お待たせしましたーごあいさつ時間かかっちゃったあせる(↑うへ~4時間も!)

みなさま、たくさんの質問応募有り難うございました!!!
早くも次の舞台《アウェーインザライフ》稽古場に戻っていますが、今日は皆様との《戯伝写楽》会話を楽しみにしてましたよー上げ上げ
他の共演者のファンの方々も訪問してくださったみたいで好、エピソードも共演者方に迷惑にならない程度にお答えしたいと思います~ニコ
予想してたより質問が多く、しぼりきれなかったので今回は特別!15問にしましたー

今日はムーディーなクラシックロックを聞きながらお答えしますよー音符

問一答《戯伝写楽》スペシャル スタート!



Q1:今回の歌は、小西さんと大和さんと一緒に歌っている曲が印象に残っています。歌をあわせるにあたって、お2人となにか打ち合わせや話したりしましたか?デュエット&デュオにあたって、お2人とのエピソードは何かありますか?

もちろん打ち合わせ等はしましたよ~。特に小西くんとのデュエットの曲は、初歌稽古が2人でこの曲、初めまして~ハイ!と歌い始めたので、とても想い入れのある曲です。小西くん声質フェチらしく初めましての時からそれを語っていたのが印象的でした(笑)この曲はとにかく2人のハーモニーがみそだったので時間見つけてはよく練習してましたね。大和さんとは一度だけしか目を合わさずおいかけっこデュエットの曲だったので、それを合わせ稽古したりしていました。とにかく稽古場から大和さんは美しく、、これはお客さまに見えない私だけの特権ですが、ラスト浮雲が写楽の正体を知り自害する時、こっちを見ているおせいちゃんの顔がとても魅力的で『わたし独り占め♪』と稽古から堪能していました( ´艸`)

Q2:写楽の中で一番好きな曲はどの場面の曲ですか?

二番目の曲。浮世絵の歌です。特に歌麿先生のフレーズが好きですね。転調するところがお気に入り☆
あと高札場のシーンのメタル曲も。歌詞はとんでもありませんが(笑)この曲調はロック魂が騒ぎます。歌いたい歌いたい、と稽古場からうずうずしていましたよー

Q3:大千秋楽で、ホントはもっと明るいんですよ?と言ってましたが、キャストの皆さんといて、もっとホントの自分を見せたいな~と思った時って、どんな時でしたか?

食事会や飲み会にあまり参加しなかったこと(ノ_・。)今回はあえて自粛しましたえ。本当はもっとみんなと楽しく喋って騒いだりしたかったんだけど、、私は、自分も作り上げることと、周りから自分への印象も自ら作ることが、役作りだと思っているので。。といっても常に花魁のように接したというわけでもありませんがね。後半は逆に行ってみようと考えが変わり、顔出したりもしていました♪

Q4:花魁のメイクはご自分でされたのですか?他の役よりメイクとお着替え、メイク落としには時間がかかりましたか?

はい(*^ー^)ノ身体手伝ってもらいましたが。
メイク&身体の白塗り時間合計2時間~2時間半かかります!←これかなり急いで(;^_^A
とにかく完璧にしたかったので、少しでも線が歪んだりにじんだりぼやけたりがあると綺麗に描けるまで何回でも直します。
ソニンの人間大好き!
完璧主義者の私にはぴったりでしたね~、だけど時間かかるから、入りも早めに入らなきゃだったし、落とすのも大変で、毎回退館時間に追われていました(;´▽`A``もちろんお着物の着替えも時間かかるので、実は浮雲さん休む時間ないんです!

Q5:この「花魁」の役が来た時の想いは?初めて脚本を読んだ時の感想を教えて下さい♪

とにかく、こんな花魁ことばとかしゃべる私想像できなーいヾ(@°▽°@)ノって思って引き受けました(笑)これは難しいけど確実にいいチャレンジになるな、と。脚本は初めて読んだ時から今も変わらず、本当によく出来ているな、と感心します。浮世絵や写楽のこととか調べてゆくうちに更に事実をうまく練り込んでいる事に気付き楽しくなりましたね。。脚本の中島さんからは、浮雲は架空の人物なので思う存分に作っちゃってくださいと言われたのをよく記憶してます。

Q6:エンジニアとキムだ~!と嬉しくなったおふたりのシーン。面白エピソードなどあったらきかせてください~!

