◢◤私~そして「みづほの道」59◢◤
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私はいかなる組織にも宗教にも属していない
ただあるは神から授かった「道」のみである
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今から思えば、渋谷区本町の不動通り商店街というのは、私にとり、まさしく人生の重要な節目でありターニング・ポイントであった。
しかるに、その土地でお世話になって親しいお付き合いをさせていただいた老夫婦二組の話をしたいと思う。
前にも少し取り上げたが、その方たちの霊を弔うためにも・・・
先ずは野口さんご夫妻。
不動通りで「山小屋」というお好み焼きの店をやっておられた。
週に2~3回は仕事の帰りに立ち寄って食事をするのが常であった。
マスターは戦前の海軍将校だった。
蛯名でレジャー施設の経営に破綻して渋谷区にやって来られた珍しい経歴の方であった。
政治家を志したこともあったという。
マスターとはよくお話もした。
店へ行くと看板の時間が過ぎても帰してくれない。
ビールやつまみをサービスしては私とAkoをつかまえては様々な話をするのである。
「自分の家に帰ってきたと思ってゆっくりしてらっしゃい」と言われたらすぐ帰るわけにもいかない。
マスターの晩酌に付き合いながら夜中の12時を過ぎることもあった。
マスターは体のガッシリした人で腕っぷしも強い。
しかしインテリジェンスに溢れていた。
その頭脳はとても七十歳を過ぎた老人とは思えなかった。
「あなたは珍しい、私がいろんなことを教えてあげよう。」
奥さんはとても忍耐強く従順な方であった。
最後にサービスで出してくださる汁物の味は天下一品で忘れられない。
二度ほど旅行をしたことがある。
奈良に演奏の仕事で行ったときは遊びに来てくださり、そのついでに京都にも一緒に立ち寄った。
私の車で箱根へ行った際のこと・・・。
帰りの運転で疲れた私をねぎらって、温泉で食事をしてゆっくりと帰ろうということになり、ちょうどそれに相応しい施設を見つけた。
帰路の時間には既に陽もとっぷりと暮れていた。
さあ帰ろうというときに、私は窓越しに光る何かを見つけた。
目の前は富士山だったが、そこに数多のUFOの光のショウタイムが始まったのだ。
みんなで目が釘付けになった。
クリスマスに飾るイルミネーションのように、ピカッ、ピカッと点灯・点滅したのだから驚いた。
あまりにも見事で嬉しくなった。
その光のメッセージは今でも忘れることの出来ない体験である。
ありがとう!
次回は喫茶店「ジェート」を経営されていた磯部夫妻の話をしよう。