今回は、駐在員になって感じたリアルな大変さについて、正直に書いてみたいと思います
海外駐在と聞くと、「グローバルでかっこいい」「給料が高い」「貴重な経験ができそう」とポジティブなイメージを持たれることが多いですが、実際に生活してみると大変なこと、想像していなかった苦労もたくさんありました
① 言葉の壁が想像以上に高かった
韓国語での業務はある程度覚悟していたものの、釜山ならではの方言に最初は大苦戦。特に、現場で働く年配の方々の話し方はスピードもイントネーションも違って、全く聞き取れず戸惑いました
また、韓国の取引先とのメールは基本すべて韓国語。韓国に来るまでハングルのキーボードを一度も使ったことがなかったので、最初はタイピングだけで何十分もかかることも。慣れるまで本当に時間がかかりました
② 現地の職場文化に適応するのが大変すぎる
驚いたのは、上下関係の厳しさ。上司には絶対服従という空気があり、日本ではパワハラと言われそうな発言も多々聞こえます。
さらに苦労したのが、飲み会文化 参加は“暗黙の強制”で、途中で帰るなんてもってのほか。遅い時は明け方まで続くこともあります。。
しかも、退勤しても仕事が終わるわけではなく、自宅でメールをチェックするのが当たり前の雰囲気。もちろん残業代は出ません
③ 板挟みのストレスは想像以上
仕事を進める中で特に難しかったのは、日本人上司と現地上司の間に立つ“板挟み”の立場でした
実務をしている以上、日々の業務は現地の上司に従わざるを得ません。しかし、何か問題が起きた時にサポートしてくれるのは日本側の上司。どちらにも信頼され、うまく立ち回る必要があるこの立場は、気を遣うことも多く、精神的にかなり疲れる部分でもあります
それでも、この生活を経験したからこそ得られたものもあります
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言葉や文化を越えて人とつながる力
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トラブルがあっても冷静に対応する**「なんとかする」力**
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自分はどこでもやっていけるという小さな自信
大変な分だけ、小さな幸せに気づけたり、仲間のありがたさを深く感じるようになりました。
今では、「大変だったけど、来てよかった」と心から思えます。
まだまだ壁にぶつかることもありますが、少しずつ成長していければと思います