ご訪問くださり、本当にありがとうございます。


霊や生命について書かれています。


ですから、興味がわかなかったり、読んでいて不愉快になられるのなら、迷わずにスルーされて下さいね。


あなたの大切なお時間を無駄にしたくありません。

 

 

 

所要時間=10~12分程 です。

ご関心があればお時間のある時にでも、ゆっくりとお読みになられて下さい。

 

 

 

家族の大切な一員だった愛する動物たちが、

 

たとえ亡くなったとしても必ず愛念を贈り続けて下さい。

 

愛念さえ絶やさなければ皆さんの元に遊びにやって来てくれますし、

 

皆さんが今の地上人生の寿命を完うした後で、

 

彼らとまた一緒に暮らせる日が必ずやって来ます。

 

今、彼らは一人ぼっちではありません。

 

そして皆さんとの再会をずっと待ち続けてくれているのです。

 


シルビア・バーバネル女史(Sylvia Barbanell)の著述 『WHEN YOUR ANIMAL DIES』(1940初版)のAmazon電子書籍版からの抜粋・編集です。

 

翻訳サイト DeepLにて和訳後、私にて全文確認し、必要に応じて加筆・修正しました。


動物たちの持つ知性、心霊的能力、心・意識、愛情、そして魂・生命、その死後存続・・・について綴られています


ちなみに、シルビア・バーバネル女史は、ハンネン・スワッファー・ホームサークルの交霊会において、

 

シルバーバーチ霊の通信において地上側の霊媒をされていたモーリス・バーバネル氏の奥様で、交霊会のメンバでもあった方です。

 

 

 

 

WHEN YOUR ANIMAL DIES

 


 

 

(上記の続きです)

 

 

 

今回記事は以下より抜粋・編集しています。

 

 

CHAPTER XIII 
THEY ALL COME BACK 

 

第13章 

みんな帰ってくる

その1

 

 

《  》 内の記述は私が追記しました。

原著の体裁を変更しています。

 

 

 

(始)

 

 

 


フローレンス・キングストン夫人は、動物をこよなく愛するだけでなく、非常に優れた霊媒師でもあります。

有名なジャーナリストであり社会改革者でもあったW・T・ステッドが設立したステッド局《the Stead Bureau、※1で、彼女は動物の透視描写だけに限定した一連の交霊会を開催したことがあります。

多くの人々が、亡くなったペットのことを知りたがっていたので、霊媒は、彼女が見た亡くなった動物だけに集中し、その人間の友人たちに慰めを与えるようにしたのです。

あるとき、キングストン夫人は一人のシッターの婦人のまわりにたくさんの動物の霊体がいるのを見ました。

その婦人が自分が獣医であることを説明するまで、彼女は、このようにペットが集まっていることの理由を理解することができませんでした!

婦人は、キングストン夫人が透視で描写・説明した動物たちの集団の中に、彼女自身の大切なペットがいる、と霊媒師に告げました。

キングストン夫人は、この愛犬を特別扱いしただけでなく、この動物が狩猟者に誤って首を撃たれて「死」を迎えたことを思い出して、さらなる証拠を示しました。



また、これらの臨時の別の「動物サークル」で、キングストン夫人は2匹のダックスフンドの霊を見ました。

彼女は、その様子を一人のシッターに説明しました。

彼女は、この2匹の犬と一緒に、オイルスキンのカバーがついた大きな籐のバスケットのようなものが見えた、とシッターの婦人に言いました。

それは一種の犬小屋のようでしたが、彼女が今まで見たどの犬小屋とも違っていました。

「ああ、よくわかりました」と婦人は言いました。

「私が2匹の犬のために作った特別な籐のかごで、そのかごの中で南アフリカを3回往復したのです」



あるとき、一人の女性がプライベート・シッティングを求めて訪れたとき、キングストン夫人は、その女性とほとんど同時に部屋に入ってきた一匹の犬の霊体を透視で見ました。

その時、霊媒は「犬のことが心配ですか」と彼女に尋ねました。

その若い女性はただ肩をすくめて何も答えませんでした。

霊媒師はトランス状態に入りました。

シッティングが終わり、霊媒師が通常の状態に戻ってから、シッターは彼女の犬について満足のいく証拠を《トランス中の霊媒師のガイドから》受け取ったことを告げました。

彼女は、ガイドがその犬を正しく描写し、彼はその週に亡くなったということだけを話しました。





キングストン夫人は、かつて説明しがたい心霊体験をしたことがあります。

時間の循環の中でまだ起こっていない出来事を目撃したのか、それともその体験が犬の「死」が迫っていることの警告として彼女に与えられたものなのかは、推測の域を出ませんでした。

