今日はラジオの収録をして参りました。
ゆっくりゆっくり自分のカラダを解放させている日々です。
さてさて、《一問一答・ミスサイゴンスペシャル
たくさんの質問応募ありがとうございました!!選ぶのかなり悩みました。厳選したのに20問になっちゃった!特別、今回は20でいきます!べーっだ!


Q1:ミスサイゴンに出演するまでに至った経緯(オファーがあったのか、それともオーディションを受けたのか)教えて下さい☆

A:オーディションです。東宝さんからミスサイゴンのオーディションがあるのですが、うけてみませんかってお話を頂きました。すすめたからって受かるというわけではありませんという言葉に燃えました(笑)

Q2:今回は4人のクリスがいたわけですが、それぞれのクリスを関係などでたとえてください。ソニンキムと全クリス制覇しましたが、すべて受ける印象が違っていたので、ソニンちゃん自身がそれぞれのクリスにどんな思いを抱えていたのかが知りたいです。

A:ソニキムとの共通点というかこのクリスと組むとこんなペアになるってテーマはあります。
井上芳雄さんクリス→キャッチボール組。芝居のキャッチボールがポンポンとんで毎回違う化学反応がとても楽しかったです。
照井裕隆さんクリス→リアル組。リアル追究が共通していたと思います。ベトナム旅組ですしね☆
原田優一さんクリス→禁断組。お互い感情が溢れすぎるから相乗効果で、終演後はとんでもないことになっています。
藤岡正明さんクリス→野生組。岡サンにもサファリコンビといわれていたけど、本人たちも自覚していました(笑)激しいです。

Q3:ピストルの音は耳痛くなりませんか?

A:大丈夫ですよ。稽古でタム君の前でも練習するんですよ。北ベトナムでの北ベトナム軍基地跡地で射撃体験もしたので、その時の音に比べれば大丈夫。

Q4:ミス・サイゴンを経験して、一番変わったことは何ですか??

A:人生が豊かになりました。

Q5:以前終演後に歌をMDで確認しているって書いてましたが、それって他のキャストの方も毎回されてたんですか?

A:うーんわからないけど、している方としてない方いらっしゃるでしょうね。するからって一概に良いとは言えませんですしね。私のスタイルは幕間に1幕を聞きます。今日の自分の状態を音で客観的に聞いて、2幕はこう気をつけようとか確認しています。後半のハードスケジュールになるまでは全部聞いていましたが、後半は気になる所だけピックして聞いてました。

Q6:ソニンさんの公演本番中にびっくりしたこと、冷や冷やしたことなどアクシデントはありませんでしたか?

A:この質問多かったです。ありましたよー、たくさん。一番『あちゃー』てのは、トゥイへピストルをうつ時早く発砲されちゃった時。2度ほどありました(^^;)3回だっけかな?他のキムでもあったみたいですが、でもね、あれは弁解させて頂くと、別に早く倒したかった訳でも間違った訳でもありません!!ピストルはすごく繊細で気を使いましたねー。トゥイとの乱闘があるので、なんらかの反動で、はいっちゃうんです、引き金が。で、カチっとセットしたと同時に発砲されてしまうのですよ。でもね、予想していないタイミングでの発砲なのでキムもトゥイも反応がリアルで刺激的です(^∀^;)アクシデント系はあげるとキリがないです(笑)どなたかには何語かわからない歌詞でセリフを渡された事ありますしね(笑)笑わなかった自分すごい!ってあとから思ったり。

Q7:私はサイゴンの曲はどれも大好きで、もちろんソニンちゃんもそうだと思いますが、その中で歌うのが難しい曲はどれですか?素人の私からすると、我が心の夢とキムの悪夢のシーンでのあぁ~クリス♪がすごい高音で大変そうに感じるのですがどうでしょうか?

A:この質問も多かったなぁ。んとね、Sun & moon(リプライズも)、I still believeは聞いてる分にはメロディが美しくてとてもいいのですが歌うと意外と難しい(^^;)それは英語詞と日本語詞の違いからってのもあるのですが。

Q8:タムを呼び出す時、帝劇や他のキム役の方と違ってましたが、いつからですか?

A:毎回違うから自分ではよくわかりませんが、実は稽古の時は、本番ではやったことのない呼び方をしていました。市村さんからアドバイスを頂いてからの、帝劇プレビューの呼び方になりました。でも、博多では自分でも変わったという自覚はありますね。変えたのではなく、その前の流れが変わったので自然と変わっただけです。

Q9:タム役の男の子達との、舞台上や舞台裏にあった出来事で印象的なのはどんなこと?今まで紹介して下さったエピソード以外でなにかありますか?

A:色々あるけど、、ソニキムのヒミツ的なことがあります。朝、タム君楽屋に行った時と、3年後のセットが出る前に(タムの本番前ですね)挨拶としてほっぺにチューしてもらってました。

Q10:今回、キム役の4人の中では唯一2004年を経験していない新人さんでしたが、役作りなどにあたって、他の3人からアドバイスをもらったりしたことはあり ますか?頻繁に行われた「キム会」ではそんな話題が出たのでしょうか?おしゃべりの内容と合わせてお教え頂けると嬉しいです。

A:役作りのアドバイスはないですね。でも、稽古の時も、本番中もほっっっっっっっんとにたくさん助けてもらいました!キム会では本番でこんな事があったとかの話が多く、ねーねーこういう時どうしてる?どうしたらいい?とかの相談もあるし、長いと、皆と同じく、どんどんガールズプライベートトーク炸裂します。^^

Q11:キム役でもですが、大きなプレッシャーや、緊張感を一体どうコントロールして、あのように見事にやり遂げる事が出来るのでしょうか?慣れるものなのでしょうか? 

