本日3月10日は我が敬愛する藤子不二雄A先生の誕生日です。昭和9年生まれなので78歳になりました。おめでとうございます。A先生には是非とも毎年、俺が言ってることなのだが、無理をなさらず、いつまでもお元気で「明日出来ることは今日やるな」の精神でF先生の分も生涯現役で頑張って頂きたいです。

 只今!A先生が連載中の作品は偶数月刊行のビッグコミックオリジナル増刊にて『愛、しりそめし頃に』、月刊誌のジャンプスクエアにて『PERマンの情熱的な日々』を連載中。前者が『まんが道』の続編、後者がコミックエッセイなので、どちらもライフワークとなれる作品だし、講演イベントやTV雑誌でのインタビューなども多いから現役で第一線で活躍していることを実感するね。そんな訳で昨年の『アメトーク』での「のび太ほっとけない芸人」に続いて、是非「ネームを描かないA先生の生き方が将来出来るようになりたい芸人」を実現して欲しいね(ついでに「F先生のダジャレネーミングセンスは我々の見本だと信じ込んでる芸人も)。

 F先生関連では09年7月24日より藤子・F・不二雄大全集が刊行されたり、昨年は藤子・F・不二雄ミュージアムが開館されたりされたが、A作品の方も大野智主演ドラマ『怪物くん』が映画化されたり、黒烏龍茶のCMなど最近メディアで取り上げる機会が多いことは嬉しい限りだね。単行本の刊行に関しても、昨年はブラックユーモア短編集が発行され、未収録だった『田園交響楽』が収録されたけど、さすがに発禁系統の作品は収録されなかったし、変シリーズや『鳥人くーん』や変シリーズなどの少年向けブラック短編も収録されることはなかったね。『わが分裂の花咲ける時』未読のまま『わが分裂の花咲ける時』の主人公になってしまった自分としては『わが分裂の花咲ける時』が未収録なのも納得いかない。そんな訳でペーストしよう。
http://blogs.yahoo.co.jp/ningenyajirobe/60059026.html
 わが分裂の『ノルウェイの森』。・・・・・映画を鑑賞当時は原作未読だったんだけど、70年前後のサイケテイスト溢れる理屈ぽい哲学性を感じた官能文学の世界観が最高だったね。

 そして先月は『小池さん大集合』が発行されたね。実は現段階で未購入なので、購読次第で直ちにレビューを書こうと思ってるが、マイナーな作品が相次いで単行本化されてることも正直、嬉しい。そして数年前には『愛ぬすびと』と『愛たずねびと』がブッキングより刊行されそうな勢いがあったけど、どうしたんだろう?どうせなら完全版で刊行して欲しいね(『愛ぬすびと』に関しては96年に発行された完全版を発行当時の1000円より安い840円で数年前にまんだらけで購読したから購読する必要が無かったりするんだけどね)。他にも単行本自体は所有しているけど完全収録されてない作品も山ほど多いし、様々な作品の完全版の刊行自体を期待したいね(と言いつつも藤子F全集と重ねて収集するのは困難なので、現段階ではこのペースでお願い致します)。