先日参加したとあるセミナーで印象的だったメッセージ。
「自分は特に何を専門領域にして強みにすればいいのかわからない、手探りの状態なんです。
どうすればよいのでしょうか?」というある参加者の問いに、ゲストスピーカーは答えました。
「それは、『旗を立てる』ことで解決できますよ。」
専門的な知識や才能よりも、目の前のことにまず問題意識を持つことが大切。
→「なんとかこれを解決できないか?」
→「自分がやらなければ誰がやるのか?きっと誰もやらないだろう。」という気概。
→「旗を立てる。」
→「人が集まる、仕事が生まれる」
→「新しい価値が生まれる」
→「いつのまにか、それが自分にしかできない仕事、強みになる」
はっとさせられる言葉です。
何も考えずただ漫然と日々を過ごしていては、問題意識なんて芽生えるはずもなく、旗も掲げないまま自分のちっぽけな陣地を守るのに防戦一方。それまで培ってきたわずかばかりの経験(兵糧)をただ食いつぶしていくだけです。
そんな末路を辿るなら、攻めていきたい。
なぜなら、旗を掲げるのは自由なのですから。
ただ周りの様子をうかがいながらじっとしているより、自ら手を挙げて失敗したことを称える組織も昔に比べればぐっと増えていることでしょう。
ただ、威勢良く旗を掲げた翌日、それがあっという間に白旗になってしまった、という恥ずかしいことにならないように、絶対にやりきるんだ、という強い意志をお忘れなきよう。