ご訪問くださり、本当にありがとうございます。


霊や生命について書かれています。

ですから、興味がわかなかったり、読んでいて不愉快になられるのなら、迷わずにスルーされて下さいね。

あなたの大切なお時間を無駄にしたくありません。

 

 

大切な人と死別されて「会えない・見えない」という悲しみや寂しさ、もう一度「会いたい・抱きしめたい」という魂の奥底からの願い・・・それは、こんな私にだってとても理解できます。

 

けれど、みなさんも私も、その睡眠中に他界された大切な人たちと何度も会っているんです。

 

もちろん、私も死別した愛する母や突然事故死した大切な人に睡眠中に再会していると確信しています♪

 

そんな時は、朝目覚めた後で、夢で触れ合った時の温もりや肌ざわりもしっかりと残っています。

 

また、相応の霊的能力のある人たち・・・成人・子供を問わず・・・になると、家族や兄弟姉妹でまったく同じ夢を見ていた体験もよく聞きます。


朝、目覚めて夢の話をすると、まったく同じ夢を見ていたというわけです。


睡眠中に体外離脱し、霊の世界の同じ境涯へ訪れて、そこで一緒に行動していた・・・という体験です。


つまり、今、地上で生きている人間どうしも、睡眠中に交流していることがあるということも事実なんです。
(これは別の機会にご紹介予定です)

 

こうした "夢の中での体験" は、私たちの死後、私たちの意識に徐々にぼんやりと上がってきて、その記憶がゆっくりと蘇って来るそうです。


肉体を脱ぎ捨てた大切な人々は、地上にいるあなたや私のすぐ傍にも来てくれているし、おまけに、あなたや私の睡眠中には、手を握り、身体を抱き締め、しっかりと触れ合うことも出来ています。

 

すべて神の愛、神の配剤なのです。

 

 


以下は全て【ハンネン・スワッファー・ホームサークル(英国 1930~1981)】の交霊会における霊団の支配霊シルバーバーチの霊言です。

 

お断り: 《 》 内の記述は私が追記しました、原著の体裁を編集しています。

 

以下より抜粋・編集しております。

また、過去記事と一部重複しています。

 

 シルバー・バーチの霊訓(二) 六章 「霊媒現象の原理」
 シルバー・バーチの霊訓(二)十三章 「質問に答える」
 シルバー・バーチの霊訓(四) 五章 「死んだらどうなるか」
 シルバー・バーチの霊訓(五) 七章 「動物は死後どうなるか」
 シルバー・バーチの霊訓(七) 八章 「大きくなったルースとポール」
 シルバー・バーチの霊訓(八) 四章 「質問に答える(二)」

 

 

◆は交霊会メンバやゲストの発言、質問。
↓が支配霊シルバーバーチの発言、回答。

 

 

(始)

 


◆私たちは睡眠中に幽界を訪れるそうですが、その間すでに他界した縁故者や知人はそのことを知っているのでしょうか。


もちろん知っております。
同じ意識のレベルでお会いになっておられます。

 

実は今でもあなたがたは毎夜のように霊の世界を訪れているのです。
ただ思い出せないだけです。


それは、死んでこちらへ来た時のための準備なのです。
その準備なしにいきなり来るとショックを受けるからです。


《睡眠中に訪れたところへ死んでから》 来てみると、一度来たことがあるのを思い出します。
肉体の束縛から解放されると、睡眠中に垣間見ていたものを全意識を持って見ることが出来ます。
その時すべての記憶がよみがえります。


人間は毎晩死んでいるようなものだと言われますが、再びその身体に戻って来れるのは "生命の糸"(※)によってつながっているからです。
睡眠中に 《生命の糸が》 万一切れるようなことがあったら、生命力は二度とその身体に活力を与えることができなくなります。 


※訳者注

生命の糸=日本では古くから "霊の緒"(たまのお) "魂の緒"(たまのお) "玉の緒" という字を当てて生命(いのち)そのものの代名詞としても用いている。
霊視すると銀色に輝いてみえるところから西洋では "銀色の紐"(シルバーコード)と呼ぶこともある。

 

 

◆死んでから 《霊界の》 低い界へ行った人はどんな具合でしょうか。今おっしゃったように、やはり睡眠中に訪れたこと・・・多分低い世界だろうと思いますが、それを思い出すのでしょうか。そしてそれがその人なりに役に立つのでしょうか。


