5月11日、令和初の園遊会が開催された。

本来令和元年にも例年通り開催される予定だったが

皇后陛下のご負担を軽くするために見送ったままコロナ禍に突入。

令和5年となる今年まで開催されることがなかったわけだ。

しかし、即位後初というのに控えめに言って何かと残念な園遊会となってしまった。

 

●ソフトドリンクのみで名物の食事やアルコール提供なし、招待者大幅減

●5類移行後の屋外開催なのにマスク着用推奨

●早朝から首都圏で中規模地震と夕方は落雷で交通機関混乱の厄日

●午前中の青空から一転午後から降雨

●お出ましが30分遅れで招待客、多忙の首相、楽器を抱えた楽隊など

 雨の中待ちぼうけ

 (即位の礼でも空模様をうかがって開始を遅らせ賓客を待たせた前例あり)

●30分遅れたため雷雨の中の歓談となってしまう。

●ご優秀な愛子内親王殿下は大学4年になっても学業優先でお出ましなし

 (元宮内庁職員がテレビ解説で成年でも学生は出席しないと言い切るも

  天皇陛下、黒田清子さん、瑶子女王殿下の出席の前例はある)

●皇后陛下のグダグダの着付け 

 長めに着付けて裾を踏んだのか、途中から後ろ身頃にドレープができている 

●両陛下の会話のリズムが悪いうえ招待客と話がかみ合わないことが多々あり

 ・片岡仁左衛門さんご夫妻の「ぜひ歌舞伎座にお運びください」に対し

  「昔舞台を観たことがあります」と昭和の思い出で返す

 ・車いすテニスグランドスラムの国枝さんに

  皇太子時代フェデラーを赤坂御用地に呼んでテニスをした自慢

 ・皇后陛下は夏季冬季の競技の違いを認識していないため

  高木美帆さんと伊藤美誠さんはオリンピックで一緒だったのかと訊いてしまう

 ・話が締められたと思って招待客が頭を下げているのに

  皇后陛下が新たに話を振ってしまう

 ・リズムが悪いため皇嗣同妃両殿下以下の皇族が様子を見ながらも渋滞

●空回りな気遣い

 ・時間延長。悪天候なので定刻通り初めて早めに切り上げる気遣いがよかった

 ・傘をたたんで待っていた仁左衛門さんご夫妻に傘をさしてくださいと勧めるも

  両陛下は眼前に立たれたまま動かれないのでスペースがなく結局傘を開けず

 

ざっとあげたところでもこんな感じである。

伊藤美誠さんのように例外的にカジュアルな装いの人もいたけれど

招待客はほぼほぼ準礼装で参加している。

ずぶ濡れの高価な衣装の高額なメンテナンスも大変だろうし

高齢で病み上がりの仁左衛門さんはじめ

雨に濡れて待たされて寒い思いをして体調崩す方がいなければいいのだが。

 

三番目のリンク先、岩手朝日テレビの動画には

職員が差し出した傘を断って皇嗣同妃両殿下が相合傘におさまるご様子も。

雨脚が強まって雨音が邪魔になる感じもあったので

相合傘のほうが招待客と三者または四者での会話がしやすいという

合理的な対応でもあったのだろうが

実にさりげなくご夫婦仲のよさをうかがわせるお振舞でもあった。

 

 

 

 

 

 

皇嗣同妃両殿下がチャールズ国王戴冠式の英国訪問を終え帰国された。

日本時間4日午前ご出発、7日夜ご帰国の2泊4日タイトなスケジュールである。

 

ご出発当日皇嗣邸を出発される際、妃殿下は鮮やかな水色のスーツと華やかなお帽子。

お見送りの佳子内親王殿下と並ばれた悠仁親王殿下はまた背が伸びた様子だった。

 

羽田空港ではお見送りのロングボトム駐日大使夫妻とにこやかに会話される両殿下。

そして、外遊中の岸田首相と分けあって初めての政府専用機にご搭乗。

 

現地時間4日夕英国着。

駐英大使夫妻、英外務省担当官の出迎えを受けホテルへ。

 

翌5日。

駐英ブルガリア大使館でシメオン2世元国王ご夫妻とご面会。

次に英国在留邦人各関係者12人と1時間近くご懇談。妃殿下はベージュのスーツ。

その後国王主催レセプションご出席。

妃殿下は淡い水色のレースのドレスに共布のクラッチバッグ。同色のパンプス。

とてもエレガント。

他の賓客に合わせて国内でお履きのお靴よりヒールも細く高いのがわかる。

ホテルや警備関係者もマスクなし。

 

