ついに公開されましたね。
最初ユーチューブの方で待機していたんですが、公開されなくて焦っていたら、まさかの公式HPで公開されてました。
始まりはピアノを弾いているシーン。よく見ると鍵盤の色がおかしくて、白い部分が黒っぽく(茶色?)で塗られています。タイトルにちなんでるのかな。
人が亡くなった現場に停まっている車と、呆然とたたずむ男性。どこか困惑した表情。
カメラで現場を撮影する人もいますね。そこに報道陣や見物人がやってきます。
手前に歩道みたいなものが見えることから、おそらく人が亡くなった(?)のは車道の真ん中。亡くなった人は、困惑していた男性が運転する車にひかれたのでしょうか?もしくは建物から飛び降りて自殺したのでしょうか?
人の形をしたマークの周りには、血のように散っている彼岸花の花びら。
平手がその事故現場を見つめながら彼岸花を持っていることから、亡くなったのは平手が演じる僕(主人公)なのかもしれません。
(ちなみに主人公の知り合いが亡くなったって意見も多いです。)
彼岸花は昔からよくお墓の周りに植えられていて、死体を食い荒らしに来た動物が彼岸花を食べると、その毒によって死ぬことから死を連想させる花として有名です。
春ではなくお彼岸の時期に花を咲かせ、花と葉が同時につくことがないから、不気味だともいわれています。
彼岸花の別名は沢山あります。死人花や地獄花など、暗いものを連想させる名前の他にも、仏教的には白色の彼岸花は曼珠沙華(天界に咲く悪業を払う花)と呼ばれたり、韓国では相思華(花と葉が同時につかないから、すれ違っているけど互いに思いあってるという意味)と呼ばれたりしています。
花言葉は、情熱・独立・再開(転生)・あきらめ・悲しい思い出・思うはあなた一人・また会う日を楽しみになどです。(赤字は特に重要)
彼岸花には赤いリボンが巻かれています。赤いリボンは病気や事故で人生を全うできなかった人々への追悼の気持ちを表すものとのこと。
これらのことを踏まえて、MVの内容に戻ります。
僕(平手)の顔が汚れており、服も穴が開いています。やはり死んだ可能性が高いような気がしますね。
歩く平手の後ろで、0:28らへんで両親に反抗するメンバーの姿が映っています。
受験勉強か何かでいろいろ言われたのでしょうか?
また次も喧嘩の現場にきます。齋藤が男性(彼氏)と言い争っています。後ろでは警備員?と男性?の争いをしています(0:34)。
0:35では佐藤が万引きをしてしまったのでしょうか?店員らしき男性と警察がいますね。買い物しに来ていたおばさんとレジ打ちの女の子がひそひそ会話しています。机の上には盗んだ化粧品などが置かれています。取り調べでしょうか?
0:43では引きこもりになってしまった鈴本がテレビを見ていますね。スーツ姿の女性(面接官?)から叱られる織田もいます。スーツ姿の男性から何か言われている守屋、女性を取り合ってけんかしている男性たちも(0:50)で映ってますね。
0:51ではいじめを受ける小林の姿が。ばらまかれた紙は何でしょうか?(私は勝手に、小説家を目指している小林=女の子が原稿をばらまかれたのかなと妄想してます)
今度は社会人になった石森が、同僚からあれこれ言われているシーン(0:59)。電卓とか置いてありますね。学生もつらいですが、社会に出ても困難は待ち受けています。服装が今どきの若者すぎて、何やらいろいろ言われている様子。
1:01の小池はスマホを見て皮肉な笑みを浮かべてますね。誰かから悪口か何か書かれたのかな?