低い世界へ引きつけられて行くような人は、やはり睡眠中にその低い界を訪れております。

が、その時の体験は死後の自覚を得る上では役に立ちません。


なぜかというと、その人の目覚める界は地上ときわめてよく似ているからです。
死後の世界は低いところほど地上に似ております。


バイブレーションが粗いからです。
高くなるほどバイブレーションが細かくなります。

 

 

◆朝目覚めてから睡眠中の霊界での体験を思い出すことがありますか。


睡眠中、あなたは肉体から抜け出ていますから、当然脳から離れています。


脳はあなたを物質界にしばりつけるクサリのようなものです。
そのクサリから解放されたあなたは、霊格の発達程度に応じたそれぞれの振動の世界で体験を得ます。


その時点では、ちゃんと意識して行動しているのですが、朝、肉体に戻ってくると、もうその体験は思い出せません。


なぜかというと脳があまりに狭いからです。
小は大をかねることは出来ません。
ムリをすると歪(ゆが)みを生じます。


それは譬(たと)えば小さな袋の中にムリやりに物を詰め込むようなものです。
袋にはおのずから容量というものがあります。

 

ムリして詰め込むと、入るに入っても、形が歪んでしまいます。
それと同じことが脳の中で生じるのです。


ただし、霊格がある段階以上に発達してくると話は別です。
霊界の体験を思い出すよう、脳を訓練することが可能になります。


実を言うと私はここにおられる皆さん《=交霊会のメンバー》とは、よく睡眠中にお会いしているのです。


私は「地上に戻ったら、かくかくしかじかのことを思い出すんですよ」と言っておくのですが、どうも思い出してくださらないようです。

皆さんお一人お一人にお会いしているのですよ。

そして、あちらこちら霊界を案内してさしあげているんですよ。

 

しかし思い出されなくてもいいのです。
決して無駄にはなりませんから。

 


◆死んでそちらへ行ってから役に立つわけですか。


そうです。
何一つ無駄にはなりません。


神の法則は完璧です。
長年霊界で生きてきた私どもは、神の法則の完璧さにただただ驚くばかりです。


神なんかいるものかといった地上の人間のお粗末なタンカを聞いていると、まったく情けなくなります。
知らない人間ほど己の愚かさをさらけ出すのです。

 

 

◆睡眠中に仕事で霊界へ行くことがありますか。睡眠中に霊界を訪れるのは死後の準備が唯一の目的ですか。

仕事をしに来る人も中にはおります。
それだけの能力をもった人がいるわけです。


しかし、たいていは死後の準備のためです。
物質界で体験を積んだあと霊界でやらなければならない仕事の準備のために、睡眠中にあちこちへ《指導霊の手引きで》連れて行かれます。


《死ぬ前に》そういう準備なしに《死んでから》 いきなりこちらへ来るとショックが大きくて、回復に長い時間がかかります。


地上時代に霊的知識をあらかじめ知っておくと、こちらへ来てからトクをするというのはその辺にも理由があるわけです。
《死後に》 ずいぶん長い期間眠ったままの人が大勢います。


あらかじめ知識があればすぐに自覚が得られます。
ちょうどドアを開けて日光の照る屋外へ出るようなものです。


光のまぶしさにまず慣れなければなりません。
闇の中にいて光を見ていない人は慣れるのにずいぶん時間がかかります。


それは赤ん坊と同じです。
ハイハイしながら進むような状態です。


《死後に》 地上の体験を思い出すことはあっても、大半は夢見るような状態で思い出します。
しかし、地上での体験も霊界での体験も、一つとして失われることもありません。


そのことを忘れないでください。
あらゆる思念、あらゆる行為、あなた方の心から発した善意の願いは、必ずどこかの誰かの役に立ちます。
その願いのあるところには必ずそれを支援する霊が引き寄せられるからです。

 


◆ペットも睡眠中に霊界を訪れますか。


訪れません。

 

◆では、《ペットは》 死んでから行く世界にまるで馴染がないわけですか。


ありません。

人間の場合は 《睡眠中に》 指導霊が手を引いて案内してくれますが、動物の場合はそれが出来るのは飼主だけです。
飼主が地上にいれば案内できません。

 

(動物たちの死後については別の機会に記事化の予定です)

 


◆(ルース)あたしたちは眠っている間はどんなことをしているのでしょうか。


みなさんは毎晩その肉体をあとにして別の世界へ行きます。
訪れた世界での体験は二種類に分けることが出来ます。


一つは教育を目的としたもので、もう一つは純粋に娯楽を目的としたものです。
教育的体験では、いずれ訪れる霊界生活で使用する霊的身体について教わります。
娯楽を目的とした体験の場合は、たとえば霊界で催されているいろいろな会場を訪れます。

