「冗談ですよね。」
「ううん、本気だよ。」
その言葉を聞きチーフマネがアシスタントマネージャーを探しているところへニックンさんからの提案で…
考えて欲しいと言われた。
私が2PMのマネージャー?もし、足を引っ張ってしまったら…役にはたちたいけど…
ニックンさんが笑顔で「大丈夫だよ。」
私がニックンさんに誰かが笑顔になるのが嬉しいって言ってたから君しかいないと思って…
支えてもらうばかりじゃなくて、僕達もミナさんを支えたいんだ。
その言葉に胸いっぱいになって、今度は熱い気持ちが込み上げてきた。
覚悟を決めて「やらせてください。」と頭をさげた。
すると、ニックンさんが私をカバっと嬉しそうに抱きしめた。
メンバーみんながそれを見て、「混ぜて~」ジュンケイさん、ウヨンさん、ジュノさん、チャンソンさんテギョンさんと一度に…
(く、苦しいけど嬉しい)
これから、よろしくね。僕達のマネージャーさん
「はい」
帰りの飛行機はみんな疲れてすぐ寝てしまったので私は一人一人にブランケットを掛ける。
ニックンさんが目を開けて優しい眼差しで私を見つめる。ドキドキ♪
「くまができてるよ。僕達よりしっかり寝なさい。たまには僕の言うことも聞いて」
ニックンさんが私にブランケットを掛けてくれる。「おやすみ」
私、今夢が見つかったような気がする。2PMのみんなが世界をつかめるようにお手伝いすること…
目が覚めたら1番にニックンさんに教えなくちゃ。夢が見つかりましたって…
アメリカから帰国して2週間後…
事務所に顔を出した私にチーフマネが嬉しい提案をしてくれた。
来週の火曜、水曜の2日間はお休みにする。本格的なマネージャーの仕事が始まる前に羽を伸ばしなさい♪
この仕事についてはじめての連休だ。その日はメンバーもOFFらしい。
寮に帰ってキッチンに立っていると我先に来週のお休みのことを言ってくる。
ジュンケイさんは「お笑いが見たい」
テギョンさんは「遊園地」
ジュノさんは「魚釣り!!」
ウヨンさんは「動物園」
チャンソンさんは「のんびりと温泉」
なんだか盛り上がっている。
ニックンさんは「ミナさんだってせっかくの休みだから、やりたいことあるんだよ。」とか言いつつも
「ミナさんと一緒に過ごせたら嬉しい。」と王子スマイル
私もみんなと一緒に過ごしたかった。
その夜、休みの計画を考える。
みんなの意見をまとめて、いろいろ調べるけど思うような場所が…
ふぁ~眠い…
気がつくと男性用の上着が掛けられていて目の前にニックンさんがいてスケッチしている。
眠っている私を描いていた。きゃ~恥ずかしい。
「あの~ニックンさんにはまだやりたいこと聞いてませんけど…」
悩んだ末ニックンさんは「絵を描きたいな。」
みんなのやりたいことを聞いて嬉しそうな顔を見たいなぁ~。
みんなの?僕だけじゃなくて?
こんなときのニックンさんは最高潮にドキドキする瞳をする。
いま、ちょっとヤキモチ焼いちゃったなぁ~
なにも言えずあわあわしてしまった。
そして…連休の日がやって来た。みんなが乗るバンが到着する
つづく…