前売り券を購入済みだったのでハリケンレッドの二股騒動が問題視されてる最中の1週間前の日曜日の昼間に特撮ファンの弟と『仮面ライダー』VSスーパー戦隊ースーパーヒーロー作戦ーを鑑賞しに行った。今年に入って劇場で鑑賞した作品は『怪物くん』『海賊戦隊ゴーカイジャー』VS『宇宙刑事ギャバン』『テンペスト』『ダーク・フェアリー』『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』『ALWAYS三丁目の夕日』64、『しあわせのパン』『ヒューゴと不思議な発明』『TIME』『ドラえもん』ーのび太と奇跡の島ー、『戦火の馬』『宇宙戦艦ヤマト』ー第1章「新たなる旅立ち」ー、『HOME愛しの座敷わらし』『ジョン・カーター』『バトルシップ』に続いて16作目だ。

 歴代のオールライダー及びオール戦隊ヒーローが総出演で話題になった作品。スーツアクターを招集するだけでも大変そうだが、だからこそ見応えありそうだと感じたし、ストーリー面においては特撮ファンの間で不評みたいだが、ほとんど歴代のライダーと戦隊ヒーローが招集するヒーローショー目当てに鑑賞しに行った次第で或る。

 余談だが、僕は昨年の『ゴーカイジャー・ゴセイジャー・スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』を興味本位で鑑賞して以来、朝早く起きてリアルタイムで視聴するようになり、4月に入ってからは『聖闘士星矢』Ω、『宇宙兄弟』と続けて視聴している。特撮離れしていた自分は「特撮ファンには嫌われてる井上敏樹氏の代表作『超光戦士シャンゼリオン』の大ファンだし、同時期の『激走戦隊カーレンジャー』も好き嫌いが分かれていたが,僕自身は楽しみにしていたなど、特撮ファンに嫌われる特撮作品を嗜好するケースが多かったりする。さて、そんな中で今回鑑賞したストーリー面の感想を率直に書くと

>個人的に抵抗を感じてイライラした。


 3年前の夏に上映されていたオールライダー対大ショッカーはディケードの最終回に繋がるストーリーだったらしいせかい、昨年末の深夜の地上波のオンエアで鑑賞した感想はディケードに影響を受けていない自分には「さっぱり訳が分からない」作品で郵便配達している自分は深夜に起きてるのも辛かっただけの退屈な作品だったのだが、今回は生理的にダメだった。

 恐らく理由は「ディケード側に沿ったストーリー」だったことが原因だと思う。ライダーと戦隊ヒーローも対決させる理由が必要だったのだろうか?まあ、どっちみち団結し合う展開を予め承知していた訳なので「実はマーベラスと士による作戦だった」という展開も或る意味で王道なのかもしれないが、無理に対決させる必要があったのだろうか?ゴーカイジャーVSゴセイジャーの場合は対戦しなければならない状況を自然の形で作ってたからね。或る意味で後楽園遊園地のヒーローショーの方が断然にストーリー性が無い分、子ども向けに徹していて断然、面白いと感じてしまった。ジェットコースターに乗ってリーダー格のレッドが登場すること自体がストーリー抜きに演出面でもメリットはあったりしたからね。

 俺はシャンゼリオンのファンだけあって、ゴーカイジャーも屈折している自分好みタイプだったりするけど、大人目線による子ども騙しでは無い作品を意識し過ぎて失敗したのがストーリー面での失敗なのでは無いだろうか?まあ、ライダーとスーパー戦隊が全員集結するだけでも大スクリーンで鑑賞する価値は或ると思うけどね。