翌日、みんながレコーディングしている間にこっそりとケビン君を探すことにした。
ケビン君がいた病院に問い合わせるがダメで…いろいろ探してはみたものの、知っている人が居なかった。
アメリカ滞在もあと、2日になった。
みんなはレコーディングの中休み…
私はスタジオを出て「あれは?」
気分転換を兼ねて近くの海の浜辺で絵を描くニックンさんを見つけた。
ニックンさんの隣に座って絵を見ていた。
「ニックンさんは絵が上手いですね。もしかして、寮の部屋にある絵もですか?」
ニックンさんの部屋にはタイの景色を描いた絵がたくさんあった。
「タイの景色ニックンさんと一緒に見たいですね。」
「いつか僕が 連れて行くよ。他にも毎年タイでアジア最大級の歌謡祭があるから、」
ニックンさんはその歌謡祭にでるのが目標でそれが叶うとミナさを連れて行けるからってキラキラした瞳で話す。
「楽しみに待ってます。」

夕方、私のスマホが鳴る。ケビン君を知っている人が…
私はまだ、ニックンさんには黙ったまま確認するため会いに行くことにした。
外出しようと思っていたらテギョンさんに止められた。
ここは…アメリカだった。でも、言わない約束をしてあるし…
「ケビンを探しに行くんだろ?」
「え、どうして知ってるんですか?」

ニックンさんが私に相談してくれたあの日、ニックンと私の会話は筒抜けだったらしい…
「行くぞ…」先頭をきってテギョンさんが進む。
「でも、レコーディングは?」
ニックンさん以外のみんなは終わっていて、ニックンさんが歌入れ中らしい…

ケビン君が待っているカフェに行くと1人の男の子が待っていた。
ニックンさんのことを聞いてみると笑顔で
「それ、僕だよ。お兄ちゃんちゃんと覚えていてくれたんだ。今すぐにでも会いたいよ♪」
一緒に来てくれたみんなと私はとっても嬉しくなった。
ケビン君には明日、出会った公園で待っててもらうことになった。
ニックンさんからメンバーには言わないでと約束していたから黙っていたんだけど、
私の態度がいつもと違っていたらしくみんなが私を心配してくれてたらしい。
ニックンさんはこの間の撮影でスタアシさんをかばったことちゃんとみんなに相談してくれたらしくて…
なにかあったらみんな仲間だからなんでもいうこと♪
みんなのやさしさが嬉かった。

ニックンさんにすぐ報告。
「ケビン君が見つかりました。」



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