月刊、藤子不二雄toお笑い 第39回

 火の用心、火の用心、どーも10月1日生まれの天秤座のピン芸人「マッチ一本火事の元」でございます。ようこそアマチュアコンビ「バケラッタ」のボケ担当だった「人間やじろべえ」のブログへ。本職は郵便局非常勤職員でして、自転車で郵便配達をしております外務ゆうメイトでございます。特技:人間やじろべえ(両腕で身体のバランスを支える)。『天秤(人間やじろべえ)座のマッチ』をこれからもご贔屓にー。

 さて、本題です。とりあえず、毎月第2日曜日は藤子ファンであり、お笑いやってる俺が紹介する芸人さんによる藤子ネタや藤子関連のことを紹介しようというコーナーであります。とはいえ、当ブログで以前から「藤子to笑い」にて書いていたことのレギュラー化と言えば、それまでだ。

・人間やじろべえが選考する藤子作品最高の名台詞
『まんが道』ーお祝いー
森安「エーッ!?ウナ重(漫画少年編集部に戻りながら)そんなの不公平だぁぁぁぁぁ。俺もウナ重を奢って貰いに行こう(ここでズッコケて人間やじろべえを披露する)マッチ一本火事の元!一回戦敗退を重ねた挙げ句にR-1で優勝」

 3月も残り2日を残して漸く連載記事を書きます。藤子ファンとしては若輩者だがモラトリアム藤子ファン代表:人間やじろべえです(この表現を替える気は一切ない)。『よろしくメカドック』。当連載でも紹介したことがある藤子マニアのギター弾き:修魑さんが結婚されたらしい。おめでとうございます。っていうか修魑さんがツイッター上で1週間以上経って久々に拝見して気付いた俺って一体!?

 少年キングが休刊して最大のメリットは『まんが道』の最終回が描かれていたことだと思い込んでたりする。『まんが道』の最終回に関しては既読者なら紹介するまでもない名シーンだが、年齢を重ねるに連れて寺田ヒロオ氏や森安なおや氏が現在進行形でマンガの夢を追って描き続けてるような終わり方自体に泣けてくる。

 寺田ヒロオ氏が「一人でマンガを描いてることの孤独さを語り、才野と満賀に「満才茂道が羨ましい」と語るシーンが或るんだけど、僕自身、ピンでお笑いやっていたので凄く共感出来る。最近ではすっかり毎週土曜に素人丸出し即興漫才を当ブログで書き込むことが日課となったが我ながら当ブログで最も力を入れてたりする。そして「俺も相方がいれば頑張れたのかな?」と思ってたりする。

 バケラッタはM-1限定コンビだったからね。コンビと言うよりは友人同士だったから、活動に影響は無い。コンビ組むとなると「俺がネタ書かなければならない」って責務を担うことになり、相方がいるので「相方を路頭に迷わす訳にはいかない」という自らを追い込むことで這い上がろうという気持ちが芽生えると思う。却って自分一人の方が大事に出来ないっていうか、藤子ファンライフを中心に自分のオタクライフをエンジョイする時間に注ぎ込んでしまう分、それはそれで楽しい時間であり、ブログの更新にも困らないのだけど、自分を追い込まずに済んで現状に甘えてしまう。悩み出すと止まらない性格の僕は自分の体験談から、自分を追い込んだ状態から開き直らないと本領を発揮出来ない気がしたんだよね。

 俺は元々お笑い自体が好きだったとは言えども「目立ちたい」だとか「普段のコンプレックスの反動」など自分の為だけにやっていたし、「いつまでも子供でいたい」という感覚は今でも或る。だが一方で「だからこそ保護者でありたい」という感情も芽生えている。登録制の派遣バイトで夏場の工事現場に入っていた自分が神経衰弱に陥り、お笑いブームで量産化された番組の影響で実社会不信がエスカレートしていったこともあって、でも自分が負け組という現状には変わりなく「一回戦敗退の素人の自分は一円すら払う価値がない」と本気で落ち込んでいたからね。ミーハーファンの女の子にも苦手意識を感じていた自分は「芸人さんと合コンしたい」とほざいてる女の子に限って、人見知りの自分が参加したら「空気濁さないで」と平気で言うんじゃねーの?と疑って目を背けていた。

 他人からしたら「甘えてる」の一言で片付けられるかもしれないけど、トラウマを克服する苦しさは尋常ではない。当ブログでもエンタ批判やら、『爆笑レッドカーペット』レギュラー化反対!だとか唱えまくっていた俺だが、あれほど終了して欲しくてスルーしていたエンタの終了と同時にお笑いブームの終焉を実感し、お笑いが好きだという気持ちを取り戻したんだよね。そのせいか『べしゃり暮らし』12巻に中学時代からの仲良しトリオが方向性の違いから野原君が脱退することになって、「お別れ会」というネタのラストステージで号泣して抱き合う終わり方は僕自身が『少年時代』の別れのシーンなどにも混同してしまい、号泣してしまった。

 それにミーハーファンの女の子だって、そりゃー中には「芸人さんと合コンしたい」と普段ほざいていながら人見知りの自分が参加したら「空気を濁さないで」と平気で言う子も勿論、いるだろう!でも、ミーハーファンへの偏見だけで疑って目を背ける方が問題であって、お笑いブームの影響で見失っていて肝心なことに気付かなかった自分には「お前自身、ユーザーとして大したことないな」と突きつけるしかないね。

 現時点で俺は構成作家になりたかったりする。元々テレビ・ラジオやマンガを愛好している自分は「次回お楽しみに」的な編集構成が好きだし、ブログで自分の愛好するテーマを色々と書いて企画を思いつき、実行するのも楽しいし、何より芸人さんを支援したい。とはいえ現段階の自分では勉強不足だし、郵便配達しながら学業するのは体力的にハードだし、学費も払える余裕がない。

 俺は養成学校が嫌いだし、「お笑いの道を選ぶってことは、お笑いから避けられないことでもあるから、一生を覚悟をして欲しい」ので、たかだが高校を出たばかりの18歳の子がそのまま入学すること自体も否定的に捉えてる。とはいえ、養成学校の先生になって実現したい支離滅裂な理想を発表したい。

・教科書は『まんが道』全巻。ブログで毎週1巻ずつレビュー書くことを義務付けさせる(藤子ファンも閲覧しているかもしれない中で、レビューすることの重大さを実感させる)。

・基本的にダメ出ししない。その代わりに質問されても応答しない(お笑いの道を選んだ以上は舞台出演を通して体当たりで吸収すべきだと思ってる)。

・その代わり、観察していて立ち直れなさそうと判断したら、自ら声掛けして飯も奢って一言を諭す。

>お笑いが好きでこの道を選んだんだろうけど、お前自身がユーザーファンとして大したことないな。

 精神面も含めて単に未熟だったら鍛えようがある。でも見失った状態に陥ったら自力で立ち直るしか無いから必要な一言だと思ってる。そして、もしも「泣いても良いですか?」と聞かれたら

>良いよ。

 と答える。R-1には毎年、自分自身も参戦する。そして無様な姿を晒すことになるだろうが、自分が体当たりする姿を目撃して、何かを学んで欲しい。


 以上、只の綺麗事なのかもしれないが、僕の支離滅裂な理想だったりする。