<WORDS>個と全<WORDS> ☁☁☁ 個と全 ☁☁☁ 私は60幾年の人生で ありとあらゆるものをつぶさに見てきた だがまだ足りていないのだろう 見ていないものもあるから だからこうして生きているのだろう 私にとって見るという言葉は 全身全霊の行為そのものである 長く生きたか短いかは知らねども 自らの個を通して全を生きてきた気がする 神の呼吸は宇宙の一循である さりとて瞬間にも及ぶ 長短大小とは無関係だ 水の一滴は全ての水の性質をあらわす ゆえに人の個は全宇宙と同じなのである