韓国ではタブーを破る映画監督と言えば…リュ・スンワン〈クムハンド〉

そして、この映画の監督キム・ギドクです。

演じる事に定評のあるリュ・スンボムを主役にして留まるのも、帰るのも信じれるものを無くす男です。

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TheNET網に囚われた男


■2016年10月公開(114分)


■監督キム・ギドク


テイン評価★★★☆☆〈ギドク作品はあまり好きではない。〉



■北朝鮮で漁師として働くチョル(リュ・スンボム)は妻、子供と苦しい中ではあるが生活していた。

朝、仕掛けた網を揚げるため川に出るたチョルは網を船のエンジンに絡ませてしまい制御不能に…

その川は北と南に別れているもので、チョルの船は南へと流れ着いてしまう。

すぐに“スパイ”容疑がかけられるが監視官のオだけはチョルを信じてくれた。

“スパイ”だと決めつける検察官、家族の元に帰りたい一心で…

亡命を勧められても揺るがなく北へ帰ることを選択するのだが。

チョルは南に残っても、北に帰っても…



■ギドク色のある作品なんですが、どちらかと言うと、彼が演出して違う監督に託した映画のような感じを受けました。


リュ・スンボムはその役になんでも合うんですよね。北の下級生活者をあらわせていましたし、

彼を信じていた監視官だけがこの映画の救いでした。いざとなった時、結局助けたのはこの人でした。でも、ウ○コだらけ。

中身も濃いですが、ギドク作品常連役者パク・ヨンミンは悪い人多いですね…



作品内容はちょっと南北の話なので、嫌煙されるかもしれませんはね。

前作の〈メビウス〉では出演予定女優に訴えられたギドク監督です。