄Aランド)2巻(全5巻)
関連書
・浦沢直樹『20世紀少年』の脇役ウジコウジオ作品集(小学館・ビッグスピリッツコミックス)
・岡田康則『ミニドラにおまかせ』(小学館・てんとう虫コミックス)


 さて明日放送の『ピブリア古書堂の事件手帖』では、ついに『ユートピア』ー最後の世界大戦ーを取り上げた回がオンエアされますね。藤子・F・不二雄大全集四期が刊行される日と重なるのは狙ったのか?それとも偶然か?藤子・F・不二雄大全集第三期100巻目到達で収録されてるので、作品自体は購読することは一般の書店でも出来るのですが、肝心の鶴書房版はどのルートで用意したんだろう?(松本零士先生の蔵所かな?)