さて、昨日は大相撲初場所の千秋楽だった訳ですが、色々と話題性を感じた15日間でしたね。

・横綱二場所目の日馬富士が全勝優勝

 なまじ先場所の新横綱で9勝6敗だっただけに負け越した訳ではないのに激しい叩かれ方をされていた中での全勝優勝。横綱昇進前に7月(名古屋)場所と9月(秋)場所と2場所連続で全勝優勝していて、白鵬に勝利しているからね。実は5月(夏)場所の千秋楽の対決でも日馬富士は白鵬に勝利しているので先場所の千秋楽で負けるまで白鵬に3連勝していたことになる。尚、昨年夏場所は当時37歳の旭天鵬が平幕優勝を果たして話題になった場所なんだけど、日馬富士は7勝7敗で千秋楽を迎え、本来なら対戦相手が白鵬ってこともあって、カド番決定の中で実は骨折していた白鵬が中盤3連敗していたのと、琴欧州の唐突な休場で白鵬に優勝の権利を失ったことと、7勝7敗の大関との対戦ってこともあって戦意が失ったのか日馬富士が勝ち越した訳だけど、事実上のカド番から連続全勝優勝で横綱昇進したも同然だったりする。

・二所の関部屋が閉鎖

 所属していた力士は3人ほどで全員が今場所限りで引退したそうだ。うーーーーん、部屋付き親方が継承出来なかったのだろうか?

・優勝32回を果たした大鵬が死去 享年72歳

 解説者でも或る北の富士勝昭さんが、ほとんど同世代で、しかも大鵬が引退する1年ぐらい前には横綱昇進していたってのも凄い事実だね。北の富士さんは後10年は生きられそうな気がする。歴代横綱最長寿を更新するのは、やはり北の富士勝昭さんか?

・関脇に陥落したバルトが大関復帰ならぬ

 一場所で戻るよりも、定年退職した放駒親方の現役時代みたいに陥落後に本来の大関昇進の条件を満たして、昇進する方が劇的だし信頼感を抱くので、こっちの方が面白い。そして十両陥落が決まった雅山が白鵬と優勝決定戦で対決した場所で大関復帰出来なかったのは納得いかない(只でさせ、当時は元大関の雅山が現役大関を倒しまくってた挙げ句に14勝1敗だったのに)

・人気力士:高見盛が引退

 年寄:振分を襲名するそうです。実は千秋楽当日は幕下に落ちていた武州山も引退発表し、年寄:小野川を襲名してます。

・森麗が1年ぶりに勝ち越し。

 何気に今場所で5度目の勝ち越し。一昨年に序二段でも勝ち越しを果たしてからはスランプ気味な気がしていたけど、大獄部屋の力士だし、森麗は初土俵から10年経ってるから72歳で亡くなった大鵬が定年退職する以前からの弟子という計算になるし、3敗の内の1敗が勇み足だったことも責めてる結果だと思う。今後とも、この調子で頑張れ。