月刊、藤子作品極悪人キャラに怨み裁きを 第5回
 
 この連載は藤子ファンで或る俺が絶対に許せない藤子キャラを毎月1人紹介することで藤子作品のディープな面白さを実感させて頂こうというコーナーなのであります。A作品キャラ、F作品キャラを交互に紹介することになると本日はA作品キャラになるのだが、今回紹介するのは『まんが道』の武藤四郎を紹介したいと思う。

・・・・・或る意味で定番キャラなので第5回で紹介するとなると中途半端になってしまうので、本来なら第1回が『少年時代』のノボルだけに最終回に紹介しそうなキャラクターだったりするのだが、正直、最終回あたりで紹介するとなると内木一郎あたりも捨て難い・・・・・って内木一郎は魔太郎の「うらみ念法」で裁かれただろうが!と絶対にツッコミ入れられると思うけど、恨み念法で裁かれた連中の中でも絞首刑で生涯を終えた内木一郎だと思ってるものでね。

 そんな訳で絞首刑で生涯を終えた内木一郎と比較したら、警察に捕まってない武藤の方が一般人かもしれんね。ノボルは目つきからして進一に嫌がらせしそうなオーラを漂わせているが、武藤に関しては外見だったら普通の優等生。さて、こいつがどんな奴かと言うと

>学生時代は「牙沢に脅迫された」とでっち上げて満賀から口止め料をふんだくったり、早稲田の学生だった頃は仕送りを毎月使い切ってトキワ荘に訪れ、満賀が新聞記者だった頃に恋心を抱いていた後輩の竹葉さんと交際していることを自慢した挙げ句に、仕事が集中していた頃とはいえ、若手に過ぎない満賀に小遣いせびる奴。


・・・・・こんな、とんでもない奴だったりします(苦笑)。でも一方で武藤君みたいな生き方が出来たら或る意味でバラ色だと思ってたりする自分もいたりする(苦笑)。だって可愛い彼女がいて、バイト不要なほど仕送り貰えるなんて羨まし過ぎるだろうが!この野郎!!!!!

 そんな訳で、早稲田大学を出てインテリコースに進んだであろう武藤君にいつもの儀式に入ります。

 こ・の・う・ら・み・は・ら・さ・で・お・く・べ・き・か

 只今!武藤四郎に怨み念法を執行しました。以上、何気に日上は好きだったりする人間やじろべえでした。