SIRメンバー総出演でおこなう一夜限りの公演

★劇団SIR☆

第2弾となる今年は「将☆雀」というお話でございました(///ˊㅿˋ///)


観られなかったよー!悲しいよーっ!という方へ!!!

上演が終了したということで、一体どんなお話だったのかということをかいつまんでにはなりますが、ここでご紹介をば。




☆☆☆


他国に例を見ない特殊なルールを持つ【将棋国】
4000年の歴史ある大国【麻雀国】


二つの国は共に遊戯国と言われながら相入れぬ考え方の元、火花こそ散らさぬものの互いに嫌いあい、冷戦状態にありました

ある日のこと将棋国をすべる王が姿を消し、時を同じくして麻雀国のシンボル的存在である運の女神も姿を消してしまいます

将棋国は王を麻雀国に奪われたと思い
麻雀国は女神を将棋国に奪われたと思う


互いに嫌いあう二つの国はついに決戦だと両国間に対峙したのです



初めにやってきたのは将棋国の角行(横屋敷有沙)と麻雀国の白撥中(ゆうの)
相手の悪口を言い合ってとても険悪な雰囲気です。ふたりを止めに来た飛車(柳瀬悠希)と東南西北(神村風子)も火花を散らして両国はやはり一触即発の雰囲気。


将棋国から援軍として歩(佐々木理恵)、香車(夏希リラ)、桂馬(桜井紗稀)、銀将(王崎まりな)、金将(熊谷知花)がやってきます


これは多勢に無勢と麻雀国も仲間を呼びますが現れたのは「ピンズマンズソーズ(橘さり)」ただ1人。

しかし麻雀国の面々はそれぞれ「タンヤオアタック」「大三元」「国士無双」など圧倒的な力で将棋国を追い詰めます



けれど将棋国も「穴熊囲い」という伝統的鉄壁の守りから飛車角が敵陣に入り成るという好手。いざ王手というところでピンズマンズソーズにやられて麻雀国の駒に?!飛車角落ちでどうやって戦う?っと思ったら歩が成ってまさかの成金キャラ?!




ハチャメチャな戦いの中で二つの国はいつの間にか「相手の国のこと、実は全く知らなかったんだな」っということに気付きます。



「なんとなく自分の国と似てる気がするから…なんとなく好きじゃないなぁ。。。」っという思いがいつの間にか「いや、何かわからないけど気に食わない!」になって、いつの間にか「あの国のこと大っ嫌い!!」になっていたんだ。

もともと大した理由なんて無いのに、勝手な想像と思いこみで「嫌い」になってた。


でも、相手をほんの少し知っただけで「あれ?全然違う存在じゃん。」「すごいところもいっぱいあって、本当は面白いやつなんじゃん」っとわかります


「相手を知ったら好きになれる?」
「そりゃまだわかんねーよ」
「でも、もう前より嫌いじゃありません」
「今思うのは、相手をもう少し知りたいということですね」
「知りたいって事は、好きってことぴょんぴょん!」
「そんなんじゃないですけど」




二つの国の間にあたたかい空気が流れます




しかし次の瞬間、


「つまんない!つまんない!つまんなーい!」


と、謎の女が現れました。


女は言います「将棋国と麻雀国が戦争するっていうから見学に来てあげたのに、なーに仲良くなっちゃおーみたいな空気だしちゃってんの?」


女は憮然とした態度で香車をぶん殴ります。
一瞬の出来事に将棋国の面々が驚いて動けないでいると、麻雀国のピンズマンズソーズが女に立ち向かって行きました。しかしあっさりと返り討ちにされてしまいます。


将棋国の面々も麻雀国の面々も次々と女に戦いを挑みますが、圧倒的な力の差に皆屈服してしまいました


女は言います


「将棋国、麻雀国はどちらも滅びる」



なぜだと問う人々に女は続けます。


「将棋国も麻雀国も人を楽しませることが生きがいの遊戯国。でもね、あなたのお友達将棋のルールわかる?あなたの子供たち麻雀で遊ぼうって声かけてくる?来ないよね。この世界には漫画もゲームも映画もアニメもSNSも動画サイトもなんだってある。スマホ一つで何時間だって遊べるのに将棋の駒の動きや戦略覚える?雀卓囲むために4人の面子をそろえる?めんどくさいなぁ。…ほら、予言するよ。貴方達の国は滅びる」



女の言っていることに胸を刺され、動けなくなる両国









するとそこに行方不明となっていた将棋国の王将(山下若菜)と麻雀国の運の女神(葉月)が「ほろびてなるものかぁぁぁぁぁぁぉぁあ!!!」っとやってきます


縦横無尽に駆け回り、女を捕まえると



「捕まえたぞ!アプリ!!!!」


と、女の名を呼びます



女はアプリ国の女王「アプリ(湯川舞)」
王将と女神は「鬼ごっこでアプリを捕まえることが出来たら、将棋国、麻雀国をアプリにして配信してくれる」との約束のためにアプリを追いかけまわしていたのだと言います





王将と女神は国の新しい可能性を探るべく、アプリの出した鬼ごっこバトルに挑んでいたのでした




バトルに勝った(アプリを捕まえた)ので将棋国も麻雀国もアプリ配信の権利を獲得!

