きまぐれ食堂ティータイム 2012.5.16


 俺は人間やじろべえ。郵便局非常勤職員として、自転車で郵便配達の仕事に従事する外務ゆうメイトだ。しかし、他にも色々な顔を持つ。アマチュアのピン芸人「マッチ一本火事の元」として過去に大道芸人の整地「井の頭公園」にて顔面紙芝居で人気のピカさんが主催する「井の頭米粒劇場」に出演したり、新宿無料ライブに出演していたことがあり、R-1には現在でも毎年出場している。藤子不二雄ファンサークル「ネオユートピア」の会員だった。友人と「バケラッタ」というコンビ名でM-1にも出場したことが或る。そして、何と・・・・・

タイムリープ能力者なのだ。

 俺はタイムリープという能力を使える為に、自分の都合の良いように過去を替えることが出来る。だから、ネタが滑っても、滑ったという事実を消去してしまうことができるのだ。何い、とんでもない野郎だって?タイムリープは身体張るんだよう。所詮、俺は只のアマチュアなのに。
 
人間やじろべえ「さて、昼休みになり私は弁当を持参して食堂へ向かうのだった」
ナオテー「人間やじろべえ!何をナレーション入れてるんだ」
 ここでゴーバスターズのエンディング主題歌「きずな」の音源が流れてきた。
人間やじろべえ「ゴーバスターズのエンディング主題歌だ」
ナオテー「何故!こんな場所で」
 石森猛、秋葉進一、高遠リヒトの三人が踊っていた。
人間やじろべえ「なるほど特撮ファンの3人が踊ってたのか」
ナオテー「と言うより何故3人とも、こんな場所で踊ってるんだ。ましてや石森君は部外者だろうが」
石森「僕、大学在学中に冬休みにバイトしてたでしょうが」
ナオテー「だから、現在では部外者だろうが」
秋葉「石森君はヒーローショー経験の或るアクション俳優志望だったし、大学では考古学を専攻するなど体育会系だから、ダンスのレッスンも厳しくて参ったよ」
石森「ヒーローものも考古学も身体が資本っすからね。妥協したく無いんですよ」
ナオテー「石森君は身体がデカいから一番年下とは思えねーな」
リヒト「私なんて、3人の中で一番年上ですよ」
ナオテー「女の子は小ちゃい方が可愛いよ」
進一「そういえば、ナオテーさんの彼女も小柄で童顔のメイドでしたよね」
ナオテー「そうだよ」
進一「でもアニメファンでもないのにー峰不二子という女ーは毎週視聴している」
ナオテー「俺は子どもの頃からルパンファンだし、峰不二子のエロさを深夜に堪能しようとしない男なんている訳がねーだろうが」
石森「そういえば、人間やじろべえさんと僕はゴーバスターズで好きな部分が一致してるんですよ」
ナオテー「二人とも藤子ファンだけに藤子ファン要素が或るのか?」
石森「ゴーバスターズはメンバーの弱点が明確なんですよ」
ナオテー「弱点が明確ってのは特撮だからこそ重要なんだろうな」
人間やじろべえ「弱点が描かれてない特撮作品など心身ともに優れたイケメンの格好良さを発揮しただけの作品になっちまうから」
ナオテー「或る意味で学生時代イケてなかった芸人の典型的な痛い屈折ぶりだな」
進一「特撮オタってむしろイケてなかった芸人タイプが大半を占めるんですけどね」
石森「でも僕は人間やじろべえさん同様にシャンゼリオンも大好きだし、井上敏樹さんが携わった作品も結構好きな作品多いし、井上敏樹さんの人柄に好感を抱くのも人間やじろべえさん同様ですよ」
進一「井上敏樹は特撮ファンに嫌われてるけどね」
石森「人間、誰でも負のオーラが或りますから」
ナオテー「石森君から、そんな発言するなんて新鮮だな」
石森「僕だって屈折してるんですよ」
進一「なんか益々石森君に親近感が」
石森「肝心なのは客観視出来るかだと思うんですよ」
進一「そうそう。その通り」
石森「視野の狭さが偏見を招くんですよ」
人間やじろべえ「だから青少年育成条例には絶対反対!」
石森「弱点が或るから「どう克服するか?」ないしは「どう自己コントロールするか?」だと思ってます」
進一「さすが体育会系特撮ファンとしか言いようがないね」
竜一「あっ!3人とも揃ってるね」
ナオテー「竜一!何をギター持参してるんだよ」
竜一「僕も特撮マニアのギター弾きとしてゴーバスターズをコピーしようと調整しているので練習に加わってるんですよ」
ナオテー「お前ら!昼休みとは言えども局内に何をしているんだ?いい加減にしろ」