久々に日程ブログじゃない記事。
タイトルの通り、CONTest敗者復活戦を観ました。
アマチュアコント大会。
観ましたというか、堀川ランプさんと共にMCをやらせていただきました。
正確には「舞台袖から観ました」ですね。
「MCだった芸人がなんか偉そうなこと言おうとしている」ではなく、ただの1お笑いファンが感想を書いているブログです。
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そもそもアマチュアコント大会とはって話ですけれど、意外と文字のままで。
普段は学生さんだったり社会人だったりする方が、コントで競う大会です。
草野球とか社会人バンドとかもあるわけですから、趣味としてのお笑いだってあって然るべき。
また、プロとアマの境目が曖昧になりつつある昨今ですから尚のこと。
(僕は「面白いネタが観られれば嬉しいなー」とだけ思っているお笑いファンです。)
敗者復活戦とはいえ、予選出場者の上位10%くらいの方々なのでレベルも高く皆さん面白かったです。
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各組の感想を。
(全組面白かったので、「面白かった」は書いていません。面白かったのは大前提として。)
1:バヴィヨン・ドゥーさん
「合気道」
身体をフルに使って視覚的にバカバカしいネタ。
袖からお姿を全部観られない時間も音だけで相当動いているのは分かりました。
トップバッターからウケていてこのイベントの最高のスタート。
2:クラシキさん
「コンビニ強盗」
コンビニ強盗の設定は色んな方が既にやっていてなかなか見せ方が難しい中、全く観たことがないコンビニ強盗でとてもワクワクしました。
話が通じない強盗がたまに芯食った強いセリフをポロッと吐くのがまた良くて。終盤もダイナミック。
3:海老川しっぽさん
「クイズ番組」
シンプルに強い1ボケ目で、会場ではより1段大きい笑いがここで起こったような感じ。
終始変なことを言っていてもぶっとい筋が通っているから違和感もなく、「ピンのコントってこうやればいいのか」と勉強させていただきました。
4:ムテキブレードさん
「ミスチルのライブに行きたい」
大ファンタジー。衝動でぶん殴るようなコントながら地肩の強さが垣間見える作りだったり。
筋なんか関係なくとも、めちゃくちゃ面白いことをするのだって正解。「コントは何をやってもいい」を体現していて爽快です。
5:鈴木マキアートさん
「フリーハグ」
強い台本に加えて、もう理屈が通じない人にしか見えない演技力も相まって、見応えがある1人コント。
(自分が音響頼りがちなもので、)音響照明なしでも演じる力だけで持っていけるカッコ良さに喰らいました。
6:マーガレットマガジンさん
「あのタイプのおじさん」
街でたまに観るあのタイプのおじさんというなかなか触れづらい題材ながら、観た側にザラザラした感情を残す良くないイジリ方とも全く違うアプローチ。
観ていて気持ちいい話にまとめていて素敵です。
7:馬並バトルタイプさん
「ゴスペラーズ」
バカな設定がわかった時点でのワクワク感は凄まじいものでした。
ストーリーもさることながら、小道具の視覚的な部分、音の気持ちよさみたいな感覚的な部分まで抜け目なし。
8:白山さん
「パソコン部」
(実際の本人がどんな人かは置いておいて)本人の雰囲気に合っているキャラクターはとても破壊力があります。僕がやりたいけれどできていない部分。
キャラクターに合っているうえに台詞も一個一個強くて、要所要所で大きいウケ量。
9:ふねしぼりさん
「ロボットコンテスト」
設定を分からせてから、一つも取りこぼしがなかったように見えました。
「こういうボケが心地よい」の真ん中を全部突かれて、なんというか「期待に沿いながら予想を裏切る」の正解のような鮮やかな3分間。
10:いいね正直ズさん
「相撲」
舞台が明るくなった瞬間に見方が分かるようになっているのはとても大切なこと。とにかく絵面が良かったです。
ギャグ漫画の実写版みたいなバカコントでオチのふざけ方も清々しくバカでした。
11:ロードサイドさん
「接客指導」
台本もさることながら「この人がやるから良い」で威力マシマシ。
(3分だと入れられても1200字くらいの感覚なのですが、)2人で1万字くらいまくしたてて、しかもノイズにならないのは凄いこと。終盤で一気に深みが出てくる作りもニクいです。
12:ミックストマトサラダさん
「いじめの雰囲気」
タイトルをつけるとしたらこうなのですが、決して不穏で嫌なネタではなく。
人間関係の不和の原因を探すというストーリーの部分は進めつつ、リズミカルかつシステマティックな動きの面白さもあり。終盤の台詞がとても良かったです。
13:ツクヨミさん
「アイドルファン」
敗者復活戦の覇者。迫力があって目を引かれるトリオ。
(やる側としては結構怖い部分もありそうな)ムキムキの力技を100%でブッ刺していました。
力技に持っていくまでの丁寧さもあり、パワーとテクニックの両方があったからこそのウケ量なのかもしれません。圧巻。
14:肉食いジーヌさん
「SAKURAI」
ピン芸人SAKURAIさんのモノマネ。清々しい(もちろん良い意味での)ハイパー悪ふざけ。
全部間違えてるとかの範疇に収まっていなくて、全部間違えすぎていました。これはどうしたって笑っちゃいます。
衝撃的。僕もこれくらい突き抜けないと。
15:ほかほかふーふーふーさん
「ルパン3世」
ルパン3世はこんなんじゃないだろのマックス。だいぶ博打寄りのネタながら、しっかり真芯で捉えていました。
こちらも本人の雰囲気を上手に使われていて、「自分に合う」も大切だけれど、「自分に合わない」という活かし方もあるのかと勉強。
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好き勝手書きました。
お笑いファンの感想です。これは1お客さんの感想。
思い出を残しておきたくて。
個人的な話は別のところで書きました。
MCという立場でお邪魔させていただいたので投票はできませんでしたが、できなくて良かったです。
この中で2組しか選べないのは難しい話。
贅沢な土曜日でした。
自分も頑張ります。