降って湧いた話に戸惑いながらも、全世界の人が将棋や麻雀をいつでもどこでも手軽に遊べるようになるとあって、こうしちゃいられん!早速国へ帰って作戦会議だっ!っと面々は国へと帰って行きました







そんな中運の女神は王将に

「今回の事で気づいたことがあるのです」
と言います



「自分と仲間を愛するが故に、相手を勝手に敵にしてしまうのはすごく勿体のないことです。相手を知れば分かり合えることもある。分かり合えない感情でも、拒絶せず、「そういう考えもあるんだ」と手を取り合えばもっと面白いことが出来るのに」



女神はそう言ってにっこり笑うと王将に耳打ちをします

女神の話を聞いた王将は驚きこそしますが



「それは、最高に面白い!」



っと言いました










しばらくして


「将棋と麻雀が同時に楽しめる究極バトルアプリ」が完成しました


なんと全世界で1000万ダウンロード突破!!
大人気アプリとなったのです




めでたしめでたし、




っと思いきや、少し思いつめた顔でアプリが言います


「…アプリの寿命はもってあと10年だ」と


技術の開発は日夜進みます。スマホの普及でポケットベルは姿を消しました。ポケットベルの普及で肩掛けの電話は姿を消しました。


アプリも、アプリよりもっと身近で面白いものが出来上がったらきっと自分は消えるけど、それでもいいかと聞いてきます。





王将と女神は答えました。

「お前は大丈夫だ」と


意味のわからない断言に言葉を荒らげるアプリでしたが、女神は言います


「ポケットベルも肩掛けの電話もスマートフォンだって「人を楽しませたい」という譲れない思いのために変わってきた。変われるって最高だわ。本当に本当に大切な譲れないモノのためにならどんどん変わればいいと思う」と

王将も続きます。
「時代はどんどん受け継がれる。アプリの中にはポケットベルの想いも、肩掛けの電話の想いも、それを作ってきた人たちの「人を楽しませたい」
という想いがみんなみーんな詰まっている。今はアプリの時代だから、悩みながらでも進め」と


必死にがむしゃらに進んだ先の先、自分の時代が終わるとしても、そこは絶望じゃない。そこは次の時代の奴らへ想いを託す場所。希望の始まりなんだ。と




アプリは少し泣いたように見えました。



そして、いつものようにそっけなく、たった一言言いました。





「ありがとう」




おしまい

٩(●˙▽˙●)۶



どざざざざーっと来ましたが、ざっくりとこんなお話でした(/ω\)

若菜の台本の特徴に「世界観はファンタジーのクセして登場人物が全員人間臭い」というのがあります(笑)


人が人を嫌いになる瞬間も、その思いが溶ける瞬間も、自分の苦しみの正体がわからず、誰彼構わず傷つけてしまうことも、たった一言で信じられないくらい素直になれることも


生きていたらわりと身近に起こりうることをファンタジーを隠れ蓑にして書いてる感じですかね(笑)




☆★☆★☆★☆★☆★☆
【オンエア情報】
★毎週金曜日27時10分から
Tokyo MXにて
SIRの地上波初冠番組がスタート!!

✩毎週土曜日26時30分~27時00分
文化放送インターネットラジオ「超!A&G+」にて配信!
→視聴方法はこちらからhttp://www.joqr.co.jp/blog/keitai/



【ライブ情報】
☆10月2日(日)
ボートレース戸田!アイドルスパークしマクれ!

ボートレース場にて2回のミニライブを行いますー(///ˊㅿˋ///)
私達のアーティスト写真が描かれたクオカードが当たる抽選会も!



☆10月16日(日)

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業界初!アイドルクーポン誌が誕生!

これまで、数々の旬なアイドルを表紙に迎え、
アイドルシーンを盛り上げてきた楽遊が、もっと役に立つ!もっと使える!情報誌になるためにリニューアル!!そこで今回楽遊IDOL PASS主催ライブ第二弾を開催決定!

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ツアーファイナルは

12月19日(月)

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【来店情報】

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サンスポアイドルリポーターSIR
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