1:04で祖父?を亡くした菅井が悲しんでいます。”死”を感じさせる彼岸花を持って近づいてくる平手を、菅井は拒みます。平手は彼岸花をわたしたかったのかな?と思うんですが、彼岸花に込められたのは死なのか。それとも生きる情熱なのか。
佐藤にも拒まれて、走っていく平手。いじめられている小林を救おうとします。(1:18)
それも拒否されますが、諦めずに抱きしめます。小林はこのとき一度彼岸花を平手から奪ってるんですが、その後、平手の思いを拒まずに受け止め、彼岸花を返しました。
さっきは紙がばらまかれてましたが、今度はお札がばらまかれ、白い羊たちが駆け抜けていきます。(なぜお札なのかはよくわかりませんでした。けれど、もしかしたらいじめてきた人たちにお金をわたすように言われてたのかもってふと思いました。)
次は渡邉を救おうとする平手(歌詞の中の僕)(1:31)。
最初はナンパみたいに絡まれたのかと思いましたが、もしかしたらバーに来ちゃった未成年役の渡邉が補導されてたのかも?どっちかわかりません。
ここでは渡邉も僕(平手)を拒んでいます。
かと思えば、1:38で石森は平手を拒絶しませんでした。平手に、小池を助けに行けというかのように、そっと石森が手を放します。後ろの柱では女性が泣いてますね。小池のお母さんでしょうか?
バスタブでリストカットをして自殺しようとしている(死の場面)小池に平手がそっと近づいて行って、抱きしめます。小池の手からは血が出ていますね(1:43)。
1:54では左に、社会の序列ができていて、一番上にいる上司が下にいる部下たちを見下しています。そんな社会の階段から転げ落ちていく男性。長濱はスーツ姿で何か通告された紙をもって、社会の中で落ちていっています(リストラか何かでしょうか?)。
右には鎖でつながれた感じが演出されていて、そこに長沢と鈴本がいます。生気のない人形が階段を見つめてますね。これは長沢と鈴本の心がこの生気のない人形のようになってしまったということでしょうか?
後ろに赤ちゃんを抱いている女性がいますが、二人は愛されなかった子どもで、対比してる場面なのかも。
2:09では、空っぽになった2つの鳥かごと、思い出の写真がなくなった枠があります。渡辺が鳥を一匹手に持ってますが、もう一匹はどこにいったのでしょうか?逃げたのか、死んだのか。
2:13では部屋の中でなにかパーティーみたいなものをしてますね。装飾がある。白いマントみたいなものを被った二人も手前に立ってます。白い羊たちですね。楽しそうな部屋に中との対比で、廊下では誰か二人が取っ組み合いの争いをしています(2:13)。
2:15でも野外のお店の前で喧嘩をしていますね。その隣に尾関と織田がいます。
そんな喧噪を怖がって離れて見つめる上村。
2:23では、回想シーンなのか平手一家(?)のお誕生日パーティーの様子があります。
女の子は平手と同じ服を着ているので、同一人物の僕だと考えてます。
さっきは父親がいたのに、2:28では写真に平手と母親しか映っていません。一番手前の写真の父親は見切れています。離婚したのでしょうか?亡くなったのでしょうか?
その写真を見て悲しい表情をする平手。(花言葉:悲しい思い出)
警察、おじさんたちなどから怒鳴られる平手。そこで一度は、全部僕のせいだと諦めそうになります。死の花なのか、情熱を意味する生の花なのか、そこで彼岸花を手放します(花言葉:あきらめ)。
2:41からメンバーみんなに拒否される平手。テレビには何も映っておらず、白と黒が交差しています。あちこちに白いカーテンや人間の像がありますね。
2:49からさっきは受け入れてくれた小林と石森にも拒絶されてしまいます。走り去る石森を追いかけようとしても、他のメンバーにとめられる。
みんなに追い抜かれて行きます(3:00)。
追い抜いて行ったみんなの足元には、平手の持っていた彼岸花の花びらが散って落ちています。思いは届けられず。
3:08で転んだ小林を助け起こしますが、小林の背中を押すかのように手放して、平手は歩みを遅くします。
泣き叫びながら、みんなが進んでいった光の方向(未来?)とは違う道を歩く平手。ローソクの階段をのぼります(3:23).。
献花台みたいな場所に、たたずむ幼い平手(?)