今回は色気仕掛けをしなければならなかったので、関係は違いますが、実はそれぞれの役の設定は似ていましたね(笑)身売りと金稼ぎ(・∀・)
とにかく、前回とかわらず、さとしさんには笑わされた~(;´▽`A``
大阪でね、『実はキセル、ちゃんと吸うと煙出るんですよー?』と楽屋を訪ねたんです。 (浮雲(私)が最初吸って煙を出すシーンのだいぶあとにそのキセルで十郎兵衛(さとしさん)が吸って煙を出すのだが、さとしさん煙出るって知らなかったぽかったので)そうしたら、その日の本番、なかなか吸っても煙が出なかっったみたいで、すごい勢いと速度でけむりスッパスッパ吸うもんだから、浮雲としてまじ笑いしちゃいましたヽ(;´ω`)ノ

Q7:演奏されていた外国のmusicianの皆さんは日本語OKだったのですか?それとも通訳の方を通してcommunicationをとられていたのですか!??もしやソニンちゃんが英語堪能!?とか???

ペッラペラでしたっ(笑)お二方とも。ただAndy(下手下段。フルートとか)は結構英語で喋ってくれたので時間なくて行けてなかった英会話の勉強になりましたッ(´0ノ`*)しかもベジタリアン仲間でしたのでよくそんな話してました。Chris(上手上段。パーカッション)はひたすら堪能な日本語で、結構想いを素直に言って、この作品のアートを心から楽しんでいましたね♪

Q8:花魁の動きはさぞや筋肉を使ったんじゃないかなあって思うのですが、重心が下がった歩き方をするコツってありますか?習得にあたってイメージされたものなどはありますか??

丹田、ですね仙人やはり。最初の印象は、地球の地に吸い付くような、重力をつれて歩くような感覚でした。ただ沈むだけではなくやはり繊細な引き上げ(バレエとかとはまた違う)も必要でした。今回ふともももそうですが、肩甲骨あたりの筋肉が一番ついたかも。肩を下げるというか、肩甲骨をあげるような姿勢が必要でしたので。

Q9:役作りをする上で参考にした、映画や作品、本、他に何か参考にしたことはありますか?(吉原跡地に行ってはりましたね♪)

映画は、さくらん、写楽、吉原炎上。舞台DVDで、紺屋と高尾。本はイラスト満載の花魁大解剖や、吉原についての本、あと郭ことばの研究本。はい、吉原跡地に行ったり歌舞伎観に行ったり 、あと、銀座の高級ホステスクラブに勉強しに行ったりもしましたヽ(゜▽、゜)ノ

Q10:浮雲の衣装と以前のジャンヌ・ダルクの甲冑とどちらが、動きにくかったですか。 また、重たかったですか。

はは、重かったのは今回かもしれませんね。あ、今回、衣装というよりカツラがチャンピオンです。動きにくかったのは、、甲冑かな。。いや、ジャンルが違うだけで動きにくさはいい勝負かも。今回は足元勝負。前回は上半身が不自由でした。。どちらとも動きにくい衣装を纏っているのに意味がある役だったので、プラスになる苦でした♪

Q11:浮雲を演じている時の声の出し方(声のトーン?)が今でも耳に残るくらい印象強いです。あの声は、独自で研究されたりとかしたのですか??

イントネーションを関西系にしたのは私の発案ですが、郭言葉の言い方は所作の先生に習ったり、あと舞台DVDの《紺屋と高尾》も参考にしました。演出の荻田さんからは、歌舞伎ほど癖づけず、でも周りの普通の言葉のテンションと速度とは完全違う風にという指示で、その【間】を作りました。『あい』が一番難しいんですよ~(笑)

Q12:花魁の所作がとても美しかったのですが、苦労した点、ここはこだわっていたよ!という点はありますか??

