「バケツをひっくり返したような大雨」という表現が相応しい大雨が降っていた今朝。
こんな日でもバイトのシフトは入っている。
僕の住むアパートとバイト先は、
自転車だとドアツードアで30分
電車だとドアツードアで1時間
という何とも奇妙な位置関係。
1時間かけて、
500円弱払って、
ギチギチで蒸しまくりの満員電車に乗って移動
VS
30分かけて、
0円で、
ずぶ濡れになりながら自転車で移動
今朝の僕が選んだのは後者。
合羽を着たとて中まで濡れそうだったので、
着替えをカバンに詰め込んで、
Tシャツと短パン&裸足でサンダルを履くスタイル。
雨合羽を着る。
雨合羽から生足だけがハミ出している。
自転車を漕ぎだすと、案の定 中まで水が染みてくる。
自分以外の自転車がほとんど走っていないから、スイスイ進めることだけが救い。
バイト先に着き、エレベーターに乗り込む。
エレベーターに乗っている別フロアの方々の奇異の目が刺さる。
僕だって「ずぶ濡れの雨合羽から裸足だけを生やしている何者か」がエレベーターに乗ってきたら、間違いなく凝視する。
バイト先の会社が入っているフロアで降り、非常階段で着替える。
濡れていない面積が少なすぎる。
雨合羽の大敗。
ここまでして守り抜いた「交通費になるはずだった500円弱」は、1000円くらいの価値になってくれないと報われない。
お店で1000円分の買い物をして500円弱の小銭で押し切れるほど、日本のお金の価値の変動は激しくない。
着替えを持ってきたはいいものの、靴を持っていないことに気づく。
そして、裸足でバイトに取り組む8時間。
開放感があったから、それはそれで悪くなかった。