新年挨拶遅れまして。m(_ _)m

あけましておめでとうございます。

皆さんは正月はどうお過ごしでしたか?
私は元旦早々大阪に移動して、梅田芸術劇場で行われているミュージカル「モーツァルト!」の舞台に立っています。

大阪公演ももう終盤で、11月から東京で出演してきたこの作品も、私は今日で大千秋楽を迎えます。

このブログでも、何回かモーツァルト!豆知識をやりましたが、続きをやると言いつつ更新できないまま、終わり近くになってしまい申し訳ないです。
約束した通り、上演中ラストになる今回は、私が演じているモーツァルトの妻・コンスタンツェのソロナンバー♪ダンスはやめられない♪についてお話したいと思います。
(※観劇する方、した方への話になります。ネタバレなど苦手な方はご覧にならぬよう※)

この曲をどういう思いで、ここはこんな風に解釈して、などは、観ていただく方に自由に感じ取っていただきたいので、そういうことは述べませんね。

今日は皆さんに、この曲の歌詞について。
このナンバーを色んな方面からアプローチしていったのですが、まぁ、まず歌詞は気になる所ということで、対訳を調べました。オリジナルの言葉の意味を日本語の言葉でうめるには音の数が足りず限界があるので、どんな意味が含まれているのか知るために、他の作品でもします。調べてみてびっくり。他の作品では大体は同じなのですが、この曲は、オリジナルのドイツ語歌詞(韓国語歌詞も)と日本語詞、意味合いが違う所が多く印象も違います。わたしは、日本語歌詞がダントツ好きです。この差を知った時、小池先生、すごい、と思いました。ニュアンスの変え方が素晴らしいと思いました。日本のお客様が感じ取ることができる日本語ならではの表現方法を活かしているというか。
オリジナルのタイトルは、”どこかで誰かがいつも踊っている”という感じ、韓国語タイトルは”私は芸術家の妻”。日本語タイトルの”ダンスはやめられない”というニュアンスのメッセージは実はどっちにも出てきません。『華やかな踊り場でダンスという楽しみを逃さない(逃したらつまらない(人生)』という、似てるようで違う。結果的にヴォルフガングという存在が彼女にそういう思いをさせているというニュアンスにもとれますが、日本語歌詞の方が、ドラマチック。日本語詞以外の方がどっちかというとコンスの怠けた性格や出来ない妻具合が表れており、コンスが自分自身のことを歌っている感じが強い気がします。

あぁ。この歌に関して語り出すと止まりません。まだまだいっぱいある。どういう風に私バージョンを作っていったかとか、主観的な話もでてきてしまうので、まめ知識ということで、一般的なトリビアでとどめておきましょう。

あ、舞台上での隠れトリビア。
このシーン、ヴォルフのジャケット羽織って家に帰ってきますよね?
あれ、ちゃんと、その日に、その時のヴォルフ役の方のジャケット着てます。ちなみに芳雄ヴォルフのジャケットの方が脱ぎにくいです(苦笑)何度もタイミングで裾が抜けきれなかった事が。

そんなわけで、思いは溢れて留まる事を知りませんが、本日、大阪•梅田芸術劇場にて17:30公演で大千秋楽を迎えます。

ツイッターでは毎日色々つぶやいていますが、ブログでも他に更新したいこともありますし、公演終わったら毎度恒例、作品の”一問一答”もやりますし、また次回の更新もお楽しみに。

私のコンスタンツェの旅が終わるなんて。。。

皆様お守りくださいませ。

行ってきます!!