手には、平手が散らしてしまった彼岸花を持っています。彼岸花の花言葉には、転生や再開、また会う日を楽しみにといったような言葉もあります。
子どもの平手は、幼い頃の情熱とか希望を忘れるなというかのように花をあげたんですかね。
再び情熱(かはわかりませんが)の彼岸花を与えられた平手は、階段を上っていきます。
登った先には、まっすぐ違う道を走っていったはずのみんながいました(3:55)。それを見てなにか言う平手。(3:55)
今度はみんなから受け入れられる平手。メンバーの表情を見てください。みんなようやく会えたねというかのようにやさしい笑顔。
4:22では今度は知らない大人たちに三方向から攻め立てられ、一度は彼岸花を地面に落としてしまいます(諦めそうになる?)。しかしよくみると、女性は彼岸花を拾って平手に渡している(?)んです。一見平手を追い詰めているように見えて、実はそうじゃない。
みんなが平手を追い越し、一人になる平手(4:34)。
あっち(みんな)とこっち(平手)でやはり違う。
みんなに平手が問いかけます。
4:58で平手が歩き出すと、みんなも歩き出しました。平手という僕の思いがみんなに通じたのでしょうか。
そこで悔しそうになく平手。彼岸花を抱きしめます。
僕はすでに死んでいるのでしょうか?
それとも奇跡的に助かったのでしょうか?
(平手=僕はループしている説、もしくは後悔した過去をやりなおしてる説、夢見てる説、そもそも死んだのは他の人説いろいろありますが。
欅坂46の歌の化身って可能性もあるといえばある。)
まったりさん◢ │⁴⁶@mattarisan46
歌詞の中の僕=若者たちを救いたい欅坂46という存在自体とか…?平手以外が死んでたのだとしても、そもそもなんでいろんな人のところに行けるんだとか、なんで時間軸が曖昧なんだとか疑問がある。設定からして多分、リアルさはそんなに求めてなかったのかなぁ🤔僕=人間とは限らないもんね…
2019年02月01日 23:13
今回の作品は、今までの作品と違って大人視点も結構ありましたね。
世間からつまはじきにされたメンバーたち。そんなメンバーたちからも拒絶される平手。
メンバーそれぞれが問題を抱えている。
例えば石森が演じた役は仕事に悩んでいた。
小池の役は自傷行為にはまってしまった。
鈴本の役はひきこもってしまっていた。
菅井の役は家族を失っていた。
平手は恐らく家庭が上手くいかなかった役(?)
しかし最後には分かり合えたし、敵のように見えても実は助けてくれる(?)大人もいた。
最後は子供も大人も関係なく、歩みだした。
みんなをそれぞれの苦しみから救うことができた。
人は誰しも黒い羊になったことも、白い羊になったこともある。
そんな楽曲でした。
なお、この考察は私個人の考えであって、運営の意図とは違うかもしれませんが、一つのストーリーとして参考にしていただけたら嬉しいです。
追記:
秋に咲く、花と葉が一緒につかない、毒があるということで、彼岸花はお花界の異端児(黒い羊)的な存在と言えるかもしれません。
不吉と言われてきましたが、彼岸花は毒で何かを守る力も持ってるんですよね。
今回はまさかの、まったりが一番好きなお花である彼岸花が出てきてたので、いつも以上に熱が入りました 笑
追記の追記:
MVではほぼ振り付けがわからなかったし、パフォーマンスの列の動きもわからなかったので、音楽番組での披露が楽しみですね。
あと、最後に平手が放った言葉は「僕だけでいい」「迎えに来て」などいろいろ説がありますが、そうするとなんで最後に平手が進んだ方向にみんなついてきたの?とか、なんでみんな違う道で走っていったの?とか新たな謎が生まれます。
あのとき放った言葉がなんだったのかによって解釈が大きく変わりそうですね。
まったりさん◢ │⁴⁶@mattarisan46
平手が演じた役が自殺した説を有力視してるけど、それだとあまりにも救いがないから、やっぱり"僕"は生きている説の方が運営の意図に近かったらいいなとは思う。というか"僕"も救われてほしいっていうのは、多くの人が思ってるよね…。#欅坂46 #黒い羊
2019年02月01日 23:27
まったりさん◢ │⁴⁶@mattarisan46
あーでもやっぱり解釈は人によっていいと思うから、運営は答え合わせしないでええええ(>_<)
2019年02月01日 23:29