月刊、人間やじろべえ(バケラッタ)の第3期テキトー藤子論 第8回

 どーも、藤子ファンとしては若輩者だが、モラトリアム藤子ファン代表を自称するアマチュアコンビ「バケラッタ」のボケ担当だった「人間やじろべえ」でございます。ようこそ10月1日生まれの天秤(人間やじろべえ)座のピン芸人:マッチ一本火事の元のブログへ。このコーナーは藤子・F・不二雄全集の情報及び藤子ファンの方々ですら絶句してスルーしてしまいそうな人間やじろべえが考案した自己満足以外の何者でもない藤子関連のお遊び企画を毎月第4日曜日掲載しようというコーナーであります。

先月刊行された藤子・F・不二雄大全集一覧

・『ドラえもん』18巻(全20巻)
(幼稚園1970年1月号~71年3月号・72年10月号・73年3月号~12月号
 よいこ70年1月号~71年4月号・72年10.11月号・73年2月号~10月号
 てれびくん76年12月号(創刊号)~77年8月号(別冊付録))収録
解説:福井晴敏(作家)

・SF・異色短編3巻(全4巻)
(『ぼくの悪行』 週刊漫画アクション78年10月10日号
 『メフィスト惨歌』 漫画アクション増刊79年4月14日号
 『神さまごっこ』  漫画アクション増刊79年8月31日号
 『あいつのタイムマシン』 漫画アクション増刊79年12月11日号
 『いけにえ』    漫画アクション増刊80年4月29日号
 『超兵器が壱号』  漫画アクション増刊80年8月2日号
 『テレパ椎』   漫画アクション増刊80年12月6日号
 『旅人還る』    漫画アクション増刊81年3月7日号
 『白亜荘二泊三日』 漫画アクション7月6日スーパーフィクション号
 『福来たる』    漫画アクション増刊81年9月5日号
 『求む!求める人』 漫画アクション増刊82年1月2日号
 『倍速』      漫画アクション増刊82年6月5日号
 『侵略者』    漫画アクション増刊82年11月9日号
 『マイホーム』  漫画アクション増刊83年2月13日号
 『マイフェルター』   月刊スーパーアクション83年7月号(SFシアター1)
 『裏町裏通り名画館』  月刊スーパーアクション83年9月号(SFシアター2)
 『有名人販売株式会社』 月刊スーパーアクション84年9月号)収録
解説:望月智充(アニメ監督)

・『すすめロボケット』1巻(全3巻)
(幼稚園62年1月号~12月号
 小学一年生62年4月号~63年3月号)収録
解説:松本零士(漫画家)

 幼年版オールカラーの『ドラえもん』の解説は数多く原作作品が映画化されてるベストセラー作家:福井晴敏さん。何故なんだろう?と思っていたのだが、実際に納得してしまった(後述する)。漫画アクション編は結構多くエピソードを残したと思ってたので2巻に分かれるかと予想していたんだけど、思ったより少なかったね。漸くSF短編のOVAシリーズを手がけてきた人が来たね。最終巻は楽しみにしているSFマガジン編なのだが、現段階で解説未定らしい。ひょっとして『未来の想い出』の森田芳光監督が昨年末に亡くなってなかったら本多健二さんが3巻の解説を担当されていたのだろうか?ついに小学館漫画賞を63年に『てぶくろてっちゃん』と共に受賞した『すすめロボケット』単行本化キター。そういえば『宇宙戦艦ヤマト』2199は7作まで続くらしいね。

 さて、全巻予約している漂泊旦那さんの感想記事を毎回貼り付けしようと思う。私が普段お世話になって頂いてる藤子ファン仲間なのだが、コメント残す方々は『お笑いスター誕生』にリアルタイムで影響された方々や死刑問題に関心のある方々ばかりで藤子ファンの訪問率が少なさそうだからである。
 
・漂泊兄さんの『ドラえもん』18巻・SF異色短編3巻感想記事
http://d.hatena.ne.jp/hyouhaku/20120515
・漂泊兄さんの『ウメ星デンカ』4巻・『T・Pぼん』3巻感想記事
http://d.hatena.ne.jp/hyouhaku/20120524

今月、刊行された藤子・F・不二雄大全集
・新オバケのQ太郎3巻・大長編『ドラえもん』6巻(完結)

 初期短編が8月刊行に異動した代わりに大長編ドラの最終巻が今月刊行したんだけど、ねじまき都市が絶筆だけに中途半端な時期の刊行に違和感を感じるね(苦笑)。

その他、今月愛読した藤子単行本
F先生作品
・全集のみ
A先生作品
・『怪物くん』(ブッキング・藤子不二雄Aランド全21巻)
関連書
・田中道明『ザ・ドラえもんズ』(小学館・てんとう虫コミックス)1巻(全6巻)
・シナリオ:宮崎まさる、作画:三谷幸広『ザ・ドラえもんズ』(てんとう虫コミックススペシャル)5巻(全12巻)

 『怪物くん』は現段階で18巻までしか読み返していない。今月全巻読み返す予定。 

・人間やじろべえの藤子ファンにもスルーされそうなバカ企画6月号2012

 福井晴敏さんは自らの申し出で解説を書いたそうで或る。そして、その中身というのが18巻。つまり幼年版ドラに相応しい内容だった。サブロクとナナトオをターゲットにした商品の違いを具体的に挙げたうえで『ドラえもん』という作品を語っている。サブロクとナナトオ両方の魅力を感じるのが『ドラえもん』を初めとした藤子F作品だと感じてる。丁度、学年的には3・4年生版が本来の面白さが発揮されてるが、ほのぼのとする幼年版も大好きだからね。『ドラえもん』は結構ブラックなエピソードも多く、のび太に対して容赦ない暴言することも珍しくないけど、一方でーのび太と夢幻三剣士ーのドラや「どこでもだれでもローラースケート」でのドラも大好きな自分が特に好きな藤子キャラの一人が『ポコニャン』でストーリー面でもドラと違って教示的な面を押し付けないのが気に入ってる(勿論、ドラの教示的な面の重要さを承知しているうえでの考え方で、ブラックなエピソードも大変気に入ってる)。そして俺は70年代の藤子F幼年作品が大好きだったりする。


 以上、弟が二人いることもあってナナトオの頃にサブロク嗜好を卒業出来なかった子どもだった人間やじろべえでした。