<MUSIC>
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喜びと悲しみの音楽
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音楽には喜びと悲しみが同居している。
砂糖だけの善哉よりも少し塩の入ったもののほうが美味しい。
喜びが好きだからといってそれだけを追い求めることは出来ない。
突然嫌なことも起る。
そういうものを経験してこそ魅力のある人間になるのだろう。
悲しみは人生のスパイスだ。
人々に幸せを与えるピエロは悲しみを隠している。
悲しみのないブルースなんて存在しない。
この世は喜びと悲しみであふれている。
分けることさえ出来ない世界もある。
それが音楽だから仕方がない。
子供が大人になるきっかけはそこにもある。
わくわくすることだけを求めるのは幼稚な世界だ。
良い音楽には深みがある。
白と黒から全ては生まれる。
光と影を知ることは素晴らしいことだ。
そこに全てがある。
素晴らしい人生とはその両極を味わうときに訪れる。
死ぬときにこの世は美しいと思えるならば最高だ。
醜さを超えて真実の美に到達する。
対極にあるものを拒絶する人には美は訪れない。
良い音楽家は悲しみや痛みを秘めている。
音楽とはそういうものだ。
これが生きることの全肯定である。
喜びだけを求めるのは生を否定することだ。
悲しみがあるから喜びがやってくる。
だから人生は素晴らしい。
冬を恐れるなかれ。
死を恐れるなかれ。
生と死の向こうに天国はあるのだ。
神は喜びと悲しみを受け入れる人に祝福を与え給う。
喜びに涙する人々に幸いあれ。
それがまことの音楽だからだ。
それがまことの愛だからだ。
わかち合い響き合い共に生きる。
誰もひとりで生きている人はいない。
ひとりの悲しみはみんなのもの。
ひとりの喜びもみんなのもの。
だから音楽がある。
喜びと悲しみの音楽は愛と調和に誘ってくれる。
今こそそんな音楽を賛美しよう。
さあ乾杯だ!
☆まなたから