なにかの理由がないと邦画は見ませんけど、なにせ無料配信だったので懐かしく視聴いたしました。

ずいぶん前にスクリーンで見た記憶があります。

内容的には韓国版と同じようになってます。

まぁ、ラストが違うくらいかな



さまよう刃

2009年

(112分)


中学生長峰絵摩が家に帰る途中、不審な車が近づき無理矢理連れ去られてしまう。
2年前乳がんで妻に先立たれ今はひとり娘絵摩とふたり暮らしになった長峰重樹(寺尾聰)はなかなか帰って来ない娘を心配していた。

河川敷で女性の遺体が放置されていた。
捜査一課の真野(伊東四朗)と織部(竹野内豊)は身元を調べるとそれは絵摩だった。
長峰の落胆は大きいものだったが詳しいことは真野と織部は話さなかった。
絵摩は薬を打たれ、暴行され心不全で…

防犯カメラ映像で容疑者の車がわりだされ中井誠が浮かぶ。しかし、犯行を行った主犯は別で中井は使いっぱしりなだけだった。
事件の事も知らないと言い張る。

なかなか犯人の事などわからずいらだちを覚えた長峰の元に電話が
「犯人は伴崎敦也と菅野快児で伴崎の住所は……玄関ドアの上に鍵がある。」
半信半疑で伴崎のアパートへ行くと絵摩に暴行する男たちが映るビデオを見てしまい。嗚咽する。
帰って来た伴崎を待ち構え刺し菅野の居場所を聞き出した。そして、伴崎は死亡した。

警察では伴崎殺害容疑者として長峰を探す。
長峰は菅野の隠れ家を探して冬の山をさまよう。



感想

リアル感は韓国版の方かな。

若い捜査一課の織部(竹野内豊)は長峰(寺尾聰)の悲しみの姿が忘れられなくて殺人は犯罪とわかっているけど、長峰を憐れんでしまうのよね。

反面、真野(伊東四朗)憐れむのは場違いの硬い刑事でもね悲しみがわかっているのか事件を終わらせるために自分自ら撃ってしまったのかと、久しぶりに見て思いました。

この二人の刑事が韓国版の刑事イ・ソンミンがひとりになっていますね。

憐れむ感はやっぱり日本です。やっぱりお国がらがありますね。

ちなみに日本版より印象を深くするため、台本を何度も変更して韓国版「さまよう刃」を作ったそうです。


テイン評価

★★★★☆