ピカデリーのポイントが貯まってるので予告を拝見して是非、鑑賞したいと思っていた『幸せの教室』を鑑賞しに行った。今年に入って劇場で鑑賞した作品は『怪物くん』『海賊戦隊ゴーカイジャー』VS『宇宙刑事ギャバン』『テンペスト』『ダーク・フェアリー』『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』『ALWAYS三丁目の夕日』64、『しあわせのパン』『ヒューゴと不思議な発明』『TIME』『ドラえもん』ーのび太と奇跡の島ー、『戦火の馬』『宇宙戦艦ヤマト』2199ー第1章「新たなる旅立ち」ー、『HOME愛しの座敷わらし』『ジョン・カーター』『バトルシップ』『仮面ライダー』VSスーパー戦隊ースーパーヒーロー作戦ー、『タイタンの逆襲』『アーティスト』に続いて19作目だ。

 トム・ハンクス主演の学歴を理由にリストラされた中年男が大学に入って青春を謳歌するってエピソードで単純にコメディものとして楽しめそうだし、このような雰囲気のアメリカ映画は好きだ。それに、この手のタイプの作品は人生に影響するほど大ハマりすることもなければ、評し抜けすることも無いだろうし、安心して楽しめるだろうと感じていた。尚、パンフレットによると監督・脚本ともにトム・ハンクス氏が担当されてるそうだ。

 さて、感想はと言うと「期待通りの普通の王道的展開な面白さ」だったね。或る意味で不況社会に元気を与えるタイプの作品で或ることは間違いない。キャラクターも或る意味で個性的だが、改めて考えると普通の連中で片付けてしまう人たちが多い。例えば、トム・ハンクス演じる主人公を気に入った女子大生に惚れて嫉妬心を抱いた学生との三角関係とか笑えるけど、別段、珍しくない。敢えて、その中でキャラが立ってたのは経済学のマツタニ教授(ジョージ・タケイ)とジュリア・ロパーツさん演じるテイノー先生の旦那で一応作家としてデビューしているが原稿書かずに昼間は留守なのを良い事にエロサイトを閲覧している旦那は文句なしにキャラが立ってたね。

 その中でネタとして特にインパクトが大きかったのを挙げるとしたら、やっぱり文句無しに「醤油」だね。それとスピーチの授業で黒人の学生が『スター・トレック』を熱く語っていたんだけど、テイノー先生は『スター・ウォーズ』と間違えて・・・・・『スター・トレック』を『スター・ウォーズ』と間違えるだなんてトレッキーが最も嫌がる発言だよう。でも『スター・ウォーズ』も大好きなトレッキーは珍しく無いだろうし、私自身、両親が『スター・ウォーズ』のファンってこともあってエピソード4~6もビデオ鑑賞していたし、エピソード1~3は全部劇場で鑑賞したのに対して『スター・トレック』は2年前に上映された『スター・トレック』を劇場の大スクリーンで堪能したぐらいだが、拝見する機会があったら是非TVシリーズも拝見したいぐらいで或る。

 終盤に入ると大卒の元同僚がリストラ後にピザのデリバリーバイトをしていたり、一方でトム・ハンクス演じる主人公はコックの経験を生かしてバイトしていたレストランにて卒業する頃には厨房の責任者になっていたりというのも或る意味で定番だね。そしてラストのスピーチが大学に入って辿り着いた彼の答えに直結している(スピーチはトリで受講している学生全員のスピーチもアドリブでネタに取り入れてる巧みさだったりすることも報告しておこう)。