レセプションではチャールズ国王、ウィリアム王太子はじめ

各国王族や招待客とご懇談。

その後王族などが招待されたオズワルドクラブでの夕食会にもご出席。

皇嗣妃殿下はお召し替えなしも共布のショールを着用。

 

6日は戴冠式。

皇嗣殿下はモーニング、妃殿下は三つ紋の格調高い訪問着をお召しだった。

七宝の帯、帯揚げ草履などもお祝いの場にふさわしい物。

 

ウェストミンスター寺院でのお席は各国国王、コモンウェルスのうしろ。

ノルウェー王太子同妃両殿下、デンマーク王太子同妃両殿下と同じ2ブロック目最前列。

ブロック最前列ということもあり、LIVEでもちょこちょこお姿を拝見できた。

いつ映っても微動だにせず姿勢を崩されないのは素晴らしい。

 

戴冠式後は日本時間7日午後8時ごろには羽田空港着なので本当に強行軍。

皇嗣同妃両殿下も各国王族に負けず劣らずタフでいらっしゃる。

外国ご訪問の前後には宮中三殿、武蔵野陵及び武蔵野東陵への御参拝もかかされない。

 noblesse obligeを果たすためには心身ともにタフさが求められるわけだ。

 

それにしても今回の訪英に関して愛子天皇推しの方々は

駐日英国大使館にも相当迷惑をかけたのではないだろうか。

駐日大使がエリザベス女王の戴冠式を引き合いにだして

皇嗣同妃両殿下の参列がふさわしく歓迎すると会見するとは。

 

ドレスコードに則り格調高く整えられたお着物に難癖付けるのも日本人とは思えない。

そもそも愛子天皇推し自体が今上を軽んじその宣明を否定するもので不敬である。

 

まあ、英国に限らず優秀な各国情報機関は一般国民より皇室の内情及び人物像を熟知しており

ノイジーマイノリティーの意見にはこれっぽっちも惑わされることはないわけだが。

 

明日は令和初園遊会。

いろいろと楽しみだ。

 

5月6日、英国らしい空模様の

ウェストミンスター寺院でチャールズ3世の戴冠式が行われた。

 

70年前のエリザベス女王の戴冠式と比べて様々な面で簡素化されており

ティアライベントを楽しみにして身としては物足りなさを感じながらも

さすがに荘厳で眼福であった。

 

ウィリアム王太子のガーター騎士団、アン王女のシッスル騎士団。

キャサリン妃とソフィー妃など上級王族のローブ姿。

近衛兵や衛兵に黄金の馬車にいたるまでファンタジーさながら。

 

翌日ウィンザー城で行われた戴冠式コンサートも豪華で

王族も参加者もみんな楽しそうだった。

 

今回の戴冠式で個人的な推しはやはりレディ・ルイーズなのだが

一番がんばったのはシャーロット王女で間違いないだろう。

戴冠式でもその後のバルコニーでもコンサートでも

やんちゃな5歳の弟の面倒をよく見ていて感心した。

王女自身も戴冠式の直前2日に8歳の誕生日を迎えたばかりだというのに

アン王女のあとにプリンセスロイヤルを継ぐにふさわしい資質をすでに備えている。

折々みせたカーテシーも見栄えが良い。

 

式の合間に母キャサリン妃と目が合った時に微笑み合っていたが

そこは年相応でかわいらしく、母娘の信頼関係が垣間見えた。

家庭が円満で十分な愛情も注がれ

情緒が安定しているのもあるのだろう。

ドレスも月桂樹のヘッドピースもリンクコーデでかわいらしかった。

 

しかし、上級王族はタフである。

イベントの前後はもちろん合間にも各々の公務をこなし

その上サプライズのお出ましもたびたび。

昨日はまた勢揃いのガーデンパーティーでにこやかにゲストをもてなしている。

 

日本でも明日令和初(!)の園遊会が開催されるが

招待客を絞ったうえに名物の軽食なし、アルコールなし、マスク着用推奨。

英国王室ガーデンパーティの映像画像を堪能した直後とあって

物足りなく感じてしまうのは仕方ない。