なにをやるにも感動することが欠損している日々を過ごしています。もしかしたら、韓国映画過去作品を見たらちょっとでも 違うんじゃないかと思いましてw

ポン・ジュノ監督第2作目の「殺人の追憶」を選んでみました。もちろん、ずいぶん前に見てますよ。

11年前の作品です。


韓国史上韓国三大未解決事件のひとつをモチーフに作られた作品です。華城連続殺人事件 

後に犯人は捕まったけれど 大半が時効になったようですね。



    

殺人の追憶

살인의추억



    

2003年4月公開

132分


テイン評価

刑事、犯罪ものなのでむさい

ばかりなので萎えます




  あらすじ

1986年華城の田舎で強姦され首を絞められて田んぼの用水路の側溝に捨てられた女性の遺体が発見された。

刑事のトゥマン(ソン・ガンホ)とヨング(キム・ルェハ)は現場に到着するが 前日の雨に加えて現場を残して置きたいのに お構えなしの村民たちの立ち入りで証拠がでない。


ソウル市警からテユン(キム・サンギョン)が来たことによってトゥマンは自分だけで事件を解決してやろうとし 怪しいからとクァンホ(パク・ノシク)を捕まえて無理矢理自白させて犯人にしようとした。

しかし、犯人ではないことが判明し批判されてしまう。

また同じような強姦殺人事件が発生

トゥマンとテユンは合わず 別々に捜査を始めるがお互い犯人にたどりつけない。怪しい行動をしたビョンスンを捕まえるトゥマンとヨング。また冤罪なのに犯人にしようとしている。


雨の日に流れた曲がそれぞれの事件時に流れていたとわかった時 ヒョンギュ(パク・ヘイル)が浮上する。しかし、証拠がない 遺体から出たDNA検査はアメリカ経由でしか判明できなくてヒョンギュは逮捕できない。


女子中学生の無残な姿がテユンを憤慨させる。ヒョンギュが一番犯人に近い人物なのに やっと届いた検査結果は一致せず 苛立ちからヒョンギュに拳銃を向けるテユン。それをとめるトゥマン。
そのまま事件は犯人がみつからず未解決事件となってしまった。

2003年 トゥマンは刑事を辞めて営業マンとして働き家族と暮らしていた。出先であの事件現場をみつけて…

  感想

めちゃおっさんパレード作品なんで めちゃパク・ヘイルが美青年なんですよ。まぁ、犯人はパク・ヘイルがやった役なんですけどね。

1986年から華城で10人程あった連続殺人事件は別件で逮捕されてDNA鑑定の結果 2019年華城の事件の犯人だと判明したようです。事件の事で何度か取り調べされても立件できず解放されていた。


事件直後の時代はまだ携帯、パソコンなんてなくて 連絡は固定黒電話、報告書はタイプライターでパチパチ 録音はカセットテープ まだDNA検査ができるようになったばかり アナログ世界です。


映画オープニングで事件のあった側溝のフタに座りトゥマンのマネをする男の子イ・ジェウンは後にソン・ガンホの息子役で出演してます。

「大統領の理髪師」


ソン・ガンホはむさいまるまる顔のおっさん。

キム・サンギョンはハマり役の刑事役

チョン・ミソンがソン・ガンホの彼女役

キム・ルェハは若い方が男前

そしてソン・ジェホ、ピョン・ヒボンも取り揃えてます。

パク・ノシクの電車にパーンはきやー

一番はやっぱりパク・ヘイルです。

最近の映画では控えめになっているリアル表現等ございます。(でもその方が私は好きかな…)




あらためて韓国三大未解決事件はどれも映画になっています。
華城連続殺人事件
殺人の追憶
事件発生から約28年後犯人は逮捕されました。

イ・ヒョンホ君誘拐殺人事件

あいつの声


城西小学生失踪事件

カエル少年失踪事件(子供たち…)

子供たちがいなくなって11年後骨が発見されて 後に犯人は捕まりました(たぶん)