彼女はポメラニアンのヴィック(Vic)を彼女の家のある部屋に置いてきました。

その霊媒師は、家の別の場所に行くと、彼女はヴィックが空中に浮いているのを見たのです。

ヴィックは大丈夫なのだろうかと心配になった彼女は、彼を置いてきた部屋に戻りました。

すると、その小さなポメラニア犬はいつものように挨拶をして、いつも通り元気な様子だったのです。

しかし、その4日後、犬は突然の心臓発作で亡くなりました。





少し前、キングストン夫人はブラックバーンに住む見知らぬ女性から手紙を受け取りました。

この手紙の相手は、「サイキック・ニュース」紙に掲載された、亡くなった動物たちに関する夫人の透視の描写の記事を読んだと書かれていました。

「私は犬を失ったことで深い苦痛を受けています」と彼女は書いていました。

「それはほぼ1年前ですが、私の苦しみはほとんど和らいでいないようです。

私は彼の存在について、あなたが何か慰めや確証を与えてくれないかと考えているのです。

時々、彼が私と一緒にいると思うことがありますが、それは気のせいかもしれません・・・。

おそらく、私はスピリチュアリズムについてほとんど知らないことを説明する必要があるでしょう・・・。

私にはどうしてもあの愛犬が必要なのです」

動物のことで悩む人の訴えに耳を貸さないわけにはいかず、キングストン夫人はその女性の手紙に集中しました。

やがて透視力が働き、彼女には、青い目の、ひげを生やした男性の霊が見えました。

彼は自分の名前がウィリアムであると表明し、彼が亡くなった時のことを告げました。

そして彼は、前足に包帯を巻いた犬を連れていました。

霊媒はその動物の名前が "R "で始まっていること以外、聞き取ることができませんでした。

彼女はブラックバーンの女性に手紙を書き、自分が体験したことを伝えると、彼女は、嬉しい謝辞を受けました。

ウィリアムというのは、その女性の父親の名前であり、その容姿と亡くなった時期が正確に記されていました。

犬の名前はレックス(Rex)で、生前、足の指の間に水ぶくれができるのが悩みで、しょっちゅう前足に包帯を巻いていたのです。

こうして、また一人、悲しみに暮れる人間が、彼女の愛犬がまだ生きているという確信を持って、会ったこともない人物に慰められたのです。






犬や猫と人間との友情はよくあることですが、牛をペットにした人はあまりいないのではないでしょうか!

エリザベス・シルマン夫人は、オーストラリアの農場に何年か住んでいましたが、そこで子供たちと一緒に、ダーキー(Darkie)という名の、とても年老いた牛をペットとして大切に飼っていました。

なぜなら、彼女は彼らの愛情に応えたからです。

その牛は、子供たちの愛情に応えて、子供たちが自分の上に乗ったり、好きなように遊んだりするのを許していました。

農家から見れば、ダーキーは何の価値もない存在であり、牛の餌が不足すると、彼女の運命がしばしば天秤にかけられることになりました。

しかし、気のいい友だちを失うかもしれないと、子供たちは悲痛な叫びをあげ、結局は子供たちの思い通りになるのでした。

ダーキーは、相変わらず気のいい仲間でした。

牛のほかに、近所の犬も、この動物好きの一家をとても気に入っていました。

スポット(Spot)は黒い斑点がある白い犬で、農家の家族とできるだけ多くの時間を過ごしていました。

実は、この犬の飼い主が55マイル離れた町に引っ越したとき、彼は灼熱の中を歩いて《ダーキーのいる》農家まで帰ってきたのです。

その日の朝、長旅に疲れたスポットが玄関先で足がすくみ、食べ物もなく飢えているのを発見されました。





シルマン夫人がオーストラリアを離れて、家族でイギリスへ旅立たなければならない時が訪れました。

代替案はありませんでした。

ダーキーは、どんな農家にとってもお金にならない存在だったでしょう。

彼女は処分のために他の人に引き渡されました。

そして、犬のスポットは、自分の家に帰らざるを得ませんでした。

それから1年以上経って、シルマン夫人はイギリスのスピリチュアリスト教会を訪れました。

その時、彼女はこの地区では見知らぬ人でした。

誰も彼女の名前さえ知りませんでした。

しかし、この集会で透視をしていた霊媒師は、驚く来訪者にダーキーのことを説明し、その特徴や習性を詳しく伝えたのです。

さらに、黒い斑点のある白い犬のことを描写し、その犬は注意を引こうとしていると言いました。

その時、シルマン夫人の脳裏には、今まで彼女に飼われていた犬たちのことが蘇りました。

しかし、霊媒師の説明は、どれにも当てはまらないので、そんな動物は飼ったことがないと言わざるを得ませんでした。

その時は、自分が"飼い主"であった犬のことしか思い出せなかったのです。

それは、起こってしまったのでした!