A:まず、舞台にたつ以上、役者みな同じ立場。同じプロとしての表現者なので、そこの変なプレッシャーはないです。あと変な不安や緊張が本番でないように稽古中に自分が納得いくまで、とことん悩みもがき泣いて汗を流し傷つきプレッシャーにつぶされる!そうすると良い緊張感で本番たてます。私はこの方式ですね。

Q12:帝劇、博多座と続いた舞台で、トゥイに対する気持が変わってきた様に感じられましたが、自然に変わってきたのですか、それとも、何か意識の変化が有ったのですか?

A:東京公演終えて、東京前には行けなかった北ベトナムに行って、実際に北の生活やいわゆるベトコンと呼ばれる北ベトナム軍を知って、ぐんと変わりました。同じ民族として、でもその当時の北と南の関係や差について感じて、トゥイへの視方、想い、そして、G.Iへの見え方も変わりましたね。

Q13:キムがクリスに恋に落ちた瞬間はどの場面(言葉)ですか?

A:これがねー毎回違うんです。同じクリスでも違う。ドリームランドで一目惚れパターンもあれば、瞳が合った瞬間ときがとまるような感覚もあるし、部屋に連れて行ってクリスのワイゴットまでの描かれていない間の時や、3年間の間にどんどん深まるパターンもあるし、あげたらキリがない位、その時の周りや相手の空気、自分の状態で違いましたね。その時に素直に、コトバでとかではなく空気を感じて毎回落とされていました(笑)そうすると、もうドキドキして心臓がとびでそうな感覚や、思わず歌詞の間にセリフで『i love you』を言いそうになりそうな事や、本物を越えるような感覚が体験出来るんです。

Q14:ミスサイゴンの数あるナンバーの中で、ソニンさんが1番好きなナンバーは何ですか??

A:わたくしとしては、全てです!ただ、ソニキムとしては、断然、《世界が終わる夜のように》ですね。幸せの絶頂です!なのでI still~の後奏はニタニタものです(笑)

Q15:今回初めてのクワトロキャストだと思うんですが、そのことがソニンキムの役作りに与えた影響はあるんでしょうか?

A:まず同じ役に関しては、今まで自分の作品を肉眼で客席から観る事が出来なかったので、とても贅沢な勉強になりました。ほかの相手役に関しては幅を広げてもらったと思います。そして、色んなパターンの方たちと芝居することで、自然と自分のキム像が固まっていったと思います。

Q16:クリスと一緒にアメリカにいっていたら本当に幸せになれたでしょうか?

A:それもまた言い切れませんね。映画《天と地》では、あのナイトメアのシーンのようにサイゴン陥落のシーンがありますが、そこで主人公のベトナム女性は愛するG.Iとアメリカに渡れましたが、うまく行かなかったですしね。実際にはどちらもあったと思いますが、どうかな。ソニキムとしては幸せを願いますドキドキウフ

Q17:ソニンちゃんにとって、『ミス・サイゴン』の中で一番心に残った歌詞や台詞は何ですか?

A:ありすぎて断言できないのですが、私のキムとしてのコダワリというか、ソニキム像として腑に落ちたセリフの解読がありました。最後の『抱いていて~♪』です。詳しくは説明はしません。ただこのセリフについて、ミスサイゴン愛するソウルメイトと7時間話し合いました(笑)

Q18:本番前のストレッチや発声など、ソニンちゃんならではの方法があれば知りたいです☆

A:とにかくその日のカラダに耳を傾ける事をとても大切にしていました。それに合わせてストレッチも発声も調整し、本番にたつ。アップ時間はカラダとの会話タイムですね。

Q19:クリスを愛する女性としてのキムとタムを愛する母親としてのキムで表情が違ったように見えたのですが、ソニンさんの中でここが違うっていうのがありますか??

A:私が母親を、娘として母親として接するけど、彼女は私と同じ女性でもあるってこと。それと同じですね。それを本能だったり環境によって、見え隠れはしては勘違いしたり確信したり使い分けたり偏ったりすることを、キムを通して体験しました。

Q20:演技中、最前列のお客さんは見えますか?カーテンコールの時、3階席のいちばん後ろまで見えるものなのでしょうか?

A:博多座は帝劇に比べて近いし、見えますね。最前列だけではなく。照明や場面によっては3階の奥まで見えてますよ~。お客さんの空気と会話するのは常に意識していることですし、大切にしていることです。開演前に距離を計って全ての席に挨拶していつもいつも感じていましたよ~。だから、前にも言いましたがお客様も公演に参加されているのです。舞台は劇場全体で感じるshowなので、お客様と我々ステージの空間反応でその瞬間しかない貴重な感覚を共有するんですね。

ひゃーもうこんな時間!(@@;)語りだすときりがないです。一問一答ではありませんね(笑)インタビューです。
やはや、語りたい事もたくさんあるし、思い出も掘れば掘る程でてくるし、本当に本当に毎ステージが一瞬一瞬が貴重で愛おしくて素敵なものでした。当たり前のように、苦しいことや大変なことは山ほどあった。いや、溺れるほどあった(笑)ミスサイゴンの話で本作れるだろうなヽ(;´ω`)ノでも、《量》ではなく《質》としては良い方が断然かつだろう。26年間の中で一番といってもいい程シアワセでした。こんな素晴らしいひと時を応援してくださった、観て下さった方たちがいるってこと、心より感謝します。モノにも残らない、心にだけ焼き付いた、大切なもの、この先あなた方とずっと共有できたならば、ソニンもソニキムもこの上ない幸せです。
ミスサイゴンに関わった、全てのモノ、全ての方々、本当にありがとうございました。
I love you.


ソニンの人間大好き!-1






テレビ明日3月20日NHK BS2《shibuya deep A》生放送23:00~24:30に出演します!みてね☆