うーーーん、やはりお引きずりや掛けのさばきには苦労しましたね。。実はわかる人にはわかるこだわりを随所に先生がつけているんですよー( ´艸`)例えば、皆さん《傾城》ってご存知ですか?簡単に説明すると、城を傾ける程の美しさということからトップクラス遊女をそう呼び、その《傾城》を掛けで表すポーズがあるんです。1幕の座敷で鉄蔵さんが去る時に、歌麿先生にやっていた最後のポーズがそれです。掛けの裾を遠くにスライドさせて掛けの絵を多いに見せ、上体を反らして、その絵を【傾かせる】んです。
あげるときりがないくらいありますが、一番練習と研究したのは登場の歩みかな!(笑)
とにかく今回は花魁だったので、無駄に動かない、首のへんなかしげもいらない、はんなりもしない、腰も振らなければ、くねくねもしない、それがトップの花魁だ、と。地味、シンプルが一番難しいだってことを改めて痛感しました。

Q13:今回は芸能人のお友達等、どなたが観に来ましたか?o(^▽^)o

キャスト上、ミスサイゴンメンバーは多かったですよー
あと、前回《ヘンリー六世》でご一緒した浦井健治君が来てくれて、私のあまりの変貌(花魁姿がね(笑)ぶりに大興奮で、記念撮影したいって、撮ったのがこれ↓ブログに載せてーと言っていたので、ここにきて↓


今回は期間が短かったにもかかわらず、お仕事関係の方知り合いの方、おおよそ80名の方が観に来て下さりました!!m(__)m

Q14:今までのように今回もノベルティみたなのは用意されたのですか?よかったら見せて下さい♪
ほい↓
ソニンの人間大好き! ソニンの人間大好き!

あぶらとり紙!写楽の絵で花魁の絵を使い、裏には筆で一筆。観劇してくださった方にお土産。↑これは初日共演者の方々に配った時の鉄蔵さん宛の失敗作。中身は自分が使ってまーす

Q15:ずっと裸足?だったように感じましたが、道中用の下駄など履物はずっと履かずでしたか?

そうなんですー、結局今回道中用三枚歯下駄も履かずじまいでしたー。なぜなら、、全シーン、室内だったから!!ヘ(゚∀゚*)ノ室内は花魁、裸足なんですよ。足の甲と脚は白塗りで白いのに、裏は真っ黒くろすけって感じでした(笑)



いやー、、読んで頂きありがとうござんしたm(__)m
今回、稽古のときから必ず化粧をしてゆき、本番は白塗りの顔に慣れてしまって、スッピンを見られるのがなんかすごく嫌だった。恥ずかしかった。普段9割スッピンの私が。まさに、役と同じで、仮面を被っていないと逆に平常心でいられらない、という役柄とリンクした状態でした。
(作品の中でもでてくる)《本当の顔》ってなんなんだろうといつも考えてて、、私には隠れた本当の顔なんてないと思っていたけど、浮雲も自分の中に本当の顔が隠れているって認識ではなくて(もちろん失くして、よくわからない)もう今の自分が普通になっていたんだよね、だから写楽がかいた自分をみて驚愕よね、驚愕。
浮雲の業の絵。最期の絵。これをお客様に見せないのが舞台ならではの想像の余地を与える素晴らしい効果だよね。
これ実は役者の方も想像力を働かさせられるような仕組みになっていて、、私に見えた写楽が描いた絵は毎回違いました。。ふふふ

とにかく、演劇たるものが世の中の方に観てもらうってことはどういうことなのか、や、今までにない感情を表に出さない演技のチャレンジで、またまた学ぶことがたくさんありました!!

《戯伝写楽》に関わった全ての方に感謝の気持ちを捧げます。
またどこかで。。。

浮雲oiran