オーストラリアから彼女に届いた次の手紙には、スポットが轢かれて死んだと書いてあったのです。

霊媒師が黒い斑点のある白い犬について正確に描写した日が、スポットが亡くなった時と一致したのです。

スポットはかつて、正当な飼い主よりも愛する人たちのもとに戻るために、55マイルを歩いて戻ったことがあるのです。

今回は、それとは違う旅をしたのでした。

あの世から帰ってきたのは、いつもスポットに優しさを見せてくれた女性を迎えるためだったのです。

彼女はスポットの飼い主ではなかったかもしれませんが、小犬の愛情にとって、そんなことは気にもかけない些細なことだったのです。




本当の飼い主ではなかった人の元へ戻ってきたもう一匹は、オールド・ボブ(Old Bob、ボブ爺さん)と呼ばれる犬でした。

彼は生前、困難な状況の中でK・ドミン夫人に助けられたのです。

ある日、家の外で発見され、本当の飼い主に返されるまでの間、夫人と親しくしていました。

それからしばらくして、彼はこの世を去ったのです。

しばらくして、彼女はスピリチュアリストの集会に出席し、そこで霊媒師から、

「あなたと一緒に茶色い大きな毛むくじゃらの犬がいますよ。

彼は愛と感謝の眼差しであなたの顔を見つめています」

 

と言われました。

ドミン夫人は、その説明に覚えがないと言いました。

この種の犬は飼ったことがなかったからです。

しかし,霊媒師がその犬はオールド・ボブと呼ばれていると言ったとき、彼女は自分が親しくしていたその動物を思い出しました。

霊媒師が正確に描写したたオールド・ボブは、どうやら、これまでの恩返しに彼女の元に帰ってきたようなのです。

霊媒が霊について不正確あるいは不十分な説明をしたように見えるとき、反対にシッターの記憶に誤りがあることがよくあります。

遠い昔の出来事を思い出すのは、なかなか難しいものです。

その後、その透視能力者が言ったことを考える時間があると、あることを思い出して、結局、その説明は正しかったということになるのです。

 



ある霊媒は、地上にいたとき、麻痺に苦しんでいた白黒のスパニエル犬について描写したことがあります。

このメッセージをくれた女性は、最近、犬を "眠らせた "そうです。

というのも、自動車事故により、犬が激しく神経質になってしまったからです。

彼女は霊媒に、その犬はレークランド・テリアで、事故前は黒と小鹿の毛色だったので、霊媒が犬種を間違えたのでしょうと話しました。

しかしその女性は帰宅後、30年前に飼っていた白と黒のスパニエル犬が麻痺をが生じて、「眠らされた」ことを思い出したのです。





マーガレット・A・タッカー夫人は、エジンバラの霊媒師ジャック・マッケイ氏から、彼女の犬の死後生存を示す印象的な証拠を教えられました。

彼はタッカー夫人と一緒にいる犬の姿が見えると言いました 

「その種類はよく見かけるものですが、私は犬のことは何も知らないので種類はわかりません。

体高よりも体長が長く、おそらくあなたはそう呼ばないでしょうが、色は黒と白です。

前足に大きな包帯を巻いています。

包帯は、胸と肩まで巻かれていて、十字に交差させていますね。

その犬は貴女になんという愛情を授けてくれたのでしょう!」

 

と彼は言いました。

タッカー夫人は「サイキック・ニュース」紙に、彼が亡くなる9年前に、その犬は美しい黒と銀のスパニエルで、近くの森の深い穴に落ち、前脚を2箇所と肩を骨折したのです、と語りました。

腫れが引くまで時間がかかるため、獣医が骨折を整復するまでの数時間、薬が投与され続けました。

そして、夫人は獣医が仕事をする間の麻酔医でした。

その後、副木(添え木)をはずす間、獣医が待機してくれました。

犬は自分の脚を見ると、嬉しそうに鳴き、タッカー夫人に脚を差し出しました。

獣医は「君は犬になんて好かれているんだ!」と言いました。

霊媒師は、あの世から帰ってきた犬のことを、肉体が滅んでも愛と命は続くことを証明するために、ほとんど同じ言葉を使ったのです。





モード・コールズ夫人の亡くなった犬の色と模様が、パブリック・ミーティングで正確に描写されただけでなく、霊媒のメッセージは飼い主を大いに慰め、その正確さで、スピリチュアリズムの真偽を疑っていた夫に感銘を与えました。

霊媒は亡くなった動物を「背中に二つの黒い斑点があって、黒と褐色の顔をした、小さな白と黒の犬」と正確に描写したのです。

そして、その動物は喜んで吠え、霊媒を飼い主のほうに引きずり込もうと、彼女の着着を引っ張っていると言いました。

「この犬は、痛みから解放された喜びを私に教えてくれているのです」と霊媒師は言いました。

そのメッセージは、コールズ夫人をとても喜ばせました。

それまで、この犬はとても苦しんでいたのです。

「疑い深い夫にこのメッセージを伝えたところ、彼は驚き、素晴らしいことだと思った」

 

と彼女は言ってくれました。




(その2 へ続きます) 



 

ブログ管理者注記 ※1

 

ステッド局《the Stead Bureau》について。

 

ジュリア局《the Julia's Bureau》とも呼ばれています。

肉体の死によって、愛する者同士のコミュニケーションが一時的に断絶された中で、顕幽両界の人たちの、その悲しみを癒すために創設された、霊とのコミュニケーションを行うための機関。

拙ブログカテゴリ『ジュリアからの手紙』の中で触れられています。

 

 

 

 

 

 

ここまでお読み下さり、本当にありがとうございました