 

いいですか、ルースちゃん、あなたは昨晩、私の世界の庭園へ連れて行ってもらったのですよ。
それからポール君は音楽を聞きに行ったのですよ。

 

 

◆(ポール)二人ともそのことを覚えていないなんて、つまんないですね。


たしかに、そう思うのも無理ないかもしれませんね。
でも、それは肉体から離れている間の異次元の体験を肉体の脳で理解しようとするからなのです。


ポットの水ぜんぶをグラスに入れようとしても入りませんね。
それと同じです。
でも、夢を注意して見ていると好いヒントになるものが見つかるはずですよ。

 

 

◆(ルース)わけの分からない夢はどう理解したらいいのですか。


変てこな夢のことですか?

あれは異次元の体験を脳で思い出そうとするからそうなるのです。


脳は小さな袋のようなものです。
霊体が肉体に戻ってきて、その間の体験を脳に詰め込もうとするのですが、小さな袋には全部が入り切れないのです。


それをムリして押し込もうとするためにあのような変てこな形の夢になるのです。
夢というのは別世界での体験がそのまま現れるのではなく、その断片的な思い出にすぎません。

 


◆われわれ人間にとって、霊界の本当の姿を理解することが容易でないことは理解できます。


とても難しいのです。
しかし、その理解のための準備が睡眠中に行われております。


睡眠中は肉体を離れて一時的に "死ぬ" わけです。
そうすることによって、徐々に霊界生活に慣れていきます。


そうしないと、いよいよ本当の死が訪れた時に、何のことか理解できず、
新しい生活環境に順応するのに長い時間を要することになります。


地上にいる間の夜の霊界旅行での体験は、ぜんぶ潜在意識の中に収められています。
それがいつか 《←特殊な能力がない限り、基本的には死後に》意識にのぼってきて、霊界があまり不思議に思えなくなります。

 


◆人間が幽体で旅行する話を聞くことがありますが、私にも同じ体験があるみたいです。どういう現象なのでしょうか。


いたって簡単なことです。

幽体が肉体から脱け出て、時には私たちの世界へ、時には地上の遠隔の地まで旅行するのです。
実は睡眠中は一人の例外もなく幽体で旅行しております。


一時的に肉体を離れて私たちの世界を訪れ、縁のある人たちと会っているのです。
これは死後の環境の変化がショックにならないように、あらかじめ準備させるための神の配慮なのです。


死の現象・・・二つの身体 《=肉体と幽体》 をつないでいるコードの切断・・・を経て、こちらの住民となれば、意識の中枢が幽体へ移って、地上時代の睡眠中の体験を思い出し、それから始まる素晴らしい霊界生活への準備が整います。

皆さんは毎晩死んでいると言ってもよいのです。

 

 

◆誰しも夢を見ます。その中で親しい人と会ったことを思い出すことがありますが、本当に会っているのでしょうか、それともただの想像にすぎないのでしょうか。あるいは会いたいという願望がそういう夢となって現れるのでしょうか。


いえ、実際にその人と会っておられるのです。


といって想像力を見くびってはいけません。
厄介な面もありますが、豊かな創造性も秘めております。
純粋にして最高の形態で発揮された時の想像力は驚異的な働きをします。
未開発の能力を花開かせていく創造的な力となります。


夢のすべてが霊的体験というわけではありません。
潜在意識に蓄積した観念の反映にすぎないこともありますし、夜おそく食べた物の反応にすぎないこともあります。

《↑本当の意味での夢・・・つまり、その再会が意識による想像物でしかないこともある》

 


◆その違いは分かるものなのでしょうか。


分かります。
食べた物や潜在意識のせいである場合は霊的な効用がありません。


実際に霊界にいる愛する人に会った場合は、精神的ならびに霊的な温もり、充足感を覚えます。
その違いは明確に分かります。


もっとも、その違いを見分けるには能力の発達が要請されます。
物質的な印象にすぎない場合は、肩にずっしりと重たさを感じますが、霊的な体験の場合は蝶に口づけをされたみたいな気分がいたします。


私たちにとっては過去も未来も、ともに永遠の現在です。
皆さんの睡眠中のことをお考えなれば、さほど理解の困難な話ではないと思います。
睡眠中は一時的に物的束縛から解放されています。


ですから夢の中ではそういう束縛を受けないで、途方もない距離を行き来できます。
いつもの時間の観念が無視されています。
永い夢の出来事も数分のうちに起きております。

 

 

(終)

 

 

ここまでお読み下さり、本当にありがとうございました